いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

秋を切り取る

2009年10月28日 | SO-Color

 
 朝の陽ざしを眺めました。
 台風のあとのすっきり澄んだ空気のなかに佇んでいます。朝晩の寒ささえ感じられるこの頃、この陽射しはもう秋そのものの光りを放っています。秋冷という表現にぴったりだと思います。

  
 

 夏には長く楽しませてくれたサルスベリの花。父母もこの樹を愛していました。
 
 ちちははの息する庭の百日紅(さるすべり) sayaka

 まだ父も母も健在で、でも何となく父が弱っているような…そんな時の私の句です。父は、その心を即座に察して、「息するというところが、良いね。」と、日頃は句に関してあまり褒めてはくれなかったのに、珍しくそう言ってくれましたので、特に覚えているのです。

 私はさらに花の名前「サルスベリ」を、「百日紅」と表記することに、普通の花が一日で凋むとすれば、百日も長く咲いてくれる(その花の塊状で咲くさまは、長く咲いているように見えるが、実際は次々新しくさいているだけなのだが…。)ことに、注目して“長く健在であれ”という想いを籠めていたのです。きっと父もそこのところまで、読み取っていてくれたと思っています。

 そのピンクの瀟洒な花も散って、丸いケース状に覆われた中に種をいっぱい詰め込んだ百日紅も、秋の最中に居ます。
 その向こうには、酔芙蓉の葉っぱが覆うように立ちふさがって…荒れた埴生の宿の庭です。
 
 
 綺麗です。ポインセチアが路地植えで咲いていました。秋のつぎは私の出番…と言っているようですね。
 まだ、秋なのよ、待って待って…と叫びながら、私は野の草花をちょっと飾ってみました。

 
 

 

 秋明菊
 洋酒山牛蒡
 烏瓜

 


文学散歩の下見

2009年10月26日 | 紅葉昂揚

 11月初旬に次回の散歩がありますので、その下見に出かけました。
 日本橋で銀座線に乗り換えて渋谷まで。そして京王電鉄井の頭線の、「東大駒場前」で下車します。
 
 岡本太郎の美術館もある、東京メトロ渋谷駅から京王線乗り場に急ぐ通路です。井の頭線で東大駒場前駅下車、閑静な住宅街で瀟洒な家が点在する街並みをきょろきょろしながら、駒場公園に向かいました。
 
 ここ、駒場公園は旧前田邸の敷地でもありました。駒場公園と表札が無かったら、立ち入って良いのかしらと、考えてしまうような門構えです。
  これは、今では公園の正門です。
 
  
 正門前のロータリーにもなっているエントランスの辺りに、案内板があります。

  
 今回の下見では、こちら東門から入りました。ここは前田邸の和館が近くにあるのです。
   
 旧前田邸の和館と、洋館です。
 以前私は旧岩崎邸を訪れたことがありますが、岩崎邸は女性的な優雅さがあるように思いました。ネットによると、旧前田邸はダントツで、他に追随を許さないような印象をもった…という感想がのっていました。そう言えばこちらはがっしり男性的な様子でそんな観点で見ても面白いかと思いました。

 
   
 スリッパに履き替えて階段を上りますと、居住の部屋が多くあります。マントルピースのある部屋は、鏡のついたご婦人の寝室です。

  
 昔の貴族になった気分で静かに階下へ歩を進めました。その生活に想いを馳せると、ため息がもれてしまいますね。

 
 この塀の向こうには、はじめに見学した和館があります。どちらも入場無料で見学出来ます。

  日本近代文学館も駒場公園内にあります。ちょうど、この期間は秋の特別展が開かれています。
 テーマは「芥川龍之介の書画」「川端文学のヒロインたち」です。興味を惹きそうな嬉しい気分ですが、これは本番にとって置くことにしましょう。
 ここは入場料200円です。



  
 そろそろお腹の時計がお昼を知らせます。東大教養学部がお隣です。何十年ぶりかの東大生??になって、学食に寄ってみたいと思います。銀杏(公孫樹)並木は、今ギンナンの実がぽろぽろ落ちています。臭いけれど、15,6粒拾って、リュックに入っていたビニール袋に確保しました。

 
 歴史を感じさせる校舎…進んでみますと、土曜日ではあるけれど階段教室でまだ講義を聴いているようでした。

 
 
 昔、私が大学生だった頃は国立というと、校舎の外見はあまり美しいとは言えない、ただ学生の心根というか学ぶ目的意識がはっきりして輝いているような…そんな風景でした。私立大生は洒落た雰囲気のイカした学生が多いのに、国立大生は如何にも野暮ったくて、まじめで信用性が感じられて安心感があった…(偏見? そんな中に居たからの感想です)
 私は東大には勿論関係ない、駅弁大学(大宅壮一はこれを諷して「急行の止まる駅に駅弁有り、駅弁あるところに新制大学あり」と発言したとされる。)などと揶揄された国立大の、単なる一学生でしたのですが、どことなく共通項を見つけてはひとり懐かしく思い出していました。

 
 食堂の斜め前、面白そうな演題で公演をするようです。ちょうど教養学部掲示板の前でした。この立て看板の様子も“大学だぁ~”って感じです。興味を惹くような、ちょっとセンセーショナルで謎を含ませての面白い表現です。「ダマシ男」ですって…「モノクロハ」は何を意味するのかしら? 男と女をネガティブにしたら…と言っているのかな。
 懐かしい雰囲気でした。不思議な感覚でした。 こんな風景を見ると、昔の若かったころを彷彿とさせてくれるようでした。

   
  左写真は学生食堂のある建物。この日は土曜日で学食は2時までです。あとはお隣の建物に移って、喫茶で疲れをいやしたという訳です。
 
 
 こちらは学食。全部セルフサービスでトレーを持ってショウケースの向こうの人に注文品を装ってもらって、会計のレジに進みます。お茶もお箸もレンゲも自分で整えます。「当日もここで食べよう」ということになりました。計画では前田邸の洋館前芝生で、お弁当を広げようとしていたのですが…。
 東大生に交じって昼食を摂りました。若い気分になれること請け合います。私は健康を考えて血管を強くする「みちのくネバネバ丼」(¥320)を戴きました。モロヘイヤや納豆などがネバネバで、その味付けがなかなかでした。
 …と書いて、食べる目的が若くない(ショボン…)ことに気づきました。ひとり笑ってしまいましたが、ネバネバを小鳥の巣に見立てて、真ん中に温泉卵を落としたネバネバ丼でした。わかる?

  
  イタリアントマト(勿論キャンパス内です。)という喫茶店で、ブレンドコーヒーを会長にご馳走になってしまいました。会長が「これも写していいよ」って渡して下さいましたので、遠慮なく写させて戴きました。ご馳走さまでございました。

 
 お腹を満たして、疲れを癒して次に回るところは、結構長く歩きます。
 Kojimaさんは、「午後の散策は予定通りにしますか。」と会長はじめ私たちに疲れ具合などの様子を確認されながら、歩を進めます。
 足や膝の調子が、以前より自信がなさそうな様子の会長も、また年なりにヘタって来た私たちもよく歩きましたが、会長は特に頑張って歩かれたように思いました。凄いと思います。
 《もし私だったら…》なんて考えますと、これとて《会長の真似すら出来ないのでは?》と、会長の責任感や頑張りがあるからこそ…会が円満に続いているのだと、密かに尊敬しています。
 決して先ほどのコーヒーのお礼で言っているのではありません。神様の前で嘘はつかない善人のつもりですから…念のため。
 
     
 
   代々木八幡宮は、小高いところにあります。階段の勾配がきついように思えました。大きな立派なお宮でした。そしてここの境内には、作家平岩弓枝の生家があります。表札を確かめましたら、今もお住まいになっておられるようです。番犬が待機している様子でした。

 ここから代々木上原駅まで~これもこの間に何があるでもなく、結構歩きましたが、ありました!!「古賀政男音楽博物館」です。入場料は525円。 面白そうだとItohさんの興味はカラオケに向いているご様子。自分の歌声をCDに納めることが出来るなんて…上手い人は嬉しいかも…。古賀政男音楽博物館ならではの企画かも知れません。
 Itohさんは、二千和会の女性役員をうっとり痺れさせるような歌唱力で、ご自慢の?歌ごころという評判です。

  
  
 左は代々木八幡宮の境内。 右の写真は音楽博物館です。
 此処まで歩いてくれば、代々木上原の駅はそのすぐ近くです。

 


ウォーキングツアー・Nソウル・タワーへ

2009年10月24日 | YG-World

まずは腹ごしらえ
『景福宮』からほど近くのビジネス街にやって来ました。
メニューは読めないし、言葉もわからずkueonさんにお任せしました。
 
   韓国海苔巻・餃子スープ・キムチ炒めごはん
ごく普通のサラリーマンのランチタイムのようです。
支払いのときkueonさん曰く『本当は自宅に招いて食事をもてなさなければいけないのですが、それが出来ないので私が払います』という事で、御馳走になってしまいました。

  この餃子、包み方が面白いのでカメラに収めました。
  スーパーのレジ袋のように持ち手がついています。

 ソウルウォーキング・ツアーに申し込んでおきました。
 ソウルの町を徒歩・バスを使い、ボランティアさんが案内をしてくれます。
 南山城郭・韓屋村コースを申し込みました。




  奬忠壇公園でソウルの観光ボランティアの李さんと待ち合わせ


     朝鮮時代の建築技術が窺える水標橋
      
 私たち3人と李さんの計4人の移動なので本当に事細かに丁寧に説明してくれます。
   

 ソウルの城壁をぐるりと歩きます。上りあり下りあり本当によく歩きました。

   次はバスに乗りNソウルタワーに到着


               南山 狼煙が5基 

  
         タワー前の広場       




   明洞でも仁寺洞でも見かけました。
   はちみつとトウモロコシの粉を混ぜて細く・細く伸ばしたお菓子。
   中国の『龍の髭』にも似ています。
巧みな日本語で『はい見てくださいよ!1024本が2048本~~~~!』




 でも、韓国人のお二人買ったことない・食べたことないと言っていました。
5個買うと1個サービスと言うので2人で買って、李さんとkueonさんに一つずつお土産に
    
   タワーの展望台からソウルの街を一望に。
  右側に見えるのが『漢江』 ソウルを南と北に分ける大きな川


     
           
ソウルタワーは最近リニューアルされたそうで韓国人のお二人とも新しいタワーには初めてだそうです。
李さんは『現代グループ』に勤めていて退職後、観光ボランティアを始めたとのこと。
私は『韓国観光公社』のホームページで申し込みました。
すぐに承諾の返信があり、担当ボラの名前と携帯番号が連絡されました。
政治レベルでの日韓関係は分かりませんが、このようにソウル市で日本人向けのボランティアガイドさんを派遣してくれるという事は大変ありがたいことです。
ちなみに、李さんはバス代・タワー入場料は無料です。
また、路線バスに乗り、南山・韓屋村に向かいます 

 


ソウル・ 街あるき

2009年10月22日 | YG-World

この日は一日自由です。
ホテルの部屋から外を見ました。『景慶宮』『宗廟』まで徒歩圏内。
この辺は宮廷勤めの役人が住んでいたところです。
一般の家でしょうか。密集しています。なんだか懐かしい風景です。



地下鉄駅を目指して歩き始めると「おや!こんなところに教会が」
韓国はクリスチャンが多い国です。 

         『鐘路5街』の駅を見つけました。
    地下に降りてみるとたくさんのお店があります。


 こんなにたくさんのチマチョゴリのお店があるとは思いませんでした。


   駅に着きました。
   日本語の案内もあります。
  でも、難しそうなので駅員さんが立っていたのでやってもらいました。
  『市庁』へ行きたいのですが、韓国は漢字は通じません。
地図を見せて『ここ!』と指さそうと思ったのですが『シチョン』と言ったら即、買ってくれました(やったね
『鐘路5街』から『市庁』まで3駅・1500ウォン
切符ではなくカードです。
駅を出るときに券売機の横のボックスにカードを入れると500ウォンが戻って来ます。

 


韓国の団体さんが記念撮影をしていたので、私たちも記念にパチリ。
ソウル市民の憩いの場・清渓川のスタート地点


  李朝を建国した『李成桂』の像


  李朝第4代 世宗王の像    
  名君・聖君であり紙幣の肖像 ・ ハングルを作った人
  


      『景福宮駅』 ここから『東大入り口駅』まで乗っていきます。
   地下鉄は便利です。3分おきにやって来ます。
韓国のボランティアガイドさんと2時の待ち合わせで、ソウル・ウォーキングツアーに参加します
   


景福宮

2009年10月20日 | YG-World

地下鉄を乗り継いで故宮の一つ『景福宮』にやって来ました。
広い『世宗大路』を『光化門』を目指して歩いて行きます。
      『光化門』は現在工事中。クリーム色に壁で覆われています。
 

     李王朝最初の王宮
日本と関係のある歴史があります。
豊臣秀吉の朝鮮出兵で焼失。 
その後再建されましたが、日韓併合でそのほとんどが破壊されました。
過去のこととはいえ、日本が韓国の歴史を踏みにじってきたのかと思うと心が痛みます



さて、太鼓の合図で『守門交代式』が始まりました。
毎日定時に行われます。












ちょっと観光客用にサービスしてくれます。
微動だにせず、笑顔も見せずですが。


 『交泰殿』 王妃の寝殿前




 中に入ってみました。
          気分は『中宮』


  一か月ぶりの再会です。
  韓国人のkueon さん。この日一日私たちに付き合ってくれました。




急遽決まった韓国行きですが、彼女の存在は大きいものがあります。
アドバイスをお願いしたら、行きたい所を案内してくれると言うので甘えてしまいました。
とはいえ、メールでのやり取りと、ソウルでの電話でお互いに片言の日本語と英語ではたして、会えるのだろうかと一抹の不安を抱えていました。
ここ景福宮での待ち合わせ。ホッとしました。
さあ、これからお昼を食べに行きます
 


’09 お芋掘り

2009年10月20日 | SO-Color

 例年のように、友達Takanashiさんが「お芋掘り」に呼んで下さった。その場所は、おゆみ野。
 そしていつものように、お芋掘りをする前に駅前のレストラン「MMAN」で集合、お昼をご一緒するコースとなっている。
 
 
 私たちの友達は、みんなお顔が見えるように、それなりに位置を動かして下さるのが、素晴らしいな、と思う。
 カメラのレンズが見える位置に自分が行かなければ、画面の中には映らないということを知らない人は居ないと思っていた。
 当たり前のことかも知れないと思っていたのに…二千和会のメンバーは遠慮深いのか?映らなくても…、いや、映りたくはない人も居たのかも知れない。
 (以下は愚痴です。)…であるかも知れないのだが、全メンバーが記念にと、写真を写しているのに、会報の表紙にしようとすると、少しお顔が欠けてしまったり…。ソフトを使って他の写真から持ってきて全員の姿を張り付けて皆がニコニコ、お揃いの図に整える面倒が、実はあるのだが、メンバーはご存知ないのかも知れない。
  
 上のお芋掘りの風景は’07年のもの。
 今年は、作業に熱中するあまり、掘っている場面は撮らなかったし。いろいろの場面を記録することを省略した。
 しかし、お芋(2種類でひとつは乾燥芋にするお芋もありました。)、枝豆、落花生、生姜、里芋、八つ頭などなど、15人分に山分け。
 クラス会とは銘打っていないけれど、クラス会のようなもの。こんなに集まるんだもの。そのお世話は畑の持ち主Takanashiさんと、来れそうな人に連絡してくださるIsokoさんが居て下さるからと感謝しています。
 
 気が揃って皆さんは素敵な笑顔。お食事のあと、畑に向かうが、Kanekoさんが先導して下さらないとその畑に行かれない。何となく“こんな道を行ったわ…”と思いながらも、一心に後を追って行かねばならないとあまり余裕が無いんだね。風景も道も覚えていない。 
   
 風景に特徴がないのか、一年間のブランクで再び訪れる頃には、忘れてしまっているのか?

 いつも、おゆみ野には必ずと言ってよいほど道に迷うジンクスがある。お友達を今年は3人、去年は1人、一昨年は3人をお乗せして走って来るのに…、道を忘れている。
 あまりに“迷う”ことをインプットしてしまい、迷わなければならないようになってしまった。
 仕方がないので、今回はナビゲーションを装置。でも、こちらが行きたい方の道を案内しないので、無視して走っていると、ナビは「ルートから外れました」。
 すると「新しいルートを案内します。」…ナビは“仕方ない人ね”と言うように、また、「あと700メートルで左に曲がります」と言う。何度か無視したが、今年はMisakoさんが助手席にいて、「あ、ここよ」と。彼女は2,3年のブランクがあるのに、ご主人の車でよくドライブされているので、「そうそう、この川を越えれば曲がって良いのよ。」 私も迷いも解けて、「千原線の高架を目指しましょう…」と、もう、ここへ来れば大丈夫!
  
 『山中幽人と帝釈す』という李白の詩を吟じられたKanekoさん。立派なものです。今は指導されていると言われていらした。
 風味のよい生姜…家に帰って洗い甘酢に漬けたり、生姜佃煮にしたり…。
   
 あ、忘れました。
 今回、落下生のもぎ取りや枝豆を枝から離す作業しながらおしゃべり…お芋を掘って一輪車で運んで…ほんの少しずついろいろな作業に手を出して、珍しい料理法なども聞いて…。
 さて家で料理しようかと準備中に、落花生を忘れたことに気づいた。掘り起こしたばかりの落花生は、塩を加えた水に殻ごと30分ほど茹でた後しばらくそのお湯につけておくと塩味が馴染んで美味しくなるのよ…なんて手ほどきをうけながらネ。
 戦利品のように、ご近所にお裾分けしながら…、ちょっぴり忘れた落下生が気になった。でも、良いわ! 以前、小中時代の友達にご馳走になったことがあったもの。私が多分茹でるよりも、友達が茹でたピーナッツの方が美味しいと思うもの…。

 


再びソウルへ

2009年10月18日 | YG-World

羽田を日本のハブ空港にするという話が出ています。
その際に必ず出てくる韓国のハブ空港・仁川空港 
今年の3月に行ってきたばかりですが、JTBの格安ツアーで再びやって来ました。




仁川空港がどれほど大きいかわかりませんが、多分すごいんでしょう。

さて、空港からお決まりの免税店へ直行です。

ウォン安ですが、この日は0.0968
1万ウォンで968円 
支払いが3万とか言われるとギョッとしますが『0』 一つ取った金額です。

免税店からやっとホテルに到着しました。
これからやっと自由行動です。
チマチョゴリの試着が3000ウォン(300円弱)なのでやってきました。
    仁寺洞の観光情報センター


この中から好きなのを選びます。
あれが良い・これが良いと何着も袖を通した揚句(;一_一)

  
恥ずかしげもなく『結婚式用』と『新婚さん用』を着てみました。
写真写りを考えて華やかで鮮やかな色を選んだのですが、考えてみるといいおばさんが振袖を着るようなものです。 

次は腹ごしらえ。
観光公社の人に聞いてこんな路地に入って来ました。


二人で並んで歩いていたら、すれ違いが出来ないような狭い路地を進んでいきます。韓国のにおいが漂っています。


 決して小奇麗とはいえないし、どこから入ったらいいのかしらという店構え
 テーブル・イス・コップといかにも大衆食堂という感じ

 『さて何を頼みましょう』
  困った・わからない・・・

周りを見渡すと、皆、辛そうな鍋を食べています。
意を決して背中合わせの後ろの席の韓国人男性に『何食べているの?』と聞いてみました。


        それがこれ
  2人分 18000ウォンの『マンドウ鍋』
  彼曰く、この店の人気ナンバーワン・メニューだそうです。
  お勧めに従い注文してみると


日本で言ったら『お通し』のようなものがこれだけやって来ます。
1品しか頼んでいないのに、テーブルがいっぱいになりました。

メインが来ました。
キムチを敷いた鍋に、5種の野菜・5種のきのこ・牛肉・うどん・超特大のマンドウ(餃子)
おいしいです・マシッソヨ!!
でも、辛いです。食べ進むうちにどんどん辛くなってきました。
今度は後ろの席の彼が『辛いでしょ』と声をかけてきました。
『私たちには少し辛いです。でも韓国の伝統的な料理を食べてみたいので』
『日本は初めてですか?』 etc・・・ 
なかなか知的な彼と少しお話しました。  

今回は2泊3日のフリーツアーです。
でも格安ツアーなので遅い出発、早い帰国で当日は免税店に連れて行かれます。
8時近くにやっとホテルにチェックインやっと解放されました。
ここ仁寺洞にやってきて、チマチョゴリ・韓国料理に韓国人・あふれる韓国語で充分に韓国を感じられました。
翌日は朝から自由に動き回ります。ではまた

 


丸の内ウォッチング

2009年10月17日 | 雑記自由帳

 ある日の昼下がり。ぶらり、東京丸の内の空気に触れてみる。

 
 異国情緒を思わせるカフェテラスの雰囲気でティータイムを楽しんでいる。新丸ビルの上層階。その脇を通り抜けてエスカレーターで階下へ。

   
 お昼の休憩もすんだのか、自社へ帰るのだろうか? 歩幅を大きく進めて先を急ぐ人、人、人。

 
 街角に妊娠中の女性のオブジェ。少子化で子供を産みたがらない若い女性を揶揄しているのだろうか?

 女性は偉大よ! 人間を産み育てることができる…男を産み女を産む。その生まれた人間たちは文化を産む。更に想いを籠めて見ると…この四角い虫食い穴のようなものは?
 私は、これはビルの窓を表現していると思った。ここはそんなビルに取り囲まれているのだ。
 人間を産み、その人間が新しい技術を産み、地震に耐える構造の高層ビルを建てた。高層ビルの無数の窓、窓、窓。このオブジェを見ていると人間か建造物か…を絡めて想いを巡らせた。

 女性は人を産み、その人がビルを産む…と、芸術家は言いたかったんだろうか?

  
 耐震構造から制震構造を考えて、いまや、免震構造の建築となる。高いビルでも地震に耐え、壊されない構造へと、研究が重ねられてきた。凄いね、人の叡智というものだろうね。

 
 おしゃれなセンスが道行く人の心をやんわりと刺激中。

   
  歩幅を広く闊達に歩く姿は、若い…と思う。孫と速歩して息切れしてしまう私たち二千和会世代は、やはり“ご隠居”の立場だと思い知るしかない…か。
  
 
 東京丸の内で“一丁倫敦” …実際にはロンドンに私は行って居ない。けれどこんな雰囲気かと想像を掻き立てられた。なかなか立派な統一感のあるビルが並んで重厚なストリートであった。

   
  ビルディングが林立する。建造物が肩を並べてはいるけれど、緑の木々もあるから、柔らかみを添えて自然と共存する姿勢。ますます樹木、水、鳥なども大切にして欲しいと、思った。

 
 


秋versionの“風”さん②

2009年10月14日 | SO-Color

 『秋versionの“風”さん①』で、もし、このブログを御覧になっているなら、私がカメラに収められなかった2つのシーンを寄せてください…と、思わずToyokoさんに、お願いしてしまいました。
 それを御覧になったToyokoさんが、添付ファイルで数々の写真を早速送って下さいました。



 以下は人形作家・Toyokoさんの、カメラ目線に依る写真たちです。
 改めてここにお礼申し上げます。

 
 これは、夜になって周りも暗くなりお月さまが如何にも、如何にも…のシーンとなりました。
  「中秋の名月」です。これは、夜を待って撮影したものです。ススキやオミナエシ、吾亦紅は本物を活けてみました。(by Toyoko)

 
   メインステージは「喫茶店」の風景です。
ペアルックの二人…、それを横目で盗み見している紳士の横には大きな楽器が…(アラ、大変! よそ見していたらコーヒーをこぼしてしまいました)、カウンターでコーヒーを淹れているマスターと、新聞を読みながら話すサラリーマン……。
 人生いろいろ、喫茶店の風景を描いてみました。(by Toyoko)

  
  お月見(お日様のある時間帯に)           喫茶店カウンター風景

 足を伸ばしているおばあさんの膝の上に、猫が丸くなっているのですが気がつかれましたでしょうか?

 私が膝が悪くて正座出来ないものですから、こんな姿勢でお月見させました。…が、正座よりも、寛いでいる空気が、表現されて返ってよかったかな…なんて思ったりしています。(by Toyoko)

 先日は猫の存在も見逃していて、わかりませんでした。(so)

 これは、もう一つのコーナーです。
 テーマは「秋深し、隣は何をする人ぞ…」として、纏められました。

 

  連れがまだ来ないのか、それとも店のマダム目当てで訪れた方か? ~右の黒いベストのお客様。
  しきりに、隣席の仲良しが気になっています。

 すなわち「秋深し…」となり、想いもさらに深くなってゆくようで……。

 

 

 

 先日この「風」にご来訪下さった方が、「こちらの作品には“間”があっていい。」って、感想をおっしゃって下さいました。

 座ってお酒を飲みながら、月の出を待つ間、焼き芋が焼けるまでの間、七五三に出かけるまでの着物を着つける間、喫茶店で誰かを待つ間…があると言うんです。

 「うーん、なるほど!」って、「考えてみるとそうだったわ。」って、思わず頷いてしまいました。作者が意図していないところを掴み取って下さることも、嬉しい限りです。

 たくさんの素敵なお話を伺えることが出来た一日に、改めて感謝でいっぱいです。
 「サンタクロースを信ずることが出来る子は、人を信じることが出来る人間になる。」
 私の好きな言葉の一つです。それではよろしくお願いします。  (by Toyoko)

 


秋versionの“風”さん①

2009年10月13日 | SO-Color

 またお邪魔しました!

 
 秋のバージョンに変わりました…というご案内を戴いてから、しばらく経ちました。
 Toyokoさんのギャラリーに、どうしても案内したい人が居りました。もう82歳になった叔母です。手芸・洋裁・和裁など手仕事が好きで、フランス人形も作っていました。私の孫に「七五三に着て頂戴ネ。」と、被布や晴れ着を作ってプレゼントされたことがあります。もちろん、何か書くことも好きです。婦人雑誌に原稿を応募して載ったこともあったと、かなり後で恥ずかしそうに打ち明けられたことがありましたっけ。
  
  
 ギャラリーで、その展示作品を感心しながら、その作者の心に感服して見入る今日お連れしたお客様です。そしてAkasaki Toyokoさんのお姿も。
 まだ、秋versionの作品群をご披露していませんでした。
 
 七五三参りの日のお召し替えのひとときを表現。7歳の子供の持つ千歳飴の袋に注目してください。そして帯上げの細かい絞りとサイズ、着物の模様や帯の的確なサイズにも舌を巻きます。


 
 落ち葉焚き   焼き芋が頃合いです。紅い火がチロチロ見えまして煙も立ち上がっています。演出の細かなこと!

 
  
 このシーンの微妙な心の動きみたいなところを、製作者のToyokoさんに伺って、その辺りをカメラで捉えようと写してはみたものの…かないませんでしたが、確かに doll’s actor と銘打っておられる意味が判ります。
 大きな旅行カバンを傍らに、ペアルックのカップル。その人たちを観察しているバイオリンの演奏家がコーヒーをすするのを忘れて、テーブルクロスがコーヒーで汚れても横目でそっと見ている。奥のカウンターでは楽しそうな語らいとBGMが流れているような、そんなカフェテラス。
 
 あれ!? そのシーンに熱をあげていたせいか、見逃しシーンが二つありました。
 ひとつは、お月見風景があったのに撮っていませんでした。それは歳を重ねたご夫婦が、窓の向こうに光っている満月を眺めているのです。お月見のおだんごと芒、吾亦紅、女郎花などを飾って月を愛でて居る風景。月はそのウサギに見えたおうとつが僅かに見えて、花たちは本物でした。
 もうひとつはいつもカウンターバーのコーナーでした。すみません。
 これを、もし御覧のToyokoさんにお願いします。
 添付ファイルでそのシーンを送って頂けないでしょうか? 前にご案内戴いた写真はあるには有るんですが、メールに貼りついていて、ここに再登場可能ではありませんでしたので…。

   
  何だかおしゃべりに花が咲きだして、こんなに後に引っ張り延ばすような、おいとましたくないような…、どんどん話の渦に巻き込まれるような、そんな話の展開になって来ました。

 前回も、そのまた前回もでした。不思議な魅力のToyokさんのお人柄。叔母も初めてお会いしたようじゃない、ホットなお人柄で、どんどんお話に彩りが増して行くって。 
 お人形とは打って変わって、お客様をおもてなす心得、エチケット教室でも開かれたら、断然良い導きもなさるんじゃないかしら?…なんて思えるほどです。きっと人生の蓄積、豊富な体験もおありだからだろうと思われました。
 本当に穏やかなそして濃いひとときが展開して、満足したことでした。