鎌倉文学館のバラ園 ばらまつりの期間に撮影
薔薇
北原白秋
薔薇ノ木ニ薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
赤い鳥小鳥
北原白秋
赤い鳥、小鳥、なぜなぜ赤い。
赤い實をたべた。
白い鳥、小鳥、
なぜなぜ白い。
白い實をたべた。
青い鳥、小鳥、
なぜなぜ、青い。
青い實をたべた。
上の二つの詩は白秋の詩です。
当たり前のことを言っているのでしょうか?
「何事の不思議なけれど…」と。
けれどその言葉とは裏腹に
不思議と感じて書いたことは彼の発見であること、
これは、おそろしいまでの感性。
*
何故に私はわたしなのだろう…。(SO)