朝のお勤めに出かけられる大僧正さん(赤い法衣)をお見送りして後、成田山境内散策が始まります。
お線香の煙を受けてボランティアのご案内です。向こうには三重塔。
各層の垂木(たるき)は一枚板で一枚垂木と呼ばれて非常に珍しいとのことです。
下は一切経堂
今は中に入れないけれど、この八角輪転蔵には一切経が納められています。
回すとたくさんのお経を有難く読んだとなるんだそうです。
またお坊さんが読経する時に経本を扇子を右に左に開く様な動作を伴いお経を読まれるが
それもたくさんのお経を読んだとなるのよ…と、Ogawaさんが教えて下さった。
「そう、見たことある。遊んでいるような珍しい動作ですよね。」
先ほどの列をなしてお出かけのお坊さんは本堂で読経がすみましたという
お知らせの鐘を叩くお坊さん。
成田山花まつり(4月1~8日)甘茶をお釈迦様にかけて、唯我独尊と言われたことを祈念しました。
それを祀って「生きものの生命の大切さ、楽しく平和な社会への祈り」を捧げました。
Isigamiさん、Hakataさん、Huriyaさん、Takahashiさん
重要文化財が多くありますがここ釈迦堂はさらに逸品です。
中央に釈迦如来、左右に四菩薩奉安。
お堂の周囲は五百羅漢、二十四孝の彫刻があって見ごたえがある。
上は「呉猛」という話で、下は「孟宗」という話です。
◎呉猛(ごもう)は8歳であったが、家は貧しく、蚊帳を買う金もなかった。
呉猛は考え、自分の着物を親に着せ、自分は裸になって蚊に刺された。
それを毎日続けると、蚊も呉猛だけを刺し、親を刺すことはなくなったと言う。
◎幼い時に父を亡くし年老いた母を養っていた。
病気になった母は、あれやこれやと食べ物を欲しがった。ある冬に筍が食べたいと言った。
孟宗は竹林に行ったが、冬に筍があるはずもない。孟宗は涙ながらに天に祈りながら雪を掘っていた。
すると、あっと言う間に雪が融け、土の中から筍が沢山出て来た。
孟宗は大変喜び、筍を採って帰り、熱い汁物を作って母に与えると、たちまち病も癒えて天寿を全うした。
これも深い孝行の思いが天に通じたのであろう。
(インターネットから)
つづく