いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

足利学校へ②

2009年07月05日 | 晴歩雨読夏

 足利学校で三つの門があります。最初の門は「入徳」次にあるのが「学校」最後が「杏壇」。いずれも国の史跡指定となっています。

  
 まず入徳門をくぐります。
 すると孔子像です。足元には龍が球を持って…天に登るのでしょうか。普通は龍の爪が3本だけれど、ここは孔子へと登るので5本の爪とあり、格が高いのだと表現されているとか?
  
 学校門をくぐりますと、大きな楷樹。孔子の墓の楷樹の種を育てたという。その向かいは字降松(かなふりまつ)。質問をこの松に結んで置くと翌朝にはふり仮名や注釈の答えが付いていたのだという先生と学徒の交流の松。実際、当時の松ではなく、まだまだ小さい何代目かの松らしいが?

  
    
ボランティアの説明があって、皆さん熱心に耳を傾け、当時の学生らしい風情で聞かれていました。学校門で記念写真を撮りました。

     
 「西階の不断梅」 この梅は木から落ちない梅で、熟してそのまま黒い種となるまで木についているのだそうです。縁起を担いで受験生には「落ちない」という有難い願望の木となっているそうです。
  
  
 南の池。鴨がちょうど羽を休めていたのか、子育ての一休みをしていたのか?この池の形は羽を広げた鶴の姿をかたどっていますとの説明がありました。心字池もよく目にするけれど、これはあまりに達筆過ぎて心と象っていると言われても、あまりよく判らなくて「ふーん、なるほど!」と思う程度だったのですが、今回は「本当だ鳥の形だ」とよく判ります。

  
 向こうにお部屋があるのは、校長先生のお客間で、この庭は北側の庭。南側の池の鴨が休んでいた庭よりも北側の庭が格が高いとのこと。そして南は鶴を模していたが、北の池は亀の形に池ができていると説明がある前にわかりました。
   
 観光協会の青い旗を持っておられるのが案内のボランティアをしてくださっている方。二千和会の旗はMr.Takahashi。彼は、最近土日を設定されていて 出席がしにくかったが、「月曜日でありがとう!」と参加され、責任をもって初めから最後まで旗を持って下さいました。ありがとうございました。    
   
 


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