引越しが決まってからの我が家は、家庭内取引でいっぱいだった…。
夫「仕事で頻繁に荷物の出し入れをするから、一軒家がいい」
妻「マンションのほうが安全だよ…」
これは、仕事仕事を連発する夫の勝利。
一軒家賃貸が借りやすい土地柄だったことも敗因の一つに挙げられるだろう。
(「これを逃したら、次はいつ一軒家に住めるか分からない」と夫が言ったように、
長崎市内よりも家賃がお手ごろだった!)
夫「ここ、収納も充実してるし、場所的にもいいよ!」
妻「えっ!(トイレ、簡易水洗なんですけど…)」
最初に夫が乗り気になった物件は、よく考えれば微妙なところでした。
(買い物にも便利で、家の中も新しくて綺麗だったんですけど、
こちらはいつ転勤するか分からないのに、契約期間がきっちりしすぎていて、
しかも納戸には大家さんが荷物を置いたまま…。
人様の家に間借りする雰囲気が強すぎて、なーんかねえ…)
この話は、不動産屋さんに他の物件を見せてもらうことによって消えました。
妻の思い通りにはなったけど、夫も自然に気が変わったようなので、
同点引き分け、というところでしょうか。
妻「洗濯物を干すのにバルコニーに出るから、寝室はこの部屋がいい」
夫「じゃあ、仕事部屋と荷物置き場に二部屋もらう」
妻「えーっ!!そんなにいらないでしょうっ」
夫「仕事のためにスペースが必要なんだもん」
妻「………」
部屋割りでも、仕事仕事を連発する夫の勝利。
でも、寝室は生活する上で便利かと思われる部屋に決まりそうだし、
夫の本棚とろくでもない所有物は仕事部屋に納まりそうだし、
妻もささやかな利益を得ているのかも…。(そう思わねばやっていけぬ)
妻「それなら、夫の衣装ケースはどうするの?
二部屋をクロゼットごと独占するんだから、自分の部屋にしまってよね」
夫「やだ。寝室に置く」
またもや、オットワガママ、キタ━━━━( ̄△ ̄;)━━━━ッ!!なのです。
寝室は有限の空間なのですが、絶対に譲りません。
妻の実家ではこういう人をごうじょっぱりと言います。
衣装ケース4個以上服があるんだから、少し整理なさい…と促したら、
「それはまかせた」だと(自分の服だろーが!)。
寝室に置く代わり、夫用の箪笥を買ってもいいと了承を得ましたが、
家具の値段に対する夫の認識はごく浅いので、
おそらく一番安価なものを選ぶよう強制されるのではないかと。
浮いたお金で馬鹿なものを買いたがるのではないかと危惧しております。
妻「亀たちの水槽の掃除は、外の狭い通路の、水道の近くでやってね」
夫「ホース引いて、庭でやる」
妻「排水溝ないもの、水びたしで庭木が駄目になっちゃうじゃない!」
寝室も妻の自由にはできないため、庭の手入れに尽力しようと思った矢先…。
“退去時の現状回復”というものを考えてくださいよ!
これはまだ話し合い中(というか、強引に実施されそうで怖い)。
誰か止めてください…。
5戦中、3敗1引き分け1未決着。わたし、負けすぎだって!
夫の戦術は分析中なんですが…。
一、円滑に仕事をするためには犠牲もやむを得ないという姿勢をとる。
(生活上の問題より、仕事優先…)
二、容易には受け入れがたい要求を出し、強気で通す。
(最初の要求が高いので、譲歩してもほぼ自分に都合がよい結果に)
三、自分の正当性を信じて、主張、主張、主張。
(論理的なつもりでも、時々強引な屁理屈になっている)
四、可愛こぶる。
(妻にしか効かない技!もはや年齢的に厳しいが笑えるので許す)
五、それでも延々と抗議される時は、聞き流し、無視、逆ギレ。
(これがむかつく)
ここまで傾向が分かっているのにどうもできない。
何か対抗策がないものでしょうか…。
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