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引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

妻の怒り

2006年04月15日 | 日々のこと

日頃は怒ってもさほど怖くなく、総じて大人しいのに、
ある日突然どかんと大爆発するタイプ、
とは、夫による妻の分析。
(それでも、びびっているようには見えませんがな、あなた)

何か、怒ると思わないようなことでキレるらしいです。
我慢に我慢を重ねているうちに、ふとしたきっかけで
「ああ、もう耐えられない!」となる訳ですね。
過去、夫が洗濯の仕方を知らないとか、
うちにいても会話が成立しないとかいう理由で、
きぃーっ!とぶち切れました。
(原因はそれだけではないんですよ。
つまり、家事にまったく非協力とか、
仕事ばかりで家庭を顧みていない等の背景が隠されているのです。
で、それについては明確に表さないで
怒るから、意味が分からない…と夫が困るのです)

今週もね。楽しい飲みなら、ある程度まで、
むしろけしかけるように応援しますよ。
午前様になっても全然平気ですよ。
あくまで、夫が楽しいならね!

でも、会社の“付き合い”はむかつくのです。
二回もぐてんぐてんになって帰宅した夫。
翌日も二日酔いで、例のとうがらし椎茸茶
飲ませる羽目になるのです。

もう、わたしの夫をここまで飲ませるのはやめてほしい!
(怒りの矛先は、夫でなく飲み相手ですね)
疲れているんですよ、この人は。
おうちだと22時ぐらいで潰れる有り様なのに、
一気飲みだの、午前3時まで帰さないだの、
無茶苦茶すぎます!
怒り心頭!
お前ら大人になれ!って感じ。
なんでしみじみと、節度をわきまえながら飲めないのでしょう。
この酒飲みの恥がっ!
家族の前でその姿がさらせると言うのか?
できるってんなら見せてみろってんだ!

本当にねぇ…。
泥酔した夫を家まで送って、着替えさせて、
太田胃酸とジュースを飲ませて、
よしよしなだめながら寝かしつけてくれるってんなら、
飲ませてもいいですよ。

妻、大変なんだから。
起きて待っていれば、
外で「待たれるのも、つらいんですよねー」と言われちゃうし。
かと言って先に寝てれば、
「なんで寝ちゃうのー?」と起こされるし。
(お前が先に寝ろって言ったんだろ!)

やっとお布団に入れたら、
「枕が昨日とちがう…」と言い張ってきかない。
ええっ。干したけど、同じよ。ずっとコレ使ってるのよ。
「酔ってるから分からないって思ってるでしょう~」
同じだってばさ。もういいから、妻の枕でお休み!
そしたら布団の3分の2を占領され、
体重を預けられて苦しくて眠れませんでした。
居酒屋の匂いが染み付いてるしさ(酒&タバコ&食い物)。
こっちのストレスが溜まるわい。

寝床で、夫の飲み相手に怪しい電波を送った(つもり)。
ひどい二日酔いになっていると良いのですが…。
頭痛いですかー?(にこっ

追記:「今夜はもう失礼しま~す」と言えない夫にも、
それなりのペナルティーを科すべきじゃない?と思ったので、
翌日二日酔いでぐったり寝込んでいるのを置いて、
夕方、ひとり本屋めぐりをしました。
最近出た米澤穂信の「夏期限定トロピカルパフェ事件」と、
北康利「白洲次郎 占領を背負った男」、
P・G・ウッドハウス「ジーヴスの事件簿」を購入。
おっほっほっ。腹いせにハードカバーで散財なのですわ。
でも本はお腹に消えるわけじゃないし!
妻の気持ちを収めるにも、とても良い買い物でしたわね?(にっこり



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『おしどり探偵』

2006年04月15日 | 

夫婦共に推理小説好き、ですが、
微妙に好みが重ならない部分もあります。
どちらかといえば、
夫→クイーン派(ロジック重視)。
妻→クリスティー派(心理重視)。

“雪山の山荘”で話が盛り上がる時もあれば、
「やはり推理の組み立てが、きっちりしてるといい」
「うーん、でも動機も重要よ」
と、語り合う時もある。
(しかし、社会派やメタミステリは苦手な二人です。
推理小説と言っても、基本的に本格ものが好きなのかも)

不届きな妻は、クイーン作品はいわゆるキャラ萌えから、
読み出しました…。
(でも、あの隙間なく積み重ねた推理は美しいと思う。
数式の美は分からないが、整然とした論理にはうっとり)

クリスティーには、犯罪を通して描かれる人間性に、
魅力を感じます。
(『ナイルに死す』とか、『鏡は横にひび割れて』とか、
被害者も加害者も、どこか哀しいよね。
『ホロー荘の殺人』などは、
錯綜する各人の思いが、心理小説のおもむき。
逆に論理を求める人には向かないかなぁ、という気もします)

一方で、肩がこらない冒険ものも
たくさんありますよね、クリスティーの作品には。
この『おしどり探偵』も、
(アガサ・クリスティー 早川書房 1978)
推理のエッセンスが含まれているけれど、
気楽に楽しめる短編集です。

〈諜報部の裏方をしているトミーと、妻のタペンスは、
上司の指示で、国際探偵事務所を営むことに。
無謀にも、次々と難事件を引き受けるが、
実は二人とも素人で、
捜査活動のイロハも知らないときている!
唯一の武器は、長年愛読してきたミステリの知識。
そこで、はったりをきかせて依頼人を煙に巻き、
小説上の探偵の手法を真似て、事件に取り組むが…〉

トミーとタペンスが、事件ごとにかわるがわる
名探偵に扮するのが可笑しい。
「これは〇〇〇っぽい事件よ!」って。
そんないい加減な(笑)。
ホームズやブラウン神父、最後にはポアロにまで
なりきりますが、出版当時ポピュラーだった
推理ものを取り上げたらしくて、今の日本では
ちょっとマニアックと感じる探偵も。
(パロディの意味が分からない…という時は、
普通のライトなミステリとしても楽しめます)

少女の頃から親しんだこの本。もうボロボロ。
(新訳もいつか読んでみたいです)
どこが魅力的かというと…
お転婆な奥さん、タペンスの活躍でしょうか。
美人で元気が良くて、口が達者。
直感が鋭いので、夫より先に真相にたどり着くことも。
好奇心が旺盛でたびたび危機に見舞われますが。
とにかく、懲りないのです。その頑健さがグー。

夫のトミーは温厚でユーモアがあり、
妻をありのまま包み込んでいる雰囲気。
地味だけど、結構食わせ者なんじゃないかと
いう気もする、飄々とした振る舞い。
(クリスティーは冒険もので、
よく、こういう青年を書きますよね。
悪漢と対峙しても軽口を叩く、というような)

この夫婦は本当にパートナーシップで結ばれていて、
どんな冒険でも一緒に飛び込みます。

トミー&タペンスのシリーズは、
結婚前の『秘密機関』に、この『おしどり探偵』、
『NかMか』『親指のうずき』『運命の裏木戸』
と続いていて、年を重ねても変わらない
二人の絆と冒険精神が嬉しいのです。

(シリーズ内の時間はかなり流れて、
初めは活発なお嬢さんだったタペンスも、
最後の作品ではお婆さんになっています。
でも、相変わらず無鉄砲で猪突猛進。やっぱり可愛い♪)

『おしどり探偵』の中でも好きな話は、
シャーロキアンならクスッと笑う「婦人失踪事件」と、
クリスティーらしいトリックを使っている「霧の中の男」
「サニングデールの謎の事件」「死のひそむ家」。
「牧師の娘」は、クリスマス・ストーリーとして読んでいます。
いつも仲のいい二人だけど、
ラストの臆面もないノロケっぷりがまた、いいのよ!

    

『おしどり探偵』の原題は“Partners in Crime”、
東京創元社のほうでは『二人で探偵を』という
邦題で出版されています。

英国で製作されたTVドラマもDVD-BOXで出ているのですが、
原作をかなりアレンジしているみたいです。
ざっと観たところ、文章だからこそ成立する物語を、
頑張って映像化してしまった、という印象。
(クリスティー作品の視覚化は難しいですね。
秀逸の出来である『名探偵ポワロ』シリーズの中にも、
トリック分かっちゃうじゃん!と突っ込みたくなるものが…)

トミー役のジェームズ・ワーウィックはまあ、合うけど、
タペンス役のフランセスカ・アニスのアイメイクには参った。
時代背景を考慮しているのでしょうが、
あきれるほどまぶたが黒い、です。
(薄化粧の時は綺麗な女優さんなんだけども)

勝手なイメージを膨らませていたために、
なんかちがーう!と叫んでしまいますが。
これはこれで別物としてとらえると、
軽妙なノリと、華やかな20年代ファッションが、
おっしゃれーな感じ、というドラマなのです。
決して、嫌いではありません。

話題と全く関係ありませんが。
海外ドラマといえば、『ナイトライダー』と
『冒険野郎マクガイバー』のDVDが観たいです。
喋る車、K.I.T.T.のフォウフォウ、という音が聞きたい。
節約主婦も必見のマクガイバーのサバイバル術。
(実生活には役に立たないか
ああ、懐かしいですのう…。



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鯛めし弁当

2006年04月14日 | 美味☆礼賛
美味しいかどうかはナゾですが、
お弁当の記録をつけると良い、と聞いたので。
4月14日のお弁当です。覚え書きに。

前日の夜のおかずは、鯛めしと鯛のアラ炊き。
なので、保存しておいた鯛めしと、
アラ炊きの大根を入れました。

それから、やはり前日に準備しておいた、
こさん竹の胡麻味噌煮(甘め)と、
大根の皮の浅漬け。

生協で買ったチーズと大葉のチキン巻き、
これは朝焼いた。
隙間にミニトマトを入れる。

うむむ。こうして見ると、茶色ばかりである。
緑のものを入れないと…。
結構勉強になるなぁ。

ちなみに前日のお弁当のおかずは、
豚肉生姜焼き(プラス新玉ねぎ)、レンコンのしそキンピラ、
きゅうりの浅漬け、ミニトマト。
夫は気に入ってくれたけれど、
冷めた生姜焼きを食べてみたら、少し油っぽかった。
豚小間でなく、ロースを使うべきだったかもしれませぬ。。。

追記:夫の感想を聞いたら、
「美味しかったけど、ごはんにチーズはちょっと…。
チーズと大葉のチキン巻きは、つまみの方がいい」

φ(._.)メモ ちょっとじいさまっぽい味覚に合わせること。



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ちょっと、盲点。

2006年04月13日 | 日々のこと

最近お弁当のことで頭がいっぱい。
毎日毎日、何を作ればいいの?と
ぐるぐる考えています。

夫は好き嫌いが激しいし、
車内に長くお弁当を置いているんです。
どんなおかずだったら食べてくれるの、とか、
衛生面で安心できる調理法は何、とか、
ずーっと悩みっぱなし!
(保冷ケース使ってますが、やっぱり不安

参考にしようと思って本も読みましたが、
“15分で作れる”だなんて、とてもできそうにない…。
早起き苦手。
手際も悪い。
だから前日に作ったキンピラとか、
温め直した煮物の出番が多くなります。

本当はちゃんとその日の朝に作りたいのだけど、
完全にさまして持たせなきゃいけないし、
人一倍とろいわたしには時間が足りない…。

で、スーパーで簡単に作れるものを探していたら、
市販の生姜焼きのタレを見つけました。
豚肉を焼いて、タレを入れてからませるだけ。
こいつは便利かも♪

今朝、急いで作りましたよぅ。
ごま油で焼いて、さっとタレを入れて…って、
w(゜0゜)wこ、この匂いは!
禁断のにんにくが入ってるじゃないかあ~!
(人に会う職業だから、平日は出せないのです)

普通、生姜焼きって書いてあったら、
生姜だけって、思うだろうよ。
(そりゃ、改めて見たら、にんにく入りの表示があったケド)
トホホ…でございました。

「これくらいなら、いいよ…」と言ってくれた夫ですが。
すんません。
食後にガムで、口臭予防してください…。



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『おしゃれ泥棒』

2006年04月12日 | 映画・DVD・テレビ

これは楽しいクライム・コメディですよ♪
’60年代だとこんなのもアリなんだなー、
と思うほのぼのさ。
実のところ、『エントラップメント』や
『オーシャンズ11』のようなハイテク犯罪より、
(ああいうのも、もう古いか。日進月歩ですな)
こちらの方が好きです。
ほら、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』で、
詐欺の仕方が、今なら絶対無理!な感じ
だったでしょ?(舞台が1960年代)
あの時代の空気はこんなだったの?と
勝手に思ったりしました。
でも人間心理をよく読んでいる、
と感心してしまいます。

『おしゃれ泥棒』1966
監督 ウィリアム・ワイラー 
出演 オードリー・ヘップバーン ピーター・オトゥール
 

 贋作者の娘ニコルは小粋なパリジェンヌ。父のシャルル・ボネが、制止の声も聞かずに“ゴッホ”や“ロートレック”を売り飛ばすたび、悩んでいる。ある時、調子に乗って美術館に貸し出した“チェリーニ”のビーナス像が(実はこれ、祖父の作)、なんと科学鑑定されることになり、父娘は大慌て。困り果てたニコルは、ひょんなことから知り合った謎の男デルモットと手を組んで、彫像を盗み出す計画を立てるが…。

ひとりで家にいる時に、繰り返し観るのが昔の映画。
オードリー・ヘップバーン出演の作品だと、
『麗しのサブリナ』『昼下がりの情事』
『マイ・フェア・レディ』
『パリの恋人』『パリで一緒に』
そしてこの『おしゃれ泥棒』。
現実感はないかもしれないけど、
ひとときの夢を与えてくれる素敵な作品。
ユーモラスで気の利いた会話も好みなのです。
(『ローマの休日』は、少し切なくて。まあ、
いったん観始めたら止まらないんだけど…)

さて、大概シックに決めているオードリーですが、
今回は実に可愛らしいモダンなファッション。
一番好きだったのは、ピンクのネグリジェです。
これにブーツを履いて、赤いコートを羽織って、
夜の街を暴走するの。
(クレイグ・ライスの小説を思い出しません?
美女ヘレンがやはりパジャマにコートで、
颯爽と車をかっ飛ばしましたね。
そんなことが様になるのは
オードリーとヘレンだけっ) 。。。。。

デルモットも、実業家のリーランド氏も、
ことごとく彼女の魅力に参ってしまうのですが、
あの大きな瞳でじーっと見つめられたら、
そうなるかもね!と思います。

デルモット役のピーター・オトゥールは、
ちょっと図々しいけど、憎めない男を演じています。
知的でスマートなのですね。
おまけに足がながーい!
アップで映るブルーの目がキラキラッ☆
スリーピースがよく似合ーう!
飄々とした雰囲気が、いい味、出してます。
まさしく『おしゃれ泥棒』な二人です。

個性的な脇役も見逃せません。
お金はあるけど鑑定眼はない、
ビーナス萌えーっ!のリーランド氏。
美術館の守衛長も小心そうで、
気の毒だけど笑えます。
そしてニコルのお父さん、シャルル・ボネ。
眉毛とひげのキャラクターだけで、もう、濃い濃い
贋作を売っているのに得意げで、
罪悪感がこれっぽっちもないの。
まっこと、食えない人です(笑)。

              

蛇足ですが。
シャーロット・マクラウドのミステリに、
『盗まれた御殿』という作品があります。
(東京創元社 1990)
その解説に、このシリーズの主人公、
セーラのモデルがヘップバーンかも?とか、
彼女と恋をするマックスは『おしゃれ泥棒』の
ピーター・オトゥールみたいじゃないか?といった、
面白い推理が取り上げられていました。

確かにマクラウドのセーラ・シリーズは、
昔のお洒落なコメディ映画的要素が含まれていて、
登場人物のやりとりや、
芝居がかった展開がほんのり愉快。
(いわゆるコージー・ミステリです。
マッチョなハードボイルドが苦手という
女性に向いております

ご存知の方は、映画のニコルとデルモットの姿に、
セーラとマックスをダブらせても
楽しいのではないでしょうか☆




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『博士の愛した数式』を読んで

2006年04月11日 | 

とりあえず大の数学嫌い。
そんなわたしでも、
これを読めば改心するかも
と思ったのですが、
見事に数字のところは飛ばしてしまいました…。
(いや、目では読もうとしていたんですよ!
しかし数式を見た途端、
心が別の宇宙に飛んでしまうのです。
すごく遠い旅をした気分で、
次の文章へ着陸、みたいな感じ

でも、お話としてとてもよくできているので、
数学、分からなくても読めました。
優しくて切ない物語です。

『博士の愛した数式』小川洋子 新潮社 H17.
 交通事故の後遺症で、その後の新しい記憶は、80分しかもたない“博士”。家政婦の“わたし”と、その息子の“ルート”は、数学と野球を通して、“博士”との交流を深める。

ああ、随分散文的にあらすじをまとめてしまいましたね。
何と言うか…数学と野球の話が、
博士の気持ちの表現なんだと思います。
愛するものを語っているから、
“わたし”や“ルート”の心に響くものがあったのでしょう。
限られた記憶に縛られているお爺さんなんだけど、
とても暖かくて、繊細で、包容力のある人。

家政婦の“わたし”は際立った個性はないけれど、
淡々とした雰囲気。透明感を感じます。
“ルート”は人の気持ちに敏感な、大人びた少年。
ふたりは、忘れられても、忘れられても、
博士の傍で、一緒にいたいと望みます。

このような記憶障害というテーマ、
昨今、小説・映画・ドラマでよく取り上げられますが。
観るたび、自分だったら、どうしよう…
などと、考えてしまいます。

記憶喪失に、もしなったら?
また夫を好きになるでしょうか。
逆に相手が自分を忘れてしまったら?
想像するだけで胸が痛くなります。

まして、博士のように、80分ごとに
自己紹介から始めなければならなかったら。
再び好かれる自信なんてないし、怖いな。

場合によっては、“わたし”と”ルート”がしたように、
傷つけないための嘘も必要になるでしょうし。
(あれはつらいよね…)

考えてみると、あの三人の関係は、
記憶を超越したところにありますね。
白紙のページから始めても、
お互いを守ろうとまっしぐらに思う、
それがすごい。

博士の義理の姉という人も登場しますが。
この人の気持ちが、ちょっと謎。
それを言うなら博士の“わたし”に対する思いも、
行間を読むしかありません。
江夏に対する熱い思いなら
とても分かりやすいのですが(笑)。

阪神ファンや数学好きには、博士の情熱が
我がことのように思えるのでしょうね。
わたしは…ノックス氏の十戒とか密室とか、
雪山の山荘、読者への挑戦などといった、
本格推理小説の用語に
変換しないと理解できません!

フェルマーの定理とか、オイラーの公式とか、
『QED』(加藤元浩 講談社 1~23巻)にも
出てきたでしょう?って夫に言われたけど、
読んでも、重みを察することができなかったのよ。

博士、ごめんね。あなたの優しさは伝わるけれど、
数学の面白さまでは伝授されませんでした。
“ルート”の年頃に出会いたかったです。

               

そういえばこの本、
読み出すまでに大変時間がかかりました。
やはりタイトルに
“数式”と書かれているからでしょうか。
文庫の新刊で買ったのに、数ヶ月放置。
そうしたら、何も知らない夫が、
空港の売店で同じものを買って帰ってきました。
二人で飲んでたら、また先につぶれるし。
暇だなと思って、なんとなく手に取ったら、
最後まで読んでしまって。
どうしてひとの本だと読みたくなるのでしょう…。
不思議ねえ。



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お利口さん☆

2006年04月10日 | うちの亀

かめって、どれほど頭がいいのか知りませんが。
結構分かっているなぁ…と思う時があります。

写真はメスのみどり。
以前もちらっと書きましたが、
ろ過装置の泡ぶくぶくで、ジェットバス状態なのです。
よく喉や肩、手足などを
空気の噴出口にかざしています。
こりがほぐれるのでしょうか…。
というか、かめって体がこったりするの?(笑)
今もぶらーんと後ろ足を伸ばして
楽しんでおります。
雨空を窓から眺めて、
物思いにふけっているらしい。優雅だ…。

このろ過装置、便利に使われていて、
レンガの上に乗るときの
足場になっていたりもします。
何食わぬ顔をして日向ぼっこをするみどり。
偶然動かしたにしても、ちゃっかりしているのです。

最近はエアチューブに上半身を預けて
うとうとする、ということも覚えました。
少し首を伸ばすだけで
水面から顔が出るし、
なにかと都合がいいらしい。
まるで簡易ハンモック。
(どうりで近頃、いつのまにかろ過装置から
エアチューブが外れていると思った…。
体重かけすぎなのよ、この子)

夫は「みどりは賢いからね
とにこにこします。
完全にみどり限定かめ馬鹿なのです。

オスの、カメという名のかめはどうしているか
といいますと。
コレが、あまり利口そうなことはしない。
年中ばたばた泳いでいます。
目にもせわしいので、時に
「落ち着け!」と声をかけてしまいます。
単に体が小さいから、動きが早いのでしょうけど。
「春!春!うきうきっ!」
と言っているように見えてしまいます…。
やけに頑張りすぎていて、こちらが疲れるのです。
まあ、元気なのはよいことなのですが。
カメの奴、睡眠時間が少なそう、です。

二匹に共通する悪癖は、
水温計はずしをすることでしょうか。
傍で泳いでいるうちに、ガラスの筒の部分を
吸盤からはずしてしまうのですよ。
もうカチャカチャ、カチャカチャ、
前足をぶつけて、うるさいうるさい。
遊んでいる雰囲気でもあるので、
夫は水に浮くおもちゃを買ってあげようかと
真剣に考えています。
例の黄色いあひるにする?


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葉桜の頃(^-^)。oO

2006年04月09日 | 日々のこと

ふと見ると、近所の桜も葉桜になっていました。
緑と薄紅の共存も美しいものです。
ああ、ふるさとの桜は今が盛りだろうなぁ…。
母は今週見に行くと言っていたけれど、
一面の薄靄のような花に囲まれて、
きっとうっとりだろうなあ。

今日は昼前、夫からもうすぐ帰るとの電話があり、
慌てて飛び起きましたっ!
留守中またしても夜型になってしまったのです。
カメたちも、部屋の電気がついているから
すっかり遅寝になってしまって…。(- -;)
口がきけたら、
「お母さんって悪いんだよー。
いつまでも起きてるんだから、
ぼくたち眠れなかったの!」と、
言いつけられるところです。

でもね、カメたち。
夫がいないと、布団が寒いのよう。
(少し冷え性なんだもーん)

昨夜は限界までためた洗濯物を洗ったので、
乾いたパジャマがなくなってしまいました。
それで夫のを拝借したのですが、案外暖かい。
結構いいの着てるじゃねえか、と思いました。
しかし暖かすぎて、また寝過ごしてしまったのです。

こんなふざけた生活態度ではいかんのです。
始めたばかりのお弁当が
作れなくなってしまうのです。
明日からガンバラナクチャ!と思いますが、
それにしても、朝に弱い人間が簡単に作れる、
お弁当のメニューって、何かないですかね?

あっ!お米買ってこなくちゃ!



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メガネ系…

2006年04月08日 | おえかきもの

唐突ですが、わたしは
メガネ男子が好きです。
(あッ!みんな、ひかないで…)

勿論誰でも良いわけではありませぬ。
この間本屋で見かけた
「メロディ」という少女マンガの雑誌で、
メガネ男子萌え、みたいな特集が
組まれていたのですが。
執筆者それぞれに熱い思いがあるようでした。
単純にメガネ好きといっても、
一様な好みではないのです。

わたしの場合、ルーツはあの方…。
エラリー・クイーン、です。
銀縁のメガネに長身、というイメージがあるのですが、
インテリジェンスっ!な感じに、
読み始めた少女の頃、すっかり参ってしまいました。

その後、様々な推理小説に耽溺して、
いまやエラリーが一番、ということはないのですが。
メガネに名探偵に対する思い入れの全てが、
重ねられたという気がします。
そう。メガネはあくまで
知性の象徴であってほしいのです。

できれば神経質そうで、痩せていて、
鋭い頭脳で、皮肉っぽく、
そのくせワトソン役にはほろりと優しい時がある、
ギャップがたまらないのよう、
という人にかけていて欲しい。

マニアックで、贅沢な好みなのです。
(そしてわたしが、そのワトソン役になって、
軽くつれなくされたり、必要とされたりしたいのよう、
と妄想にふけるのです。ちょっと危ない趣味…

普段クールなあの人が、
メガネを外すと、意外な一面…とか。
外してあげるというシチュエーションも、
なんか色っぽくて好きです。

では、賢そうなメガネで見初めてしまった
夫はどうかと申しますと、
まあ、60パーセントくらいは理想通り。
でも銀縁のメガネを勧めても拒みます。

それに意外と体育会系だもんなぁ…。
(ここだけの話、話してみてそれが分かった時、
少しだけ、えーっ!という気分でした。
読書家なので安心しましたが。
ペダンチックな話を聞いてうっとり、
という勝手な夢を抱いていたのです)

当然ながら、
現実に名探偵はおりませんわね…。

ではメガネ女子の場合。
正しいメガネっ娘の姿はナゾですが、
聡明そうな美女がメガネというのも、
それはそれで素敵な感じがする。

分不相応に憧れるのですが
自分でかけてみると似合いません。
メガネを借りて、冗談でつけてみると、
「教育ママみたい」と評されます。

ガーン…!一番苦手とする姿じゃないか。

しかし懲りずに何度も、
時をおいてかけてみせるのです。
もしかしたらメガネ美人になっているかも!
という淡い期待を抱いて。

結局同じ感想を言われて、またガーン…!!

もう、いいです…。
まだ視力は落ちてないし、
観賞するだけで我慢なのです。しくしく。



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ハウステンボスのおみやげ☆

2006年04月07日 | お出かけの記録

この間のハウステンボスでは、
我を忘れてお土産を買ってしまいました…。
その場でしか売ってなさそーな感じが弱い。
そう。“限定”につられるタイプです。

まず、一目惚れのチューリップベア。
毎年、チューリップをイメージして作るらしいですが、
この年はオリジナル品種“ハウステンボス”をモデルに
製造したそうです。(→その花の写真があるとこ



この色合いが何ともいい!
手足は自由に曲げられないけど、
体のつくりは、しっかりしているんですよ。
左足の刺繍は、その“ハウステンボス”の絵。
同じぬいぐるみがたくさん並んでいる中で、
(リンダというお店で、600体限定でした)
この子が一番可愛いよね?と夫に聞いたら、
どれも同じ顔に見える、だって…。
無体なことを尋ねてしまいました。

美味しいビールも買ったのです♪



手前がスリーホース缶。
後ろがクロールシュ・プレミアム・ラガービール。
原産国はオランダです。
前者がすっきり、切れのいい味で、
お値段がはった後者は、コクと深みのある味。
なんというか…表現力がなくて申し訳ないですけど。
この国でこんなビールが飲めるなら、
オランダ人と友達になれそう、と思いましたよ☆
(↑食つながり、ということでっ)

それを言うなら、ベルギーの方とも
お友達になれるかもしれない?



ベルギー原産フルーツビール。
セントルイスプレミアム、ピーチ&フランボワーズ瓶。
前にもベルギービールは飲んだことがあるんですが、
やはり果汁が入っていて、新鮮な感じでした。
やや甘めで、食卓が和みます。

おつまみも仕入れましたよ!
ガーリックソーセージです。



中ににんにくが混ぜ込んであって、
めっちゃ美味しかったです。(^ ^)v
大葉ソーセージも食べましたが、
脂っこさを緩和させてくれて、
とてもうまうまでした!

他にも、パンチェッタや
骨付きソーセージなどが冷蔵庫に眠っています。
衝動買いをしてしまった…ような気がしましたが、
よく考えれば食べ物・飲み物関係は、
ほとんど夫が選んだものです。
あらら…。
うまいこと、のせられたのかしらん。


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