名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

スーパー四間飛車1 急戦居飛穴破り

2015-06-27 | 将棋本 断捨離
スーパー四間飛車〈1〉急戦!居飛穴破り

小林健二先生の本です。藤井システム出現のころの居飛穴対策です。1997年出版ですから古いのですが。

浮き飛車作戦 は立石流を目指したもの。
端角戦法
居玉急戦 は藤井システムのこと。
6筋早仕掛け

の4つが解説してあります。藤井システムは定跡が整備されて、今ではやりにくくなっていますがほかの戦法は今でも使えると思います。美濃囲いに囲ってから攻めるのでアマチュアには使いやすいと思うのですが。
私は振り飛車も居飛穴もやらないので、断捨離とします。
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20150627今日の一手<その67>

2015-06-27 | 今日の一手
20150627今日の一手

13日の名南将棋大会からIさんとNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。















昨日の一手の回答


☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは同程度。
攻め駒を数えるまでもなく、上下対称のような陣形ですから攻撃力は互角。
総合すればまったく互角のはずです。違いは囲いが先手は穴熊、後手は銀冠から45の位を取ったこと。


×手順はよくわからないのですが、先手は銀冠穴熊に組み替えて

この図になりました。35歩と突きだされたところですが、これが取れないので作戦負けです。
さらに待機して後手に銀冠の銀をぶつけられました。

35同銀同角78飛に36歩

痛いです。穴熊が弱体化して苦しい戦いになりました。

昔、振り飛車に中央位取りとか玉頭位取りが流行ったころ、対策として大内先生や西村先生は穴熊に組みました。もちろん形は違いますが、問題図のような局面です。
*位取りは手数がかかるので穴熊に組み上げることが可能
*低く固めておいて大駒交換を狙う
という意味です。位取り側は桂香歩を取って上部から反撃して、どちらが優るかという戦いでした。

銀冠穴熊は相穴熊なら有効なのですが、位取りには相性が悪いです。本譜は37角が26を守っているので少しはいいのですが、25歩同歩26歩という筋がきついのです。4筋(6筋)の位取りに対する相性は最悪です。


× 45歩の位を解消するために、48飛としてみます。

後手も42飛と調子を合わせて、46歩に54金

これでうまくいきません。4筋に金を応援に出せるので力負けします。


○ であれば、右は低く構えて、左側から戦いを起こすしかありません。まず78飛です。

75歩があるので、72飛98香92香とあいさつされるでしょう。16歩54歩に59角と引きます。

95角の筋を消して、94歩96歩44角38金左33桂に86角とゆさぶります。

これで84歩と突いてくれるのを待ちます。75歩は行きにくいのですが、待機して突いてもらいます。

77角25歩に57銀と角交換を迫ります。この図が目標。

77角成同桂75歩には83角。これが打ちたかったのです。

馬を作れそうですし、65桂と逃げられそうですからこれなら上出来でしょう。

57銀に53角とかわされたら46歩同歩同銀で

位の解消ができました。あとは48飛とまわって攻めていきます。

これは願望の入った手順ですが、37角の位置にこだわらず、左の駒を使って攻めていきたいのです。両方手出しできないからと銀冠穴熊にするのはだめです。

位取りに対する振り飛車穴熊の方針を理解していただけたでしょうか。

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ライバルに勝つ最新定跡

2015-06-27 | 将棋本 断捨離
マイコミ将棋BOOKS ライバルに勝つ最新定跡

村山慈明先生の本です。
ゴキゲン中飛車、石田流、横歩取り85飛、角換わり腰掛銀、一手損角換わりの当時の最新定跡(2010年)と、関連した自戦解説が3局。

出版当時ならともかく、1年もすればいらなくなる本です。残念。断捨離します。
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