この図から仕掛けたらどうなるかという話でした。
68金寄85桂は厄介、55銀85桂は悪そう、なので25桂から攻めます。24角45歩
45同歩11角成は後手の反撃が弱いので先手有利です。45同銀同歩11角成
11角成のところでは、33銀がこれまで見てきた攻め方ですが、評価値では+120ほどで難しいです。よって11角成に46歩21馬38銀
後手には確実な攻めがあります。ただ先手は穴熊で玉が遠いから、これでも指せるようです。59飛47歩成68金寄
ここで48と と57と の分岐です。48と55桂(ここで62金引43桂成もある)59と63桂成同銀43金
この図の評価値は+338の先手有利。穴熊がしっかりしていますね。
後手としては48と ではなくて57と
こちらが優ります。57同飛49飛成75歩
先手も飛を取ってくれと7筋に手を付けます。57角成同金39飛68銀
19飛成55角76香
19角(79香成73桂成同金79銀右は先手有利なので)同竜77桂
激しい攻防が続きます。77同香成同銀右85桂78香
65馬に79竜が好手のようで
評価値は+200ほどの先手もちだったのが、0近辺の互角に近づきます。79同銀に97桂打
96歩92歩97桂打86歩・・・は難しいようで、先に97桂を打ちこんで端攻めを続行します。以下は88銀上77桂成55馬64角77馬・・・という攻防ですが、進行例を長く続けても仕方がないでしょう。先手が少し良いようですが、強いほうが勝つとしか言えないです。
もっといろいろな形を取り上げることはできますが、右四間飛車+居飛車穴熊は駒が偏り過ぎなのかと思います。
これでノーマル四間飛車の話は終わります。居飛車党ならば1つの戦法を知っているだけで済みますが、四間飛車側は全部の対応を(大まかでも)知らなければなりません。