前回に引き続いて200gのそば打ちについて考察したいと思います。
とにかく、打って見ようと、そばの延し寸法について考えることも無く、1.5mmのアクリル板を拠り所に行った訳ですが、
打ち終えて、大きさ(蕎麦の長さ、のし寸法)について考えてみました。すると、200gの少量打ちですがそば打ちの何故に気づかされます。
以前に延しについて表を掲載しましたが、単位が間違っていたりといい加減なモノでしたので、多少改善して200g用に作成しました。
実のところ、はじめから四角くのすのは結構難しくて、最終的にガイドのアクリル板のお陰で厚さは均一になりますが、形が整いずらいです。
均一な延し厚になって居れば、自然と形が整いますので、均一な厚さを得れば問題解決です。均一な延し厚を得るためには、丸延しの方が優れていると思います。
・正方形や、長方形をいきなり作るのは手作業では難しいですが、同じ作業を繰り返すことで円形は四角より容易にできます。
・蕎麦を切る場合は、四角の方が均一な長さの蕎麦が出来ますから延し終わりは四角がいいでしょう。
ということで200gでも四つ出しをする事になります。
少量十割でそば打ちの基礎練習としては良いかもです。
麺の長さを50cmの二つ折にすれば、1辺25cmなので30~33の包丁で切れますし、スライド切りで折り返しの輪が切れなければ50cmなので、知らない人には十分に長いお蕎麦だと思うはずです。
50cmの長さで、厚さを1.5mmとすると、表から幅は34cmとなります。これなら、真ん中の17cmくらいで切り分ければ、計量しなくても1人前になりますし、切り幅がそろっていれば、同じ回数で切り終わることになります。
という事で、20~25cmまでは丸延しして、四つ出しして、30cmくらいにしたら、肉分けして幅を軽く肉分けして、
2枚のアクリル板のガイドを両側において、棒を転がすのがよさそうです。
次回は延しの厚さと寸法を上の表の緑で着色した流れでやってみようと思います。(やってみてから載せろという突込みは無しでお願い)
注意:丸延して直径30cmにしてしまうと当に正しく四つ出ししてしまうと、1辺が42cmくらいになるので、麺の長さを50cmにこだわると厚さが1.2mmになってしまいます。更科そばならよさそうですが、十割蕎麦では細すぎでしょうか。1本が42cmの長さでも十分かな。
四角の麺体の両脇は真っすぐな方がゴミが少なくなります。天地は揃っていなくても、2つ折りで包丁の長さを越えなければ切ってしまえばモーマンタイ(無問題)です。