全長166.9㎞、停留所の数は167、高速道路を使わない路線では、日本一の走行距離を誇る路線バスの奈良交通・八木新宮特急バス。このバスは観光だけでなく、十津川村の生活を支える重要な足です。
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大和八木からの行程の7割方を過ぎた十津川温泉での小休止後、国道168号線から一時それて立ち寄るのがこのホテル昴です。
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このホテル昴は、十津川村、奈良交通、十津川村観光協会の出資によって1988年に開業した第三セクターのホテルで、小さい旅館が多い十津川温泉の中で、最も規模が大きいところ、十津川を代表する旅館です。
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険しい山岳地帯にある十津川では珍しく広い敷地を有し、野外ステージのある広大な芝生広場や温泉プールなどが整備されています。こんな土地を得られたのは、十津川の支流の曲折した盲腸部分の河原を切り開いたからですね。
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第三セクターの資本力によって整備されたこの施設、レストランでいただける料理も十津川の山の幸、川の幸に溢れています。
料理の詳細は食べログで。
料理の詳細は食べログで。
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十津川では珍しい広い敷地を活かしてお風呂も広々。露天風呂、内湯、サウナ、寝湯、うたせ湯…等々、スーパー銭湯並みのヴァリエーションがあって、家族連れやグループ旅行にはうってつけですね。
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もちろんお湯は十津川温泉独特のやや白濁した柔らかいお湯で、泉質も申し分ない。比較的空いている冬場には、こんな広いお風呂を独り占めすることも…
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当初、巨費をかけて設置した循環装置を、2004年に撤去する英断を…そして、このホテルの掛け流しへの移行をもって十津川村全村の掛け流しが実現しました。
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この十津川では各旅館が独自の方式で熱い源泉を薄めずに冷ましているが、ここは熱交換器で自然冷却する方式とのこと。
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十津川では貴重なほど広い天空を眺めながらの湯浴みを楽しむことのできるこのホテル、初めて十津川に訪れる際の旅館としてはうってつけです。
・場所:奈良交通・ホテル昴BS
・泉質:ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉 70度
・訪問日:2012年6月23日