三輪山南の裾にある金屋集落に、釈迦・弥勒の二尊板石仏があります。
もとは三輪山南の「みろく谷」にあった様です。
昭和初期の書籍には野外に置かれていた頃の素晴らしい写真が載せられています。
奈良県 桜井市金屋
螺髪を刻み、衲衣衣文の線も略さずに幾条にも彫り出しています。
古墳石棺材を利用して彫られています。
説法印釈迦如来立像
重厚な面相、複雑な説法印の両手の表現も見事に彫りあげています。
弥勒菩薩立像
右手を上げて施無畏印、左手与願印を示しています。
山の辺の道沿いの収蔵庫に安置されています。