兵庫の石仏再会編、三つ目は山伏峠の石棺仏です。
三十年ぶりにネガを見た時、此れは何処の石仏???状態でしたが
説明板を撮影していた為山伏峠の石棺仏であることが判りました。
この石仏は全く記憶から消え失せてしまっていました・・・
まずは昔のネガから・・・
縄掛け突起付きの家型石棺蓋石そのままの内側に阿弥陀座像が刻まれています。
播磨石棺の石棺仏で一番の大きさという事です。
石棺の蓋石に7体の地蔵が刻まれています。
半跏の地蔵を中央に、左右に小型の地蔵6体を配しています。
播磨の石棺仏では唯一、長持ち式石棺を使った石棺仏で
縄掛け突起をそのまま残していて、この石棺仏の魅力になっています。
石棺材を舟型に形成し、阿弥陀座像と左右に地蔵が刻まれています。
味の有る昔の手書きの説明板
現在
昔と何ら変わり無く其処に在りました・・・
兵庫県加西市玉野町山伏峠
半跏地蔵に六体地蔵というのも珍しいものです。
昔と違うのは花立の数くらいでしょうか・・・
こんな素晴らしい石仏さん達を忘れていたなんて・・・
素っ気ない説明板に変わっていました。
三十年経って一番変わっていたのは説明板・・・