MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ソウル・ステーション・パンデミック

2017-09-11 17:21:31 | アニメ
韓国ゾンビ映画の「新感染 ファイナル・エクスプレス」が自分的には
それなりに韓国映画らしさを前面に出してる割りにはエグくも、グロくもなく
結構はまる面白さだったので
その同じ監督ヨン・サンホが脚本・監督を勤めた
「新感染・・・」の前日譚を描いてると言うことで、アニメを普段殆ど見ない私ですが
米国盤のBlu-rayで韓国製アニメ作品を見つけましたので
前日譚に興味をひかれて購入してきました

実写映画の興奮が覚めないうちにと苦手なアニメでしたが英語字幕での鑑賞
見終わっての率直な第一声は前日譚と言うよりは、パンデミックの内容と時間軸の進行からして同時進行の内容だったんじゃないかなぁ
首都ソウルっであれだけのパンデミック状態の中でのKTXに平和顔で釜山まで誰も列車には乗らないだろう

と言うことでパンデミックの同時進行の別なお話と見たほうがいいのかな
こちらのアニメの主人公はフーゾク嬢のヘスンとその恋人のキウン(英語字幕ではキーウンと言ってるようでしたが)が
ちょっとしたいさかいから離ればなれになり
ヘスンは町で逃げ惑う人々と一緒に
キウンはヘスンの父親と言う人物とこれまた一緒にゾンビから逃れながらの危機また危機を回避しつつお互いが出会うまでの一日を・・・一篇のアニメ映画にしてありますが

私はアニメを見ませんけども、日本のお家芸アニメは
チャンネル替えやなにかで一本丸々見ませんが一応数秒とか数分とか見ちゃうとかします
そんな日本のアニメと比べると絵の動きが実にぎこちなかったりするし、絵の質がアメコミ風な所が韓国アニメなんだろうと思いましたが
そこいらは見てるうちにだいぶん慣れました

ミニスカヒロインの白いおパンちゅが実にリアルに彼女の動きに合わせて頻繁に描かれていたのがある意味印象的でした
韓国の地下鉄ってあれですか防空施設になってるせいか、ホームドアも日本のとは違って全面密閉なんですねぇ
目から鱗でしたが
もうひとつ救急と消防が119なんですねぇ

あとは韓国の世相を反映してホームレスらの嘆きや恨み節、
売春斡旋やフーゾク嬢や元締めの生態等が映画に反映されて
ラストにはパンデミックと言うよりは、それとはまた違ったどんでんな山場をつくっていましたし、パンデミックによる国家・軍隊による弾圧などの弾圧行為は実に韓国映画らしい
グロも自制されていたのかな

何回も言いますが前日譚としての要素は皆無
「新感染・・・」よとは別の物語として
一応"ソウル""プサン"としての一対の作品としてとらえた方がいいのかな

多分もう当分はアニメ見ないでしょうけども

2016年製作、韓国アニメ映画
ヨン・サンホ脚本・監督作品
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フリー・ファイヤー

2017-09-11 03:11:40 | 洋画
今年の春先だったか新宿の武蔵野館でこの映画の上映ポスターを見て
ただただ銃撃戦を描いた映画ということで"面白そうだな"と思っていましたし
絶対に見たいと・・・でも精神的に閉鎖空間に長時間居られない
ってっことでDVD待っていたのですが中々DVDの情報が出てこんし・・・
そしたら輸入盤を見つけましたので
アニメも殆ど見んのにあの韓国ゾンビ映画の「新感染・・・」の前日譚を描いた
「SEOUL STATION」と一緒に購入してきました
見たいと思う映画だったのとレンタル作品がレンタル中ってのもありまして
早速の視聴
いや面白かったですが、そんなに派手な銃撃戦ではなかったのが・・・

舞台は70年代のボストン
とある廃工場にIRAメンバーと武器商人が30挺のライフルの取引をするために集まる
買う側はアイルランド人IRAの4人組に仲介役の女が1人。
武器商人も5人と10人の男女が廃工場の倉庫の中でただただ撃ち合う姿を90分の映画にまとめたもので、
何と全体の3分の2の尺が銃撃戦に当てられている

取引が成立しそうになったその時、両グループのチンピラ同士が昨夜殴り合いをしており
オープニングでこのいきさつがクルマの中での何気ない台詞の会話で語られていたんですね
よくできた脚本とも言える

そんなことで個人的に遺恨関係がこじれまくった挙句
チンピラの一人が怒りの一発を相手に撃ち込んでしまったことから
激しい撃ち合いにと発展しますが
一応火薬量・発砲弾数・被弾ともに多く、お互いに派手に撃ちまくっては
その合間に仲間同士や相手に向かってお互いに会話するというインターバルが数回あるのですが
それに人間被弾しても致命的な箇所に当たらないと死なないのね

と言うことで無駄に被弾しまくりですが手足とかに被弾してるために全員が立って居られない状況で
撃ち合いや遮蔽物に身を隠すのも皆さん這っての移動
被弾しても死なない点や、匍匐での移動とか派手に銃撃しても弾が的(人体)に殆ど当たらないと言う
ある意味今までの映画が表現してきたフィクションを排して
ある意味銃撃のリアリティを表現してる映画だったんですねぇ

といっても、拳銃にしても皆さんどんだけ予備の弾倉と弾を持っていたのかと思うくらい撃ってますし
なんだかそういう意味ではクソリアリズムなんだかシュールなんだか
たった一人の女性は、あの「キングコング髑髏島の巨神」のお姉ちゃんだったんですねぇ
32口径のリボルバーでしたが、肝心な時に弾キレしてましたね、やっぱし6発はきついよね
でもオートマチックは70年代と言うことでガヴァメントなんだよね、これも装弾数は8発だし、弾詰まりしたりと変にリアリティ

オチが良かったなー

2016年製作、イギリス・フランス合作映画
ベン・ウィートリー脚本・監督作品
出演:シャールト・コプリー、アーミー・ハマー、ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィ、ジャック・レイナー、バボー・シーセイ、エンゾ・シレンティ、サム・ライリー、マイケル・スマイリー
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする