ザ・ヤクザ 炎の復讐

オールインエンターテインメントでは、新作に混じって
旧作それもビデオのみの発売で未DVD化の作品を時々発売する
これもその旧作のDVDパッケージ化作品の一つ

竹内力全盛期の作品
何と松竹を追われた奥山知由が立ち上げた”チームオクヤマ”作品ですので
Vシネマではありますが、製作は完全にアメリカのスタッフキャストでの
オール現地ロケ作品ですが、監督さんと主演のみが日本人
一般公開されてますので邦画のジャンルにしておきます

アメリカ、LAにやって来た黒流会幹部の鹿沼は、現地ガイドの案内で
現地ギャングとコカインの取引に成功するものの
鹿沼の恋人で、スチュワーデスの洋子の手を借りて
日本国内に持ち込むつもりでいたのだが・・・

そこに売ったコカインを奪いに来たギャングが洋子を射殺
怒った鹿沼は、犯人一味に単身・・・って言うありきたりのプロットに
現地で冷飯食ってる日本人の男女がコカイン争奪に加わってきて
さらに現地の警察まで加わってのコカイン争奪戦

ロスロケの映画ですが、現地のキャストが何とも言えない演技力が皆無
日本人のお姉ちゃん二人もよく私の知らない人ですし
力チームの野村裕人が頑張りを見せてくれていますが
力さんによる力さんの映画で力さん一人が目立ってる映画でして
カッコのいい力さんがみられます
何せもう20年近く前の力さんですからねぇ

ストーリーに関してどこにでもあるお話ですし
突然生き別れた妹のエピソードまで絡んできたりと無理矢理感が陳腐なだけでしょ

750以上の大型バイクを手放しで運転し、そのままショットガンをぶっ放す竹内力の姿に表されるように
ストーリーなんてもうどうでもよくて
ただただカッコいい竹内力を見るだけの映画でした

1999年製作、日本映画、チームオクヤマ作品
大川俊道脚本・監督作品
出演：竹内力、野村祐人、星野マヤ、二条永子、ジョージ・チェン、マイケル・バロン、マリオ・オピナート、ロバート・マコール

妹の夏

先に書いた「ハケン家庭教師の事件帖」と一緒に紀伊國屋フォレストで
アルバトロスの在庫処理ですか、新品1本1000円で売っていたのを
これまたエロチックOV7本パック1800円のBOXと一緒に買ってきたのですが
城定夫監督作品「ハケン・・・」に次いでの視聴ですね

城定秀夫監督が城定夫名義で早撮りしたOVですね
尺が早撮りを如実に表してるかのような58分
主演は、元AV女優の星美りかさん、2013年ですからこのときには現役バリバリのAV女優さんの時代ですね
実に見事な引退ぶりでしたよね、私としては彼女のAVみたことないですが
完全引退は実に残念ではありますが
ちなみにおっぱいの実におっきく美しい方なんですが体はちっちゃいので
このアンバランスが実にこの映画のテーマでもある妹のキャラクターには実にぴったりなお方なために、
今回は役にはまってというか、見事な演技と艶技でしたよね
城定監督の演技指導の賜物なのかなぁ

共演にAV業界の堀口奈津美さん
凸凹コンビになっちゃうのかしら
星美さんが150cm 堀口さんが168cm なんですねと言うことで同じシーンでの共演はなしですが・・・

売れっ子編集者の妻が出社して一人アパートで執筆を続ける売れない官能小説家の秋夫
家では洗濯をしたり、食事は自炊
そんなある日、突然妹のナツが家出して転がり込んでくる

二人の何気ない昔話の中では、二人は血の繋がってないことも語られる
一度 は追い返そうとするものの仕方なく狭い押入れに匿う事にした秋夫だった
嫁の居ない昼間っからいくら血縁ないといいながらもセックス三昧
夜は押入の中から兄のセックスを覗き見したり、
夫婦で寝ている兄を押入に誘い込んでチョメチョメしたり
というか、同じ部屋ではいくら寝てても襖一枚ではアへアへしてりゃ気づくだろ

でこの妹と兄は3年前に実家で真夏の暑い昼下がり、まだ女子高生だった妹と兄は一線を越えたのだったが・・・
衝動的なセックスだったけど畳の上で正常位
因みに実際に畳みの上で正常位は男の両膝は擦過火傷しますので現実にはご注意を・・・

星美りかの"お兄ちゃ〜ん"と甘える台詞が妙に残る映画
当然城定作品なのでベタな大人のメルヘンかと思ってたら夏の怪談話のオチでしたが
かなり軽めな恐怖もない作りの作品でした

"ひと夏の思い出"の空気感と
小道具としての"コカ・コーラ"はさすがだと思わせますけどね
たった4人しか登場しない一人に曲者吉岡睦雄が・・・
何か起こすのだろうと期待したのに何もおきない肩透かしも良かったなぁ

2013年製作、日本OV、レニー作品
城定夫監督・脚本・編集作品
出演：星美りか。磯田泰輝、堀口奈津美、吉岡睦雄