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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

九龍猟奇殺人事件

2017-11-02 20:40:14 | アジア映画
WOWOWのジャパンプレミアで先行OAされた後にDVDリリースされた未公開香港映画
アーロン・クォックが見てくれの全く冴えない刑事を演じています
最初はアーロン・クォックだとちょっと見わかんないくらい
事件現場で何故に自分の写真をライブラリーするのかなぁ、それもインスタントカメラですよ
実際に起きた2010年の実際に起きた事件の映画化なのに携帯カメラじゃないのも・・・

大陸から香港にやって来た十六歳の少女ジェイメイ
実際は香港への永住権が取れなくて隣町の中国都市から香港に通うと言うことで
少女だけモデルになりたくて九竜のボロアパートでの一人暮らし
そのボロいアパートで惨殺されていたらしいことが判明するも
死体が見つからないで大量の血痕のみから警察は殺人事件として捜査を開始するものの

すぐに犯人が自首してきて事件は解決?
全く接点のない犯人と被害者は、どうやって知り合い殺人にに至ったのかを
少女が家族と共に大陸から移住してからの香港での一人暮らし生活と、
学校を辞め、夢であったモデルへの道を絶たれ、
売春婦にまで堕ちていった姿と、
犯人の孤独な生き方、それらを時系列を激しく交錯させながら描いていくという、
複雑な構成ですが漫然と見ていてもちゃんと最後に収斂させているので物語としては実に分かりやすい

ただ、クォック演じる風変わりなベテラン刑事の所謂離婚してる家庭事情暮をこれまた平行して描いてるのですが、これは要らないんじゃないのじゃなぁ

この映画での見所は二ツ
マズは主役の16才の売春少女を演じるジェシー・リーという新人の女優さんが、
かなりなカワイコちゃんでして脱ぎっプリも見事だし16才の少女だけに未発達気味の小さいって言うか殆ど膨らみがあるかなしのおっぱいはすばらしかったな
どっかの国の(若手)女優も爪の垢を貰ってほしいものです

二ツ目は裁判での供述と並行して描かれる死体解体のシーンでしょうか
あまりにも日本ではタイムリー過ぎました
首を斬り血を抜いて体を半分に切り下げ内蔵を取りだし細かく裁断してトイレに流し
皮膚を剥いで骨を斬りおとし肉をそぎ・・・

これ以上書くのやめますが、日本では頭部の処理に困って箱詰めして保管していたようですが
この犯人は頭部の処理もしっかりと・・・
日本中を騒がしてる猟奇殺人犯も2015年の映画ですから
もしもこの映画を見ていたら完全犯罪が成功していたかも
そんな気分に桑原桑原・・・

最近では中国本土との合作が多い香港映画ですが
これは完全に香港だけで製作された映画でして現時点ではこう言ったエログロ生き残り作品が評価されてるというのは嬉しいですね

見終わって色々調べたらなんと158分の長尺ディレクターズカット版も本国では公開されたようですね
こう言う長尺版を見たくなる困った性格なんですが・・・

2015年製作、香港映画(日本未公開)
フィリップ・ユン脚本・監督作品
出演:アーロン・クォック、エイレン・チン、パトリック・タム、ジェシー・リー、マイケル・ニン
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バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍

2017-11-02 02:26:15 | 洋画
新宿シネマカリテの企画興行<カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017>で上映された1本
ロシア映画です

第1次世界大戦にロシア軍は戦地の膠着状態の打破と戦意高揚
つまりプロパガンダとして女性部隊を編成していたんですねぇ
前線に女兵士を送り込むってのはロシアが最初なんですかねぇ
第二次世界大戦では女性兵士とか連合軍にもいるにはいましたが
階級もそれなりにあったようですが本部勤務とか内地勤務の要員ですか

でもロシアじゃないや、第二次世界大戦時はソビエト連邦でしたっけ
最近のロシア映画を見ると結構最前線で兵士として活用していたようですね
世界最強と言える米軍でさえ、第二次世界大戦時には女性兵士は前線に出していないはず

2時間強の映画を内地での訓練部分と
全線での戦闘部分の二分割の常套手段で作られていますが
送り込まれた戦地の兵士たちはなんとドイツ軍もロシア軍も殆どが厭戦気分が支配してるし
共産党の指導が末端まで行き届いていて
何かあればすぐに◯◯委員会とかが組織されて・・・
軍の規律の基本である軍の階級なんてあってなきなものなんですねぇ

訓練部分でもバタリオンの隊長が一人の女性隊員を追放したら
訴えられて解任されてしまう羽目に・・・
ま、これでバタリオンの意志がひとつにまとまるんですけども

女性部隊を率いたマリア・ボチカリョーワってのは実在の人物だったんですねぇ
副題に”婦人決死隊VSドイツ軍”とありますが
前線に赴いたバタリオンが最初に戦わねばならなかったのはなんと自軍の男性軍だったんですねぇ
厭世思想と戦い、かつある意味肉体的なハンデキャップを負いながらドイツ軍と戦う訳で
思い悩みながらも、祖国のためドイツ軍に立ち向かう姿を描くことで
命を懸けて厭世男性軍を奮い立たせていくプロットはやっぱりプロパガンダ以外の何物でもなかった

新作リリース2本連続での戦争映画でしたが
女性兵士のお話につられてレンタルしちゃいましたが、映画の持ってるプロパガンダに
日本人でもある意味高揚を感じてしまうのね

2015年製作、ロシア映画
ドミトリー・メスキエフ監督作品
出演:マリヤ・アロノーヴァ、マリヤ・コジェフニコヴァ、ニコライ・アウジン、ヴァレリア・シュキランド、アリョーナ・クチコヴァ、ポリーナ・ドゥドキナ、マラト・バーシャーロフ
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