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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

殺戮にいたる山岳

2017-11-06 21:19:48 | 韓国映画
シネマート新宿の恒例企画興行<反逆の韓国ノワール2017>にて上映された映画
私としてと言うかDVDの発売順に見てるので「善悪の刃」に次いで2作目に当たるのかな
映画館にいけなくDVD待つのも企画興行作品はある意味日本の興行の諸悪の根源
シネコンの番線に乗らんけど結構見られる作品が多いですよね
この映画だって”韓国初登場1位”の惹句がデカデカと踊ってるのにシネコンには乗らねえ

けどもおもしろいよねこの映画は・・・
単純に普通の人間がふとしたことから欲望に負けて人間性を捨てて
己の欲に忠実に生きるべくと言うか人を殺し、殺し合うお話を基本シノップスに
肉親の愛を守るために欲望に生きる男たちに戦いを挑んでいくじい様の活躍を・・・

事故があったために廃坑になった鉱山の坑道近くから
息子を鉱山事故で亡くした婆さんが金鉱を見つけるものの
自分じゃわかんないから地元の刑事に鑑定してもらうものの
黄鉄鋼と判定されるが・・・実は刑事は金鉱と見ぬいて婆さんをだまし
横取りしようとして仲間内で鑑定して一攫千金を・・・・
しかし、その山は婆さんの息子が土地所有権者だったりするものですから

ま、ちょっとした事故で婆さんを瀕死にさせてから人間性が剥き出しになって
婆さんを殺すところを
この山でハンティングしてるじい様が目撃し
日頃可愛がってる婆さんの孫まで命を狙われるとあって
爺さんと刑事を中心にした仲間との激しい撃ち合いになっていく
毎日のように山で狩りをする爺さんに地のりの利点はあるものの
多勢に無勢さらに孫娘まで

この孫娘てどう見ても(差別用語でしょうか)精薄
ちょっとヤバければ知的障害見たいなんですかねぇ
でもって実は爺さんこの鉱山の唯一の生き残りであり、実はこの孫娘とは血の繋がりがあって
と言う事実描写は過去映像として本編カットインされていくんですね

爺さん最初は空気銃でしたが、彼らの散弾銃、猟銃奪って完全武装
でもってヒーロー然としての大活躍じゃないいですね
普通の爺さんでしたが、孫への愛からのアクションなんですねぇ
ここいらある意味リアルなんですね
リアルといっちゃいけないのかな、悪のリーダーは現職刑事
フィクションとしてはこれほど適材適所の人物像はないのですが
それじゃ不味いと言うことでしょうか、ちゃんとした刑事さんも活躍をさせてます

ここいらが韓国映画の強みですねぇ
今の日本映画は絶対に作れない作品
こう言ったとこに私が韓国映画にはまる理由があるのでしょうね

悪徳刑事って双子だっったよね、もう一人山を降りてったような
彼はどうなったのか、それとも爺さんに倒されたのか
見ててちょいそこだけ理解していませんが

2016年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ウチョル監督作品
出演:アン・ソンギ、チョ・ジヌン、ハン・イェリ、クォン・ユル、パク・ビョンウン
コメント (2)
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コップ・ハンター

2017-11-06 17:10:49 | 洋画未公開
ジャケットの第一印象でのレンタルですので
なんだろうなタイトルは英語で「Cop Hunt」って表示されたのに
キャストのオープニングクレジットではかなりなウムラートのついた文字ばかり
どこの映画かと見てたらようやっとブタペストって云う地名が出て来て
ようやっとハンガリーの映画だと理解しましたが
表題のコップっていうのはハンガリー生まれのインターポール捜査官となるんですね
大体ハンガリー映画は年に一本来るか来ないかだから出演してる人たちをまるで知りませんので
プロットの流れから彼が主人公だと思うだけです
そうだつい最近「ハンガリー連続殺人鬼」と言う映画を見ていたなぁ
こう言ったあまりにも馴染みの薄い国から映画を、最近ロシア映画が多いですよね
所謂レンタルDVDの供給量不足でこう言った国から映画が輸入されるのは実にいい傾向だと思われますが
昔レンタルバブルの時にも供給過剰な時代を経験してるのでバブルがしぼまないことを祈るのみ・・・

ブダペストで十日間に三人警官ばかりが殺される事件が発生し
地元署の刑事たちの捜査に、なぜかインターポールから刑事が派遣されてくる
そして、捜査線上に浮かんだのは、かつてホールドンが逮捕した男だったのだった

オープニングは、このインターポール刑事の主人公が、
悪党どもを便所でボコボコにするけども、
なんだろうなぁ刑事アクションを期待していたのですがしりすぼみ
と言うのか、殆どアクションのない展開で
またこちらには殆ど知らない役者さんですのでアクションのない
刑事ドラマにはどうにもノれない映画を二時間近くも見せられるのですが

ある意味会話ばっかのオーソドックスな刑事捜査のドラマがかの国の代表的なドラマツルギーなのでしょうか
馴染めばそれでいいんだろうけども・・・
アメリカ刑事映画のドンパチに慣れ親しんでる身にとってはまどろっこしいのも事実

しかしそこは映画ですから一応クライマックスには
ちゃんと結構な迫力のアクションを見せてくれるンだけどなあ
そこまでもたせるにはちょっとしんどく思えた

2017年製作、ハンガリー映画
ジョセフ・コバリック監督作品
出演:イヴァン・カマラス、ゾレ・ガングスタ
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