MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

富美子の足

2018-09-13 23:11:57 | 邦画
一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日の一本は今年の始めにTanizaki Tributeというか企画で
日本の耽美派作家と言われた谷崎潤一郎の所謂私小説と言われるエロチックな小説を現代に置き換えて三人の監督が三本の映画を製作し劇場公開されたもののDVD化されたものから
「富美子の足」を鑑賞

谷崎潤一郎の独特のエロチックな世界観を現代に置き換えてと言うことから
谷崎原作ではなくてTributeと謳いつつも大幅に原作を脚色してるからでしょうか
谷崎潤一郎原案にしてるんですね
谷崎文学の持っている独特ののエロチック感や妖美感を期待しましたが
この「富美子の足」では、残念ながらそういったこっちの期待を完全に裏切ってくれちゃいました

確かにワザワザ谷崎潤一郎原案としてるからどう映画化しても問題も何もないのですが
一体この何がいいたかったのか、私にはまるっきり理解できませんでした。
ってもヒロインの片山萌美さんのオールヌードもありましたしエロチック作品と言ってもいいのだとは思いますが
彼女の濡れ場も一応出しとけといったようなお座なりで、
これならRー15の指定も要らんだろう、意図的にRー15に指定させて逆に私みたいな
エロ映画大好きに人間を呼び込もうって言う商魂だと思われても仕方ないだろう

大体今何故Tanizaki Tributeなのかもちょっと理解ができませんし
谷崎潤一郎の原作を現代に甦らせたのかのコンセプトもわからんし
この映画だけを言わせてもらうなら、単なる足フェチの映画に終始してるだけだし

足フェチにはたまらない作品だろうな、トイレや宅配の人が来ても足をひたすら舐めまくるシでんでんがスゴいんだけど
結局最後は主要登場人物ががなりあい、怒鳴りあいで終わってしまうのがとても残念


2018年製作、日本映画、「Tanizaki Tribute」製作委員会作品
谷崎潤一郎「富美子の足」原案、ウエダアツシ脚本・編集・監督作品
出演:片山萌美、淵上泰史、武藤令子、山田真歩、福山翔大、田村泰二郎、でんでん
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トーナメント

2018-09-13 19:09:07 | 洋画
なんでしょうかこのいい加減な邦題とジャケットの詐欺度は
多分映画のポスターもこの画像で
惹句もマンマDVDのジャケットにしてるんだろうと思いますが
思いっ切り言います
詐欺じゃん!
どこがトーナメントやねん

ただ主要登場人物の4人が意味のわからないままに
って若い夫婦のヒモ男は最初は酔っ払い人身事故を隠そうとするうちに偶然5万弗手にいれて
その金をある意味独り占めしようってことかな
ヒモ男の銀行員の妻は一応良識的に人身事故も届けようって常識あるのですが
突然に男に押し入られ暴行を受けてから何かが壊れたの突然にサディスティックな性格に
その妹は人身事故の男が息を吹き替えし襲ってこられて揉み合ってるうちに事故男を射殺してしまい、義兄と一緒に5万弗を取りに行き
帰って来たら元カレがいて・・・
その元カレですが実は妹の持ち出した大金を取り戻しに・・・

このお話のどこがトーナメントなんかいな
タダタダ最初は意味もわからないまま主要登場人物の自分達が置かれた環境から
なんとか逃げようってあがいていくだけで
そんな中で一人一人と殺されていくお話で生き残るのはたった一人っていうプロットだからトーナメントってつけたのか
全くこんな邦題とそれに見合うような映画の内容にそぐわない絵面というか
邦題に沿った偽絵にした配給会社の宣伝部員は馬鹿としか言いようがない

さらに密林とかの粗筋にまで
スミスは、巧みな話術と容赦ない暴力、そして大金をちらつかせ、彼らに殺し合いのトーナメントを示唆する。邦題に寄せてウソを書いてしまうなんて
もう言語道断の極み


一応あの人気TVドラマの「ウォーキング・デッド」を何本か監督してるジュリアス・ラムジーなんで、一応最後まで見られる
って言うかオチは完全に見えてしまうのですが
男が平気で女を殴る殴る
殴る度に口の中で感じる血の味の講釈したり
頚を絞めてじわりじわり殺したり

拘束してる男の手の爪に一本一本釘を打っていったり
とか部分的にオモロイ見所はあるんですけどもね
地元のGEOさんで6本導入するほどの映画ではないよねぇ

2016年製作、アメリカ映画
ジュリアス・ラムジー監督作品
出演:アレックス・エッソー、パーラ・ヘイニー=ジャーディン、ディラン・マクティー、ウォード・ホートン
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コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火

2018-09-13 15:55:37 | 洋画
シネマカリテ新宿で開催の恒例企画興行<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018>にて上映されたデンマーク映画
綾プロの映画だしジャケット画像から判断していつものソ連とかの第二次大戦の戦争映画だと思っていたのですが

キリル文字じゃなかったしオープニングの戦闘場面は銃口リロードの単発銃だし
塹壕での大砲連射はあるものの重機関銃での銃撃も皆無での
敵も味方も拳銃やライフル撃ちつくしてからなんと銃剣での肉弾戦
っていうことで映画の基本となる戦争は
世界史に詳しくないのですがプロイセンとデンマークとのデンマーク戦争というのを舞台にしての

小作農の息子兄弟と管理人の娘との三角関係の恋愛に
さらに領主の若旦那と言うか男爵だかの中年オッサンの横恋慕まで加わっての
四角関係がメインの戦争青春映画
DVDのCDにRー15のレイトが印刷されていたんですが
戦闘場面でのグロ映像を指定していたのか
小作人の長男と幼馴染みの濡れ場をさしていたのか

次男が従軍慰安婦にフェ○してもらうシーンが具体的過ぎたのか
映倫の審査認定基準を調べると
1864年。デンマークとプロイセンが,国境のシュレースヴィヒの帰属を巡り対立し、デンマーク史上最大の戦争となる。戦争ドラマ。刺激の強い性愛描写、殺傷・出血、肉体損壊の描写がみられ、標記区分に指定します

私が列記した辺りが当該してましたが
これくらいドーってっことないような
って言うかこれいじょうの表現でもR指定受けてない映画もあるので
結局合わせ技一本ってことなのかな

お話としてはラウストとピーターの兄弟は、地主の男爵の家の使用人の娘インゲと知り合い
三人は仲良く大人になるものの
インゲはなかなか積極的な女の子で、ふたりは振り回されぱなし
地主の男爵の息子にも遠慮はないのです
大人になっても3人は仲良しですが、どこまでいい関係でいられるのか2
兄のラウストとインゲは弟ピーターに内緒で会うようになり二人は肉体関係をもつものの

兄弟と男爵の息子は戦争に駆り出される
戦地に送付された妊娠したとのラウストに宛てたインゲの手紙を読んでしまったピーターは兄をなじり、二人の仲は険悪になるものの
兄は肺炎になって入院

さらに私生児を生むことに家を追い出されたインゲは戦地の夜営地にたどり着くものの
インゲのことを好きだった男爵の息子がラウストは病死ピーターは戦死とインゲに伝えてしまう

そしていよいよクライマックスの“デュッペル堡塁の戦い”が始まり
激闘の末ラウストは戦死、ピーターはなんとか生き残り
3年後故郷に戻ったピーターは悲しいげんじつに直面する

戦争というものに人生を狂わされた人間の挫折と希望を描いた2時間6分の作品

2014年製作、デンマーク映画
オーレ・ボールネダル監督作品
出演:ヤーコブ・オフテブロ、イェンス・セッター=ラーセン、ピルー・アスベック、ソーレン・マリン
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