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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

碁盤斬り

2025-01-07 05:05:05 | 邦画
古典落語の人情噺「柳田格之進」を基本プロットとしてその他のサイドストーリーを加味して二時間九分の時代劇を白石和彌監督の初時代劇作品
草彅剛の時代劇ってどうなのよっていうことでの視聴でしたが無難にこなされており
主人公の清廉潔白の生き方そのものを具現化するには草彅剛にぴったりのハマり役であったような
 
個人的に時代劇が好きですがって単に剣戟のシーンが好きで見てるだけでして
TVで時代劇全盛で毎日どっかの局がなんらかの一時間枠の時代劇も今ではYouTubeで見てるんですが
40数分の尺でなんとクライマックスの剣戟シーンはたった2分程度だったのね
ってことでこの作品もクライマックでの殺陣はなんとほんのちょっとでしたかね
 
基本は女敵討ちのお話だったのね
ってそれは後半の話でそこにいくまでに碁打ちのお話になってて
っていうかなんでタイトルがネタバレしてるのかなぁ
一番のシーンがこれでは台無しだ
まぁ私自身将棋は少し嗜むものの碁は全くわかりません
五目並べならできるけど(笑
しかし碁を全く知らなくてもちゃんと見られる作品ですよね
ただ國村さんとか斎藤工さんとの碁の勝負シーンでさほど緊張感が伝わってこなかったのがちょっと残念だったかな
 
まぁ最近に作られる時代劇は様式美にこだわりすぎてる感じであんまり好きではなく、映画という娯楽のジャンルの一つとして時代劇があるって考えればいいのにねぇ
時代劇が全盛期の東映チャンバラ映画的な作品が作れんものでしょうかねぇ
って若者が食いつかんから高齢者に迎合しての様式美にこだわった作品にならざるを得ないんでしょうが
もっと気楽にって言ってもセット組むだけで大金が飛ぶご時世ですからそれにヅラから衣装ときたら時代劇は廃れるのもあたり前なんですよね
 
木下グループが製作幹事の作品ですから
きちんと見られる作品に仕上げておりさらに映画的に主役以外のそれぞれの役者さんにもきちんとした見せ場を作られててそれなりに楽しめる作品ではありましたが
商魂たくましいのでしょうか映画のノベライズも加藤正人さんでしたか
 
2024年製作、日本映画、映画「碁盤斬り」製作委員会作品(製作幹事木下グループ)
加藤正人脚本、白石和彌監督作品
出演:草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、飯島順子、市村正親、立川談慶、中村優子、斎藤工、小泉今日子、國村隼

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