90年代後半にVシネマのバディ作品として哀川翔、前田耕陽主演、黒沢清監督で6本シリーズとして作られた作品
日本映画専門チャンネルで今月からOAが始まったようで一応二本OAされたので録画しておいたものの視聴です
この時代のVシネマと言ったら任侠かエロって言ったいわゆるレンタルビデオ屋さんの高回転アイテムとした作品が多い中
この黒沢清のVシネのみ主人公は何とヤクザではなく、便利屋ちゅうか金になることならなんでもやると言うかなりいい加減な設定のコンビ
そんな二人で送る軽いタッチのドタバタコメディであるためにストーリーがご都合主義なのである
そして毎作変わるヒロイン?
今作のヒロインの七瀬なつみの天然ボケぶりが凄い。昼は幼稚園の先生で偶然怪我の治療をしてくれた哀川翔にとっては天使ですが、前田耕陽が結婚するんだって連れてきたキャバクラ嬢のキャンディちゃんでもあり、昼夜掛け持ちして金を稼いでいるのは父の腎臓移植手術のために3000万が必要だという訳アリ女だった。
今作のヒロインの七瀬なつみの天然ボケぶりが凄い。昼は幼稚園の先生で偶然怪我の治療をしてくれた哀川翔にとっては天使ですが、前田耕陽が結婚するんだって連れてきたキャバクラ嬢のキャンディちゃんでもあり、昼夜掛け持ちして金を稼いでいるのは父の腎臓移植手術のために3000万が必要だという訳アリ女だった。
こうなった原因を作ったのはなんとこれまたボケでなくやることなすことすべりまくりの医者だった菅田俊さん
いつもの凄みのある演技とは裏腹にこんな軽妙なキャらもできるんだって言う
私個人的には初めて見た菅田俊さんのべつのキャラにはびっくりさせられた
ってことで今作での敵役にはヤクザの凄味とかコメディ感を併せ持って演じてる國村隼さん、お若い時分から芸達者ですよね
情に厚く男気のある哀川、前田の二人と菅田俊が彼女のために一肌脱ぐのがメインシノプシス、七瀬なつみの天然ボケ演技も相当なものでして、彼女によって次か次へと厄介事が膨らんでいく様が楽しい。
何しろ、ヤクザに渡すヤクの運び屋の仕事をしたのに、その5000万もするヤクの結晶を、七瀬なつみがカマンベールチーズと交換してしまうのだ。そんなこんなでやくざに捕まり、撃たれても死にはしない。お金はないはずなのに、父親の手術費が集まりなんとアメリカで結婚するというオチ
この時代はまだVシネって言ってもフィルムで撮影していたようですね
フィルムのザラ付き感もこの作品には合っているんだなぁ
1995年製作、日本Vシネマ、KSS作品
黒沢清監督作品
出演:哀川翔、前田耕陽、七瀬なつみ、菅田俊、國村隼、大杉漣、洞口依子
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