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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

殺(や)られてたまるか

2024-12-07 18:39:17 | 邦画
かつて衛星劇場では幻の蔵出し映画館でもOAされた未パッケージの梅宮辰夫主演映画っても、彼は主演に決まっていたある俳優さんの事故死によって急遽キャスティングされた作品でかつなんと三田佳子さんのデビュー作でもあり
梅宮・三田でのコンビ出演作は第二東映では翌61年まで製作されていたそうな・・・
でもこの時期プライベートでは梅宮さんは久保菜穂子さんに首ったけだったそうで
三田さんとはお陰でなんもなかったようです
そんな作品を東映チャンネルで本日の昼間OAしてましたので早速リアルタイム視聴しました。
また64年には日活で二谷英明さん主演で「殺られてたまるか」っていう作品も製作公開されているんですね
見終わってネットで調べてて知ったことですが
 
広域暴力団間宮組の組長さんが殺されて18年、次男ケンジ君はボクシングの学生チャンピオンを経て、今では土建会社の設計士
その彼の前に父親殺しの犯人が網走出所して詫びに来ても相手にしないほどの見事な堅気振りだし
会社の慰安旅行で部長さんがOL(当時OLとは言わずに女子社員)の三田佳子を酔わせ凌辱しようとしてるのをかつての右フック一発で会社をクビになってしまい
惚れられた三田さんも一緒に会社辞めてしまったものだから
 
今ではクラブを経営してる兄貴を頼って就職を頼みにいくものの兄貴につれなくされてやけのヤンぱちクラブでひと騒動
それを見ていた兄貴を使ってる大ボスが彼に素質を見出して組関係に誘うものの
ヤクザとは知らずに傾きかけるが
兄貴が弟だけは堅気のままで暮らさせてやりたいと願い出るのを知って・・・

また久保菜穂子さんは大ボスから遣わされたスパイだったものの兄貴と恋仲になりボスに殺されて
兄貴は組織から抜け出して警察に全てをぶちまける算段をして
久保菜穂子の実家を訪ねてお金を家族に渡すのですが
警察に駆け込まれては困る組織は
兄貴の説得役に辰ちゃんを差し向けて兄貴の殺害を目論むものの
 
父親殺しの男がその中にいて密かに義理果たしして命を落とす
ここがケレンのクライマックスのシーンになるんですが
兄貴も撃たれて自分も被弾した辰ちゃんは“殺(や)られてたまるか”って台詞を吐きながら
兄に託された犯罪証拠をもって逃げるシーンにかぶるエンドマーク

72分の尺の中でさほど見せ場もなくテンポも悪く展開される作品でしてある意味残念な作品と言ってもいいのかな
一応東映チャンネルでは梅宮辰夫没後5周年記念企画の一本としてOAされてるんですね
 
1960年製作、日本映画、第二東映作品
若林栄二郎監督作品
出演:梅宮辰夫、三田佳子、久保菜穂子、千秋実、加藤嘉、風見章子、曽根晴美、斎藤紫香、片山滉、岩城力、杉義一、松村達雄、小金井秀春、曽根秀介、沢彰謙、山本麟一、清水一郎、花沢徳衛、佐々木孝丸

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