CSの衛星劇場での<幻の蔵出し映画館>でOAされた1958年公開の日活シスタームービーです
何せ尺が60分しかありませんからね
主役のお方と女優さんは全く存じあげませんが脇を固めていらっしゃる方々がすごい作品だった
一応島田一男さんの原作ありきの犯罪映画だったのね
警察が”土曜日の男“と異名をつけるほど、毎土曜日の夜に会社の金庫を狙い目的を達成していく強盗犯
今回は逃げる途中に閉まるシャッターに挟まり動けなくなった強盗犯の一人を身内が射殺して逃走
この殺された男を洗うとなんとある年少の出身者で、過去の被害を受けた会社にもその年少の卒業生が勤めていることが捜査で判明するものの
彼らには全員が実に強固なアリバイで固められているということで行き詰まる捜査陣
年少の卒業生たちの面倒を見ている人物がいるという記録があり
その花屋を訪ねて東京在住の年少卒業生の名簿を借りてシラミ潰しに聞き込みに走る刑事
そんな刑事が今は真面目に倉庫で働いてる服部哲治演じる南原信彦にアリバイ調査埜聞き込みをするのが佐野浅夫演じる庄司刑事
そこから視点が警察から信彦くんに代わり、彼は昔の年少仲間から倉庫の鍵を持ち出すよう唆され
いうことを聞かずにいると、なんと高田敏江演じる姉が誘拐され、それによって鍵を盗まざるを得なくなる
一方姉は弟にもう一度犯罪を犯させたくないために犯人グループに自分のこと勤めている宝石店なら自分が鍵から全て管理を任されているからとボスの情婦に告げて
犯行グループを違う方向に誘導する
ここいらは結構スリルある展開の作品でしたが
土曜日一味のボスは一応姿を見せるものの顔は見せない
まぁ犯人当て結構得意でしたが私には当てらなかった
犯行グループのナンバー2に大滝秀治さん、お若い時の彼を見るのは初めてでした結構こんな時代かから悪役で日活映画に出演されていたんですね
まぁ原作があるのでいろんな意味で見てられる作品ではありましたし意外なでものもなかったボスの正体でしたね
なんで読めなかったんだろう?
1958年製作、日本映画、日活作品
島田一男原作、若杉光夫監督作品
出演:服部哲治、内藤武敏、佐野浅夫、高田敏江、梅野泰靖、大滝秀治、鈴木瑞穂、草薙幸二郎、福田秀実、斎藤雄一、中野孝治、庄司永建、日野道夫、宮阪将嘉、佐々木すみ江、三崎千恵子、吉行和子、小杉静子、安田正利、鶴丸睦彦、垂水悟郎