goo blog サービス終了のお知らせ 

クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

夏休みの課題 その5

2016-09-09 | 上の娘ごと

その時、上の娘はすでに高校1年生でした。

調べてみると、編入試験を行っている音高というのはほとんどないのです。

上位の音高では、たった1校しかありませんでした。

選択の余地はなく、その音高を受験することに決めました。

・・・・と、まあ、こうして手探り状態で音高受験生活がスタートしたわけですが、

ここではここまでです。


5年ぶりの、ヴィターリの「シャコンヌ」。

合宿から帰って来てから、練習を始めました。

あの頃の娘には難しい曲でしたが、今はどうでしょう。

テクニック的には問題ないかもしれませんが、

20歳となった今、どのように音楽を表現するのでしょう。

ある程度出来上がるまで聴かせてくれないので、

私の方は、オイストラフやハイフェッツの演奏を聴いてみました。

巨匠中の巨匠の演奏ですから、素晴らしいのは当然ですが、

久しぶりに聴いたヴィターリのシャコンヌは、あまりに美しく崇高でした。

すっかり気に入ってしまい、もう何十回も繰り返し聴いています。

今思うと、あの当時の娘に、よくぞこんなにも「歌う」必要のある曲を弾かせたものだ、

と驚きます。

あの時の娘の演奏に、私は涙したし、ロシア人の先生も最大級に褒めてくださったけど、

いま改めて聴いたらどうなのだろう。

実はそれほどでもないのでは?

そんな疑惑が浮上し始めた頃、娘は娘で激しく悩んでいました。

「弾けない・・・、全然弾けない・・・」

やっぱりそうか。

簡単には弾かせてくれないだろうな、とは思っていたけれど、

大人となった今、15歳のピュアな心で弾いていたあの頃のシャコンヌのようには

もはや弾けないわけで。

「上海で弾いた時のDVDを見てみる。」

と娘が言いました。

そうだった!あの時の発表会のDVDが残っているんだった!

「いいね! ママも聴きたい!」



サンマルク デニブラン抹茶小豆






ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!