クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

夏休みの課題 その7

2016-09-13 | 上の娘ごと

「全然上手くなっていない・・・」

「ちっとも成長していない・・・」

と、娘は大きなショックを受けているようでした。

私も、見始めてすぐに衝撃を受けましたし、

聴き終わってからも、この当時すでにこれだけ弾けていたか・・・

と、驚きもしました。

とはいえ、冷静になってみれば、音高を受けようと決意するくらいですから、

このくらい弾けていなければいけないのも当然のことなのでした。

今なぜかできていないものが、この時しっかりとできていたという事実は置いておいて、

音程、音色、音楽、テクニック等、何をとっても今の方が上なのは間違いありません。

娘は自身を「成長していない」と言いましたが、決してそんなことはないのでした。

問題は、なぜこのときできていたものが今できていないのかということ。

思うに、音高の編入試験に合格して、K先生に師事するようになったからだと思います。

最初から、娘の身の丈以上の難曲ばかりを弾かされてきました。

それは、超絶技巧は10代のうちにマスターしなければいけない、

20代になってからでは遅い、というK先生のお考えによるものです。

難しいテクニックを練習していくうちに、そのことばかりに気を取られてしまい、

基本的なことがいつしか崩れて行ってしまったのでしょう。

K先生を批判するつもりは毛頭ありません。

実際、超絶技巧は、K先生のおかげでなんとか娘なりに身に付けられたわけですし。

K先生に師事したことで得られたことは、それはそれはたくさんあります。

常に感謝しています。



頂き物のマリアージュフレールの紅茶 「1854」

     



     



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