クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

ニューイヤー・コンサート 1つ目

2017-01-17 | 日記

ウイーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ

「ニューイヤー・コンサート 2017」の招待券を頂いたので観賞してまいりました。


     


曲目です。

ヨハン・シュトラウスⅡ世 : 喜歌劇「ジプシー男爵」序曲

ヨハン・シュトラウスⅡ世 : アンネンポルカ Op.117

フランツ・レハール : 喜歌劇「ジュディッタ」より”熱き口づけを”

エドゥアルト・シュトラウス : ポルカ・シュネル「テープは切られた」

ヨハン・シュトラウスⅡ世 : 皇帝円舞曲 Op.437

フランツ・レハール : 喜歌劇「メリー・ウィドゥ」より”ヴィリアの歌”

エドゥアルト・シュトラウス : ポルカ・シュネル「喜んで」

休憩が入って、

ヨハン・シュトラウスⅡ世 : 宝のワルツ Op.418

エドゥアルト・シュトラウス : ポルカ・マズルカ「心と心を通わせて」

エメリッヒ・カールマン : 喜歌劇「チャールダーシュの女王」より

                ”ハイア、山こそわが心の故郷”

ヨーゼフ・シュトラウス : ポルカ・フランセーズ「鍛冶屋」

ヨハン・シュトラウスⅡ世 : ワルツ「美しき青きドナウ」

ヨハン・シュトラウスⅡ世 : トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214


    


指揮は、ウィーン交響楽団コンサートマスターのヴィリー・ビュッヒラーが弾き振りで。

歌は、メゾ・ソプラノの林美智子さん。

新春にふさわしい、華やかで明るく、心が浮き立つような曲ばかり。

ニューイヤー・コンサートと言えばこの曲!といったお馴染みの曲で構成されていて、

最初から最後までひたすら明るい気分で楽しむことができました。

演奏の水準の高さはもちろんなのですが、ユーモアやエンタテイメント性もあり、

通常の演奏会とはまた違った魅力がありました。

アンコール最後の最後は、お約束の「ラデツキー行進曲」。

観客全員で、指揮者に合わせて手拍子をして、盛り上がりました。

ニューイヤーコンサートは、この明るさがいいんでしょうねー

私は今一つ乗りきれないところがありましたけど


     





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今年最初の本番 その6

2017-01-16 | 上の娘ごと

「その5」で終わる予定だったのですが、もう少し。

弓のお話の後、先生が娘におっしゃったこと。

「あなたは、サラサーテをやるといいですね。」

サラサーテ!

サラサーテは、パガニーニ、ヴィエニアフスキと並び称される、

超絶技巧を得意とする天才ヴァイオリニストであり、超絶技巧の作曲家でもあります。

「サラサーテをやることで、あなたのヴァイオリニストとしてのレベルが

 もう一つ上がると思いますよ。」

またも超絶技巧。

やはり超絶技巧を勉強することが大切なのですね。

肝心の娘は、「超絶技巧はヤダ。しばらくやりたくない。」と言っていますが。




下の娘の幼稚園時代のママ友と3人でランチしました。

いつものように、Kちゃんママが行先も決めてくれて、車も出してくれました。

本当にいつもお世話になっています。


青葉珈琲店。



暖かくなれば、テラスも気持ち良さそうです。


鶏肉ランチプレート。 





魚ランチプレート。





抹茶ロール。

     



ズコット。

     



チーズケーキ。  

     




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今年最初の本番 その5

2017-01-15 | 上の娘ごと

娘が弓を差し出しました。

弓を手にした先生は、重みを感じたり、様々な角度で観察したり、

弓毛を押してスティックとのバランスを見たり、フロッグのサインを見たりと、

かなり時間をかけてチェックしていらっしゃいました。

「ああ、やっぱり良い弓ですね。」

「この弓は、上海の職人が作製した弓でした。」

「ああ、新しい弓でしたか。最近は、中国にも良い職人がいるらしいですね。」

「日本人がわざわざ上海まで行って購入するくらい有名な職人らしいです。」

「あなたは、どこで手に入れたのですか?」

「上海です。」

「上海で購入したのですか?」

「そうです。」

「日本で扱っているお店はないのですか?」

「ないです。」

「そうですか・・・」

がっかりされたようでした。

ずいぶんと気に入ってくださったようで、もしも日本で扱っているお店があれば、

見に行かれたのではないでしょうか。

それにしても!

私は、夫が上海で弓を2本も!購入していたことを知りませんでした。

ヴァイオリンを購入したことは知っていましたけれど。

そのうちの1本を娘に渡していたそうなのです。

つい、3ヶ月程前までは、フランスで購入したオールドの弓を使っていたはずで、

私はこの日もてっきりその弓を使っているとばかり思っていたのでした。

その弓だったとしても、娘は作者の名前をしっかり記憶していなかったわけですが。

夫から譲られたヴァイオリンには、それまで使っていたフランスの弓よりも、

上海の弓の方がしっくりくることに最近気付いたそうで、

ここ3ヶ月程はそうしているのだそうです。

大御所的存在の先生は、しばらく弓を眺めていらっしゃいました。

良い弓の条件として、弓毛を強く押しても、左右にゆすっても、

「ぶれないこと」を挙げていらっしゃいました。




カスタードクリームワッフルとチョコクリームワッフル。






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今年最初の本番 その4

2017-01-13 | 上の娘ごと

「時間があれば」ということでしたが、ここはやはり待つべきでしょう。

着替えを済ませた娘と、先生が会場から出ていらっしゃるまで待つことにしました。

プログラムもないので、後どのくらいかかるのかわかりませんでしたが、

緊張から解き放たれて、娘も私もお腹がペコペコでしたが、

とりあえず待ちました。

もしかしたら、あのぐだぐだの場を納めるために、

「後で見せてください」と言われただけなのかもしれないし、

他の演奏を聴いてもうお忘れかもしれないと思ったりもしましたが、

待ちました。

その間に、娘は、父親の携帯に電話をしました。

弓のことを詳しく知っているのは、夫だけだからです。

娘と私がピンと張り詰めた緊張感の中で本番を迎えていたその頃、

シンガポール駐在時代のオケ仲間さんのお宅で新年会に参加していた夫。

携帯の向こうは、ワイワイガヤガヤと楽しそうな雰囲気が伝わって来ました。

何たる違い!

まあ、電話に出てくれただけでも良しとしましょう。

1時間半ほど経ったでしょうか。

午後8時を回った頃、全ての演奏が終了、先生が出ていらっしゃいました。

私たちに向かって真っすぐに歩いていらっしゃいました。

演奏直後に頂いた講評については、録音をしていたので、一字一句正確ですが、

この先の先生のお話については、だいたいのニュアンスで書いています。

「お待たせしましたね。じゃ、見せてください。」

と、至極当然といった様子でおっしゃいました。

その一言を聞いて、あー、待っていてよかった! というより、待たなきゃいけなかったんだ!

と、ホッとしました。



自由が丘「BAKE」のチーズタルト。



真っ黄色の紙袋が可愛いです。



サックサックの固めクッキー生地にふんわり柔らかチーズムース。

とっても美味しいです。

いつも行列なのも頷けます。




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今年最初の本番 その3

2017-01-11 | 上の娘ごと

講評は、とても丁寧で細やかでした。

良くない点や気になった箇所をただ指摘するだけに止まらず、

なぜそうなってしまうのか、どうしたら改善されるのか、原因や方法を示してくださいました。

とても勉強になったと思います。

講評の最後に、

「それから、私は、あなたが調弦をしている時から見ているのですが、

 あなたが使っている弓はとっても良い弓だと思うんですね。

 それは作者は誰ですか?」

とおっしゃったのです。

さあ、大変です!

この質問は、フェイントでした。

娘はなんて答えるでしょう。

私は確信していました。

娘が弓の作者を知らないであろうことを。

案の定、しどろもどろし始めました。

弓のフロッグ部分をしきりに見て何かを読み取ろうとしています。

確かにその場所に、たいていは作者名なりサインなり彫られています。

娘の弓にも彫られてはいたようですが、相当小さいらしく、なかなか判読できない様子。

かなり時間が経ちました。

先生によっては、自分が使っている弓の作者がわからないなんてとんでもないことと、

呆れられることでしょう。

が、大御所的存在のその先生は辛抱強く待ってくださっていました。

娘がついに降参したところで、

「じゃあ、もし時間があったら、後で弓を見せてください。とっても良い弓だと思うんで。」

とおっしゃいました。



     

美しく澄んだ水は、心をフラットにしてくれます。



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