さて、今回のオランダの旅。一番の目的は彼女に会うこと!
そう、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」です。オランダの?フェルメールの?「モナリザ」とも言われているそーですが(なんか、分かるな~)。ワタクシはこの絵がとても好きです、もう無条件で。
旅程を決めるとき、この絵がほかの美術館に貸し出されていないかがとっても気がかりで、HPやらなんやら調べましたがよく分からず。ちょうど企画展直後だったので居なかったらどうしようとやきもきしておりました。マウリッツハイスの看板作品なので、余程のことがないかぎり有るだろうとは思いましたが・・・。なのでマウリッツハイスに入館するや、まっ先に階段を駆け上がり、確認(笑)。その後ゆるりと他の作品を鑑賞したのでございました。
フェルメールは大変寡作で現在確認されているのは37点。そのうち4点が国立ミュージアム、3点がマウリッツハイス所蔵となっています。あとはルーブルとか、メトロポリタンとか・・・。フェルメールは日本人には大変人気なので、解説本、フェルメールを追いかけて旅した本は何冊も出ています。
お恥ずかしながら、いいなあと思うようになったのはルーブルで「レースを編む女」を観てから。赤い糸がね、結構衝撃でした。あとは全体の配色も・・・。やはり写真で見るのと実物とでは印象が違うんですよね・・・。それから色々読んで、興味を持ちまして、一昨年東京に来たフェルメール展を観て雰囲気のなさにがっかりし(絵が観れればそれでいいというものでは・・・)、「やはりオランダに行かねば!」と思った次第でございます。
国立ミュージアムでは「小路」を観て、あれこんなに小さかったっけ・・・(これは東京で観ていた)、「牛乳を注ぐ女」は、東京に来ていた気がするけど全然印象が記憶になく、上着の黄色とエプロンの青、スカートのえんじ色の鮮やかさに今更びっくり。ホテルから国立ミュージアムが近かったこともあり、滞在中に再訪して、目の前のソファに陣取りゆっくり鑑賞しました。
<国立ミュージアム入口>
<このように拡大したものと実物は印象が違います>
マウリッツハイスはデン・ハーグという、アムステルダムから電車で40分~1時間ほどの街にあります。駅からは徒歩で10分程度。王宮の一角にあり、小さいですが廊下や階段にも絵を飾るほどでなかなか充実しています。
真珠・・・は、唇のつや、大きな真珠の輝きをうっとりと。牛乳・・・と違って、こちらの少女のターバンの青と上着の黄色はやや色が抑えられていて、それがまた少女のみずみずしさを引き立たせているような気がします。また絵の右手から観たときと、左手から観たときと、ちょっと雰囲気が変わるような気がして右往左往(笑)。この絵を題材にした映画もあり、それを観ればなおさらこの絵への感情移入が強くなるでしょう(映画は史実に基づいたものではありません)。描かれたのが1665年。すでに350年近い歳を経て、それでもなお伝わってくる十代の少女特有のみずみずしさをカンバスの上に留めてしまうなんて、なんて素晴らしい画家なんでしょうね。無事に真珠・・・と対面を果たし、おそらく二度と会うことはないのかも、とちょっと感傷的な気分になりました。これからも多くの人を魅了していくのでしょうね。描いた本人は寿命が尽きても、少女の命はほぼ永遠。そのことに、鳥肌すら立ちます。
そんでもって真珠・・・を観て振り返ると「デルフト眺望」が有るのです。あーゼイタク・・・。
デルフトは近づいてじっくりタッチを眺めて、そして離れて全体を楽しみました。凄く細かいところと、ラフに描いているところとあるのですが、ラフと言ってもタッチはとても丁寧。小路とデルフトで私が共通して好きなのは中に描き込まれている人間たち。建物の質感、構図は言うまでもないのですが、この人間がとてもいい味を出していると思うのです。
真珠・・・と牛乳・・・が特に印象づけるのですが、フェルメールも黄色と青に特徴がある画家だと思います。その辺に理由があるのかどうか知りませんが、オランダの電車も黄色にブルーのラインが入っています。ナショナルカラーは多分オレンジ色(王家がオラニエ=オレンジ公だから)なんでしょうけど、私のオランダのイメージカラーは黄色と青色になりました。
<マウリッツハイスのある一角>
<マウリッツハイス美術館>
真珠・・・に会えて、本当に満ち足りた気分になったので(笑)、美術館のカフェでコーヒーとアップルパイを頂きました。美味しかったです♪もしも彼女が居なかったら、何が何でももう一回オランダに行ったことでしょう。
そう、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」です。オランダの?フェルメールの?「モナリザ」とも言われているそーですが(なんか、分かるな~)。ワタクシはこの絵がとても好きです、もう無条件で。
旅程を決めるとき、この絵がほかの美術館に貸し出されていないかがとっても気がかりで、HPやらなんやら調べましたがよく分からず。ちょうど企画展直後だったので居なかったらどうしようとやきもきしておりました。マウリッツハイスの看板作品なので、余程のことがないかぎり有るだろうとは思いましたが・・・。なのでマウリッツハイスに入館するや、まっ先に階段を駆け上がり、確認(笑)。その後ゆるりと他の作品を鑑賞したのでございました。
フェルメールは大変寡作で現在確認されているのは37点。そのうち4点が国立ミュージアム、3点がマウリッツハイス所蔵となっています。あとはルーブルとか、メトロポリタンとか・・・。フェルメールは日本人には大変人気なので、解説本、フェルメールを追いかけて旅した本は何冊も出ています。
お恥ずかしながら、いいなあと思うようになったのはルーブルで「レースを編む女」を観てから。赤い糸がね、結構衝撃でした。あとは全体の配色も・・・。やはり写真で見るのと実物とでは印象が違うんですよね・・・。それから色々読んで、興味を持ちまして、一昨年東京に来たフェルメール展を観て雰囲気のなさにがっかりし(絵が観れればそれでいいというものでは・・・)、「やはりオランダに行かねば!」と思った次第でございます。
国立ミュージアムでは「小路」を観て、あれこんなに小さかったっけ・・・(これは東京で観ていた)、「牛乳を注ぐ女」は、東京に来ていた気がするけど全然印象が記憶になく、上着の黄色とエプロンの青、スカートのえんじ色の鮮やかさに今更びっくり。ホテルから国立ミュージアムが近かったこともあり、滞在中に再訪して、目の前のソファに陣取りゆっくり鑑賞しました。
<国立ミュージアム入口>
<このように拡大したものと実物は印象が違います>
マウリッツハイスはデン・ハーグという、アムステルダムから電車で40分~1時間ほどの街にあります。駅からは徒歩で10分程度。王宮の一角にあり、小さいですが廊下や階段にも絵を飾るほどでなかなか充実しています。
真珠・・・は、唇のつや、大きな真珠の輝きをうっとりと。牛乳・・・と違って、こちらの少女のターバンの青と上着の黄色はやや色が抑えられていて、それがまた少女のみずみずしさを引き立たせているような気がします。また絵の右手から観たときと、左手から観たときと、ちょっと雰囲気が変わるような気がして右往左往(笑)。この絵を題材にした映画もあり、それを観ればなおさらこの絵への感情移入が強くなるでしょう(映画は史実に基づいたものではありません)。描かれたのが1665年。すでに350年近い歳を経て、それでもなお伝わってくる十代の少女特有のみずみずしさをカンバスの上に留めてしまうなんて、なんて素晴らしい画家なんでしょうね。無事に真珠・・・と対面を果たし、おそらく二度と会うことはないのかも、とちょっと感傷的な気分になりました。これからも多くの人を魅了していくのでしょうね。描いた本人は寿命が尽きても、少女の命はほぼ永遠。そのことに、鳥肌すら立ちます。
そんでもって真珠・・・を観て振り返ると「デルフト眺望」が有るのです。あーゼイタク・・・。
デルフトは近づいてじっくりタッチを眺めて、そして離れて全体を楽しみました。凄く細かいところと、ラフに描いているところとあるのですが、ラフと言ってもタッチはとても丁寧。小路とデルフトで私が共通して好きなのは中に描き込まれている人間たち。建物の質感、構図は言うまでもないのですが、この人間がとてもいい味を出していると思うのです。
真珠・・・と牛乳・・・が特に印象づけるのですが、フェルメールも黄色と青に特徴がある画家だと思います。その辺に理由があるのかどうか知りませんが、オランダの電車も黄色にブルーのラインが入っています。ナショナルカラーは多分オレンジ色(王家がオラニエ=オレンジ公だから)なんでしょうけど、私のオランダのイメージカラーは黄色と青色になりました。
<マウリッツハイスのある一角>
<マウリッツハイス美術館>
真珠・・・に会えて、本当に満ち足りた気分になったので(笑)、美術館のカフェでコーヒーとアップルパイを頂きました。美味しかったです♪もしも彼女が居なかったら、何が何でももう一回オランダに行ったことでしょう。
お気楽なブログなので、お気になさらず。書いている本人もいい加減なので(汗)。