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SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

【Report】2019ツアー・オブ・ジャパン第4ステージ美濃 黒枝咲哉が集団スプリントで7位!

2019年05月22日 | レースリポート・動画

NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ 美濃
5/22(水)9:15スタート 旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース <パレード4.0㎞> + <11.6㎞ + 21.3㎞ x 6周 = 139.4㎞>
出場選手:入部正太朗、木村圭佑、湊諒、横山航太、黒枝咲哉、中井唯晶

「NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン」は、早くも折り返しとなる岐阜県美濃市での第4ステージを迎えた。美濃は、ツアー・オブ・ジャパンの中でも数少ないスプリントステージ。シマノレーシングはエーススプリンター黒枝咲哉による勝利を狙い、勝負どころとなる最終ラップの大矢田トンネルの上りやゴール前でのチームメイトの役割について作戦を立てて臨んだ。

▲スタートラインに立つ photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

朝から強い日差しが照り付け、気温は上昇。しかし湿度は低く、自転車日和の1日となった。選手たちは町の中心にある“うだつの上がる町並み”からパレード走行をスタート。レースが動き出すと、周回コースに入る手前でホアン・ボウ・カンパニー(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)、フローリアン・オードリー(インタープロサイクリングアカデミー)、デニス・マリアン・ヴァルカン(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)の3人の逃げが決まる。

メイン集団は、総合首位ベンジャミン・ヒル擁するリュブリャナ・グスト・サンティックがコントロール。その数チーム後方でシマノレーシングは隊列を組み、黒枝を守る。残り4周で、タイム差は最大約3分30秒まで開いた。

残り3周になるとチーム右京、チームブリヂストンサイクリングなどもメイン集団のローテーションに加わり、逃げとのタイム差を削り取っていく。シマノレーシングは落ち着いて集団内で勝負のタイミングを待った。

▲この日のレースで逃げ続けた3名 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

ラスト1周、逃げの3人がついに捕まると、ステージ優勝争いはスプリントで決着することが濃厚となり、シマノレーシングの選手たちも動き出す。大矢田トンネルの上り口までは、エアロバイクのプロペル・アドバンストSLディスクを駆るルーキー中井唯晶がチームを引き上げる。その後も、他のチームメイトがかわるがわるサポートし、最終コーナーを黒枝は10番手前後でクリアする。

川沿いのロングストレートでのスプリント争いは、レイモンド・クレダー(チーム右京)が優勝。黒枝は大柄な外国人スプリンターたちと互角に張り合い、7位でフィニッシュした。フィニッシュライン直後で2人の選手が落車したが、その後、自力で起き上がり、黒枝も難を逃れた。

総合順位に大きな動きはなく、入部正太朗もメイン集団内でゴールして9秒差の総合4位をキープしている。明日からの南信州、富士山、伊豆の3連戦はいずれも厳しいコースで、総合争いでの大きな勝負どころとなる。シマノレーシングは入部の総合争いを大きな目標のひとつとして挑んでいく。

▲黒枝咲哉はトップから僅かな位置で7位 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

■コメント
黒枝咲哉 「今日は自分のスプリントで最初から行こうということで、みんな最初から最後までアシストしてくれた。最後にペースアップしたときも前で上りに入れるようにしてくれて、チームとしては完璧な動きに近かった。最終コーナーも作戦通りに入れて、番手がいい位置だったけど、後は自分の経験と思い切りのよさが足りなかった。堺(国際クリテリウム)のスプリントよりも前進したと思うので、東京では表彰台に絶対に上がりたいと思います」

■リザルト
NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ 美濃
<ステージ順位> 1 レイモンド・クレダー(チーム右京) 3:14'20"
2 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング)st
3 オールイス・アウラール(マトリックス パワータグ)st
4 イメリオ・チーマ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)st
5 フェデリコ・ズルロ(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)st
6 リカルド・スタッキオッティ(ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー)st
7 黒枝 咲哉(シマノレーシング)st
8 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン)st
9 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)st
10 吉田 隼人(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)st

27 木村圭佑(シマノレーシング)st
30 横山航太(シマノレーシング)st
56 湊諒(シマノレーシング)st
65 入部正太朗(シマノレーシング)st
85 中井唯晶(シマノレーシング)+5'29"

<個人総合順位>
1 ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・サンティック)9:17'30"
2 エイデン・トゥーベイ(チーム・ブリッジレーン) +1"
3  アダム・トーパリック(チーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKSジャーマニー) +2"
4 入部正太朗(シマノレーシング) +9"
5 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ) +11"
6 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング) +12"
7 レイモンド・クレダー(チーム右京) +13"
8 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +20"
9 クリス・ハーパー(チーム・ブリッジレーン) +24"
10 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +24"

38 木村圭佑(シマノレーシング) +50"
40 湊諒(シマノレーシング)   +54"
59 横山航太(シマノレーシング) +12'06"
72 中井唯晶(シマノレーシング) +23'25"
83 黒枝咲哉(シマノレーシング) +31'45"

動画

Photo&Movie&Text:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


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