獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

友岡雅弥さんの言葉:SNSより(33)

2023-08-14 01:05:15 | 友岡雅弥

おそらくは、亡くなる1年ほどまえくらいから亡くなる直前までの友岡雅弥さんの言葉が次のサイトに残されていました。

「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ 友岡雅弥 (1) (April 3, 2019)

おそらくは友岡さんのSNS上の発言が集められているようです。
時系列で並べ直して再構成しました。
友岡さんの発言の前後に、誰がどのような発言をしていたのか分かりませんので、詳しい文脈は分かりませんが、創価学会執行部から疎外され圧力をかけられ、査問を受け、創価学会本部職員を退職するまでの友岡さんの心のうちが明かされた貴重な文章だと思われます。
一部、かいつまんで引用します。


●そう言えば、京都若王子の梅原猛邸になんどか招かれたことを思い出す。 話の中身は、全然覚えてないけど、広大というか山全体そのものみたいな庭と、その庭を望む入り母屋造りの邸宅にびっくりした。 法隆寺から移設した木材が使われているとかなんとか。 うーん。 哲学者というより「大臣」だった

たしかに、「励まし」は「攻めの対話」だな。これは、正確。 「励」の字は、岩壁の下の見えないところで、虫や蛇を叩く宗教儀礼だから。

弱いこと、小さいことのつながりって、とても柔軟で強いんですよね。 鉄の団結は、錆びちゃいます。 ひとりは強い。小さいことは強い | ラジオアーカイブ | 木内みどりの小さなラジオ

梅原の最大の瑕疵は、「多神教寛容論」でしょう。多神教である日本は寛容で優れているという、とてもポエティックなものです。 例えば、鹿児島では、すべての寺院が潰され、路傍の地蔵の顔まで削り取られた明治維新の廃仏毀釈は、タリバーンとどこが違うねん、と思いますけどね。

西欧は、二元論で、多元的な日本文化より劣る、という考えそのものが、強烈な二元論であると思いますけどね

「激励」の「激」の字も、死体を打ちすえる儀式です。 だから「激励」は、やったらあかんことなんですよね。

だから東日本大震災直後の紙面で、「激励」が連発してたので、やめましょう、と言ったのですよね。 全然、あの言葉は、被災されたかたがたのこころから遊離していたから。 だから、4月の中旬ぐらいから、少なくなったと記憶します。

字を見るだけで、怖いですよね。 激しい。

いや俗受けを狙った小説もどきで、精緻な論理は全くありません。 河合隼雄と同じです。

2019年1月14日

●哲学者と自称しているのに、哲学の著作は全くありません。 また仏教学者とも自称しているのに、仏教研究者は、彼を相手にしません。 歴史学者とも自称しているのに、歴史学者は、誰も彼を相手にしません。 通俗受けする作家さんです。

中曽根康弘・梅原猛 →小泉純一郎・小林よりのり →安倍晋三・百田尚樹 象徴的やなぁ。
2019年1月15日

 


解説
友岡さんは、哲学者の梅原猛氏を多方面から批判します。
私は、創価学会に疑問を抱いた初期の段階で、梅原猛さんの本『仏教の思想』(上・下)を読んで感銘を受けました。
どうしてこれほど梅原猛さんを毛嫌いするのか、分かりません。

また、心理学者の河合隼雄氏の著作も、私は何冊か読んで、影響を受けました。
友岡さんが河合隼雄さんを批判する理由も分かりません。

友岡さんは小林よしのり氏も批判していますが、これもよく分かりません。
小林よしのり氏の著作を、きちんと読んだうえでの批判なのでしょうか。


獅子風蓮