明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

私が一番ウマいと思う餃子 国分寺『ぴぐもん』

2017年03月31日 | 餃子
餃子を熱愛し、いろんなお店で食べまくっている私が、ここはウマいぞ…と思い、
友人・知人たちをお店に連れて行ったところ、やっぱり絶賛されたのが、
国分寺の居酒屋『ぴぐもん』の餃子だ。


以前、調布の台北飯店(オーナーがアンヌ隊員のご家族)を紹介したときも書いたが、
私は子供の頃からウルトラ怪獣が大好きで、ある日怪獣の「ピグモン」を検索していたら、
偶然こちらのお店を発見。さっそく訪問して餃子を食べたら、一発で気に入った。
今では、友人宅で餃子パーティーを開催する際は、ここのお持ち帰り餃子を必ず持参していく。
なぜこの店名にしたのか、オーナーさんにたずねたところ、開店当初は豚ホルモン料理を出しており、
ピッグ(豚)のホルモンがウリの店=ピグモンと名付けたらしい。
「来店された特撮マニアのお客さんに“怪獣と無関係なのか!”と叱られたこともあります」
と苦笑いするオーナーに対し、
「ああ、イヤですねえ怪獣オタクは…」と、自分のことを棚に上げて返答する私であった。

こちらのお店は「屋根裏酒場」とも名乗っており、1階はカウンター席のみだが、
2階は屋根裏の隠れ家みたいな空間のテーブル席があり、お忍びデートには最適。したことないけど

※フラッシュ撮影したので、実際はもっと暗め

ここからは、私が今まで食べてきたメニューの一部を紹介していく。
まずは、キャベツにドレッシングがかかった「お通し」。


玉ねぎやニンジンなどの野菜をベースにした、お店オリジナルのドレッシングがおいしい。

餃子は冒頭で掲載した基本の「ぴぐもん特製ギョーザ」の他、「チーズ」、「しそ」、「海老」の4種があり、
さらに焼き、揚げ、水(ゆで)と、調理法が3種。
私が一番好きなのは、この「まるごと海老ギョーザ」の焼きだ。


一般的な餃子より大きめサイズで420円。ぴぐもんとチーズは370円で、しそが470円。焼きも揚げも水も値段は一緒。
こちらは4種をいっぺんに楽しめる「ギョーザ盛り合わせ」、8個670円。


海老以外は、外観がそっくりなので、中身は食べてからのお楽しみ。
こちらは、パリパリの食感が面白い「ぴぐもん」の揚げバージョン。


ラー油をたっぷりつけて食べるのがオススメ。
なお、餃子が焼きあがる前に頼んでおきたいのが、この「ニラのおひたし」。


ニラの柔らかい部分をサッとゆでて、ダシをかけて卵黄を乗せたシンプルなおつまみだ。
最初にニラでお酒を飲み、卵黄とダシはわざと残しておき、付けダレとして再利用する。


お行儀悪い食べ方だが、水餃子との相性はバツグンだ。

ベースとなる「ぴぐもん餃子」が、肉多めでパンチがあるのに、全然しつこくなく、
チーズやしそなど、クセの強い食材にも負けず、むしろ、互いの旨味を引きだし合っている気がする。
今回のブログタイトル通り、日本中の餃子を食べてきた(多少誇張)私が知る限り、
ここの餃子が一番ウマい!
かつては中華料理店での勤務経験があるオーナーに、ウマさの秘密を聞いてみたところ、
「全部は教えられませんが…肉をじゅうぶんに練ることです」と、ヒントをくれた。
それ以降、自宅で餃子を作るときは、ひき肉をバカみたいにこねくり回すことにしている。
オーナーは現在、世田谷区の千歳船橋に支店を出しており、そちらで働いてることが多い。
お店の名前は『ヤマタニ餃子店』。今回のブログ写真も、そこで撮ったのが混ざっていたりする。
都内在住の方は、そちらにも行ってみて欲しい。

千歳船橋の支店は、餃子専門店なので、料理はほぼ餃子のみだが、
国分寺のぴぐもんには、唐揚げや玉子焼きや食事メニューなどもそろっている。
そして、餃子と同様に名物なのが、写真の「チーマー鍋」だ。


四角い形状の特別な鍋に、豚肉と野菜がてんこ盛り。これで1人前850円。
名前の由来はおそらく、担々麺などに使われる、オレンジ色の芝麻醤(チーマージャン)かと。
お鍋の下のコンロを点火し、野菜がゆで上がり豚肉に火が通ったら食べごろ。


具材を食べ終わったら、玉子とご飯を入れて、シメの雑炊に。最後までおいしくいただけるのであった。


値段の割には量が多く、ひとりで食べるのは、ちょっとキツいかも。

こちらのぴぐもんさんは、つい先日、めでたく10周年を迎えたそうで。
駅南口の表通りからは、少しはずれた住宅街にあるけど、ファンが多いんだろうね。
餃子マニアでもそうでなくても、このお店を知らない人は、人生損してるよ。たぶん。



屋根裏酒場ぴぐもん 
東京都国分寺市南町3-5-10
JRなど国分寺駅南口から徒歩約4分
営業時間 18時~翌2時 LO1時
定休日 第3月曜、年末年始など
※ネットでは「ぴぐもん」「ピグモン」と双方の表記がありますが、入口看板は「ぴぐもん」になってます


※残念ながら、2017年7月をもちまして、閉店なさったようです
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餃子とビールと六甲山 三宮『餃子専門店イチロー』

2017年03月21日 | 餃子
先日、甲子園に出場した母校野球部を応援するため、2泊3日で関西を旅行してきた。
なお今回の日記では、試合については一切触れないからそのつもりで
初日は神戸三宮にて、餃子を食べることに。
目的のお店は、駅近くの施設「さんプラザ」内にある、『餃子専門店イチロー』
お店はカウンター席のみで、主なメニューは餃子とドリンク類に、キムチや蒸し鶏などのおつまみ、
そして餃子専門店にしては珍しく、ハンバーグもあったりする
しかし、この日のハンバーグは18時以降でないと出せないとのこと。残念ながら入店時は16時台だったので、
とりあえずは「焼餃子」2人前を、びんビールで流し込んだ。


1人前7個で280円で、注文は2人前から。中身の野菜が粗目に刻んであるのが特徴。
写真を撮り忘れたが、味噌ダレを付けるのが前提なので、餃子自体の味付けはやや薄目で食べやすかった。
気さくな店員さんと少しだけ会話し、「ハンバーグを食べにまた来ます」と告げて御会計。
「また来る」の言葉通り、周辺探索などで時間をつぶし、ハンバーグが食べられる18時台に再訪
さきほどの店員さんも「今日中に来るとは思わんかった」と驚きつつも歓迎してくれた様子。

2度目もまずはびんビール、そして今度は「スープ餃子」を。


スープ餃子は10個で600円。自家製ラー油を垂らして食べた。
ビールをお替りしたところで、お目当ての「ハンバーグ」が登場。


表示されていなかったが、定食も単品も750円と同料金らしい。
付け合わせの人参とブロッコリーが固ゆでだったのはともかく、ハンバーグ自体は美味しかった。
普段から餃子の具を手で練り混ぜているうちに、肉を練る技術が向上したらしい。本当?
ハンバーグは、上質の肉を使ったプレミアム版もあるそうで、
店員さんに「そっちも食べてみてや」とおススメされたが、さすがにお腹が苦しくなってきたので、
「次回関西を訪れた際は、またこちらのお店に来ますよ」と約束し、この日は退散した。

三宮は餃子専門店が多いのだが、イチローだけでなく他のお店も、注文は2人前からなのと、
酢、醤油、ラー油に、味噌ダレを混ぜて食べるのが主流らしい。
たとえば、以前訪問した『ひょうたん』や、


さきほどのハンバーグ待ちの時間つぶしで訪れた『ぼんてん』もそう。


ひょうたんはこげ茶色で、ぼんてんはピーナッツ色と、味噌ダレがお店によって異なるのも面白い。

さらにもう一軒、忘れてはいけないお店が『赤萬』


この日も、長い行列ができるほどの人気で、個人的には、三宮の餃子ではここが一番好き。
赤萬については、東京の高円寺にある某餃子店と絡めて、拙ブログで改めて紹介する。

先述のように、ハンバーグを待つ間に、三宮駅周辺を軽く散歩したところ、
東京の人気焼きトングループ『四文屋』の支店を発見したり、


かつての人気映画(?)女優と同名の居酒屋を発見してビビったり。


他にも、入ってみたくなる居酒屋や飲食店を多数見かけた。1日では巡りきれないね。
なにより、三宮で一番気に入ったのが、ふと見上げればそこには、
街を見守る六甲山の存在


都会のざわめきのすぐそばに、目に鮮やかな緑の六甲山。三宮は本当にいい街だね。
吹きおろす六甲おろしに優しく包まれ、心地良い気分で三宮をあとにした。
※↑ウマく締めたつもりだったが、六甲おろしは冷たい風なので、心地良いわけがない…


餃子専門店イチロー 
兵庫県神戸市中央区三宮町1-8 さんプラザB1F
JR三ノ宮駅西口から徒歩約3分 私鉄・地下鉄三宮駅からも約3分
営業時間11時半~21時 ハンバーグはランチタイムと夜18時以降のみ?
定休日 特になし
※大阪心斎橋にも支店あり
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桜台の安ウマ餃子店、その名も『桜台の餃子家』

2017年02月14日 | 餃子
数年前、初めて京都をひとり旅したとき、世界遺産の東寺に立ち寄った。


上の写真が境内の様子。春に撮影したので、しだれ桜がキレイだ。
普段、お寺や神社などに興味のない私が、東寺を訪れた理由は、すぐ近くに目的の餃子屋さんがあったから。
お店の名前は『ミスター・ギョーザ』。専門店らしく、そのまんまの店名だね。


餃子は1人前6個で240円(当時)。醤油と味噌ダレを混ぜて食べる。ガラケー撮影なので画像がよろしくないのはカンベン。


軽い歯応えで、何個でもイケそうな、美味しい餃子だったどすえ(←この京都弁、使い方あってる?)。

この、京都「ミスター・ギョーザ」との関係はよくわからないのだが、
「ミスターギョウザ」という屋号の店が、西川口や蕨など、埼玉に数店舗存在することを最近知った。
どうも母体が一緒らしく、かつては東京練馬区の桜台にもあったが、そちらはグループから離れ、店名を変えた。
そのお店こそが、今回紹介する、『桜台の餃子家』さんだ。
屋号は変わっても、やっぱりそのまんまの店名だね

店内はカウンターのみで6席ほど。イートインより、持ち帰り客の方が多い印象。
店主らしきおばちゃんが、ひとりで調理と接客をこなしている。
まず注文したのは、びんビール(ハートランド)と、基本の「焼き餃子」。
1人前は6個で230円と、京都の店と同様、やっぱり安い。

※左奥に写っているピーナッツは、ビールを注文したらもらえるオマケ

餃子自体も京都と似ていて、皮は薄目でアンは野菜多めの軽いタイプで、
何個でも食べられる美味しさ
中身の画像は↓ クリックしたら大きくなるよ。餃子の中身の写真って、どうも美しく撮れないねえ。


ビールをお替りし、今度は「えび餃子」と「カレー餃子」を注文。


左側、ややピンク色がかってるのがえび、右の明らかに黄色いのがカレーだ。
基本の餃子の味を壊すことなく、海老やカレーの風味を、巧みに加えている。

他の種類も食べたかったが、この日は別に用事があったため退散し、後日再訪問。
普通の焼き餃子と、オレンジ色の皮が見るからに辛そうな「唐辛子餃子」をオーダー。

※右の1個、撮影前にかじってしまい、申しわけない

唐辛子餃子、確かにピリッと辛いので、ついついビールがすすんでしまう。
普通の餃子と交互に食べると、互いのウマさと辛さが強調されて、より美味しく感じるよ。
それにしても、さっき載せたのもそうだけど、どの餃子も焼き色が均等で美しいよね。
鉄板の手入れはもちろん、おばちゃん店主の腕もいいんだろうね。

続いては、他の種類とは形状が異なる「水餃子」を。


ワンタンのような横長の皮に、海老、ホタテ、しいたけなどが練り込まれている。
女性が好みそうな、あっさり上品な味付けだ。
他にも、餃子の定食や、ラーメン、チャーハン、焼きそばなどもあるので、食事だけのお客さんもOK。
また、隣には立派な銭湯もあるので、風呂上りの一杯にも最適だと思うよ。



桜台の餃子家 
東京都練馬区桜台4-32-11
西武線桜台駅北口から徒歩約6分
営業時間 11時半~20時
定休日 火曜
※店内での飲食は、20時前にやめることもあるそうです

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個人的には宇都宮一の餃子店『イキイキ・ギョーザ』

2017年01月16日 | 餃子
前回の宇都宮餃子ツアーの続き。
ここまですでに28個の餃子をたいらげ、ビールや焼酎烏龍割りを飲み干し、さらに茶碗蒸しや焼鳥も食べ、
さらにさらに、睡眠不足と競輪でヤラれたショックも加わり、満腹、酩酊、疲労と、かなりしんどい状態。
正直ギブアップ寸前であったが、この日の最大の目的であったお店を、まだ訪問していなかった。
そのお店とは、駅東口からほど近い場所にある、夕方オープンの『イキイキ・ギョーザ』だ。
外の看板はこんなかんじ。


私の撮影がヘタクソで、ちょっとわかりづらいだろうけど、
「おいしくておもしろい」「400種類の餃子料理が楽しめる」というキャッチコピーが躍る。
ここは、種類が豊富でしかも面白い餃子が食べられるお店らしいのだ。
餃子好きかつ、B級グルメ好きな私は、かなり興味津々であった。

店内の壁には、たくさんの餃子メニューが提示してある。






いかかであろうか。
「激辛餃子」「ホーレン草餃子」「アスパラ餃子」「ソーセージ餃子」はまだわかるが、
「チョコレート餃子」「ヨーグルト餃子」「フルーツ餃子」「餃子いか三郎」あたりでちょっと怪しくなり、
「初恋味の餃子」「泳いでいる餃子」「山男の餃子」「猿おこる餃子」などにいたっては、何が何だか。
ちなみに、看板には「400種類」とあったが、卓上の分厚いメニューには「600種類」と記載してあった。
どうやら、60種類の餃子×10種類の調理法(焼き、ゆで、揚げ、あんかけetc)=600らしい。
壁のメニューを数えたら65種類ほどあったし、今ではできない調理法もあるらしく、現在の実数は不明だ。

なお、それぞれの餃子の値段が記された表もあったが、


5個で450円~870円ってのは、宇都宮にしては割高。「松茸」と「白子」、謎の「しをふき」は時価らしい。
それら単品だけでなく、ひとつのお皿に5~10種類の餃子をまとめたセットもあるが、


どのセットにも必ず、明らかに食べたくないモノが混ざっているので、
店員さんにオススメされた、一番ベーシックな5種類をまとめた、


「違いのわかる餃子」セットを「焼き」で注文。
注文を受けた店員が、そのまま厨房へ入り調理開始。あとで調べたら、彼が店主だった。
ビールを飲みながら10分ほど待ったところで、餃子が焼きあがった。


外観では判断できなかろうと、中身を説明した用紙も持ってきてくれた。
見た目はどれも普通の餃子だが、一番上から野菜、肉、ニラ…と並んでいるようだ。
まずは、基本の味付けと思われる「野菜餃子」をひと口。おお、水分多めでモチモチの皮、そして中のアンは…
野菜と肉の脂身のほど良いバランス、そしてちょうどいい加減の味付け。
ここの餃子、ウメエじゃねえか!
変わり種、悪く言えばゲテモノ商品がウリの店かと侮っていたが、肝心の餃子がウマいとは驚き。

次に食べた「肉餃子」は、肉の旨味はバッチリだが臭みやしつこさはなく、
「ニラ餃子」や「ニンニク餃子」は、それぞれの素材を生かしたインパクトある味ながら、決して下品ではない。
唯一「みそ餃子」だけは、「野菜餃子」との違いがまったくわからず。
間違えて、野菜を2×2個焼いたんじゃないの? 美味しかったらいいけど。

ビールと10個の餃子ですっかり満腹になったが、最後に、これだけは食べて帰りたいと思っていた商品を追加することに。
「す、すいません、ヨーグルト餃子を追加で…」
店内は徐々に団体客が増えてきて、ひとり客は私だけ。そんな中で頼むのは恥ずかしかったので小声で告げたが、
「ハーイ、追加でヨーグルト1枚!」とホール担当に大声で復唱されてしまい、周囲の客の視線が少々痛かった。

しばらくして「ヨーグルト餃子」が登場。何も付けないで食べてくれ、とのこと。
食べる前に、ハシで切り分けて、皮の中身をのぞいてみたら…

※見た目汚く失礼
ヨーグルトゆえ白いかと思いきや、黄色!?
食べてみたところ、中身はカボチャペーストと、ブルーベリーヨーグルトであった。
意外な変化球を嬉しく思いつつ、デザート餃子として美味しくいただいた。

繰り返すが、最初は変な餃子を出す店かと、さほど期待していなかったのだが、
基本の野菜餃子がメチャクチャ美味しかったので、他の種類も試してみたくなってしまった。
宇都宮で餃子を食べるなら、前回紹介した『みんみん』や『餃天堂』などの人気店もいいけれど、
『イキイキ・ギョーザ』もぜひ、候補のひとつに入れてほしい!
朝まで営業しているようなので、昼間は別のお店で食べまくり、その後はホテルで休息し、
深夜に再び『イキイキ』で餃子三昧というコースもおススメだ。


イキイキ・ギョーザ 
栃木県宇都宮市宿郷1-12-12
宇都宮駅東口から徒歩約5分
営業時間 17時~翌朝4時くらいまで(食べログの11時開店は誤り)
定休日 年末年始、ほか不定休
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餃子マニア垂涎の町・宇都宮へ日帰り旅行

2017年01月12日 | 餃子

先日、地元の金券ショップで、1回だけ使える青春18きっぷを入手したので、


餃子の町・宇都宮へ日帰りで行くことにした。
最近の日記でもよく触れているように、私は食べ物の中でも特に餃子が好きだ。
しかし、宇都宮の有名店の餃子は、物産展や友人からのお土産でしか食べたことがなかったので、
やはり現地の店舗で、プロの職人さんの手による、でき立てアツアツを味わってみたかった。
鈍行電車を乗り継ぎ、約2時間半で宇都宮に到着。
駅西口に出た途端、餃子のお店や看板が多数目に付き、餃子の焼ける匂いが漂う(気がした)。

1軒目に選んだのは、市内で一、二を争う人気店の『宇都宮みんみん』
注文したのはビールと「焼餃子」に「水餃子」。常連客は「ヤキにスイ」と呼んでいるようだ。
まずはビール、しばらくして、美しい焼色の餃子がやってきた。


少し遅れて水餃子も運ばれてきた。どちらも6個で税抜き230円。この低価格も人気の理由だろう。


味は、脂少な目の軽い味付けで、これからハシゴの予定がなければ、何個でも食べられそうだ。
『王将』より安いのに、接客も抜群に良かった。ただ、水餃子にはレンゲを付けて欲しかったな。

続いて入ったのは、約400年前から続く味噌店で、自慢の味噌タレで食べる餃子が人気の『青源』
注文したのは、ビールと名物の「ネギ味噌焼餃子」。店員さんに「セットの方がお得ですよ」と教えてもらった。
まずはビール、続いて味噌ダレと一味、そしてネギまみれの物体が登場。


ネギの下には餃子が6個(写真は、2個喰ったあと)。価格は税込み420円で、ビールとのセットは840円だ。


卓上に味噌ダレも用意してあるが、やはり、大量のネギと一味を一緒に食べた方がウマい。
ネギやタレのない普通の餃子や、味噌スープの水餃子、味噌おにぎりなどもあるようだ。

3軒目は、ファミコン(注:私の世代では)を作ってそうな名前の人気店『餃天堂』へ。
肉汁たっぷりの焼餃子と、皮にほうれん草を練り込んだ水餃子が名物なので、
双方を3個ずつ食べられる「さん・さんセット」と焼酎の烏龍茶割りを注文。


店員さんが「水餃子には醤油とラー油を垂らし、焼餃子はマヨネーズと一味で」と言うので、その通りにした。


どちらも皮がモチモチでおいしい。特に、焼餃子の肉汁と一味マヨの組み合わせは気に入った。
さんさんセットの価格は税抜き480円で、他のメニューでも、餃子1個あたりの値段は80円だった。

会計後、ウーロン割りの焼酎が、私の苦手な乙類だったので、一気に酔いが回ってしまった。
満腹かつ睡眠不足でもあったので、どこかで休憩しようと思い…うっかり宇都宮競輪場へ。


ここなら、無料バスで行けるし、場内で寝ちゃっても問題ない(笑)。
案の定、駅前のホテルでも昼寝できる程度の金銭を失ってしまったが

その後、競輪場周辺を散歩したのち、再び無料バスで宇都宮駅に戻って、街を探索。
少し酔いも醒めたので、16時から営業を始める、駅前の居酒屋『あおやぎ亭』に入ってみた。
びんビールと焼鳥、そしてこちらの一番人気らしい、茶碗蒸しをオーダー。


写真のメニュー表をよ~く見るとわかるが、この茶碗蒸しの価格はなんと5円!
丁寧に蒸されており、味も良かったので、お替りしたかったが、「おひとり1ヶ」まで。まあ当然か。
せっかくなので、「餃子(焼きゆば入り)」400円も注文。同じ栃木の日光でも湯葉は名産品らしいね。


先述の3軒のような専門店とは異なる、いい意味で家庭的な味だった。
書き忘れたが、あの3軒はすべて、休日には長い行列のできる人気店らしい。平日に来て良かった。
また、どのお店にも若い女性客、それもひとりで来店している方が多いのには驚かされた。
餃子好きな女性となら、仲良くなれそうな気がするのだが…あちらにも選ぶ権利があるからね(涙)

さて、あおやぎ亭を出て、すっかり日が暮れた頃、今さらながら駅前の「餃子像」を撮影。


これまで、西口の店ばかり巡ったので、最後に東口のお目当ての店に向かうことに。
長くなってしまったので、次回に続く。
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「街中華」の宝庫・西荻窪で餃子を

2016年12月29日 | 餃子
最近、「街中華」、あるいは「町中華」という単語を、雑誌や書籍で見かけるようになった。
定義としては、高級店やチェーン店ではなく、昔から街に存在する中華食堂のことを指すようだ。
私の好きな、愛想のいい(悪い場合もあり)おじちゃんおばちゃんが営む、
ちょっと汚いけど、安くてウマくて居心地の良いお店も、当てはまるだろう。
私が「街中華」という言葉を最初に意識したのが、鈴木隆祐さんという方の著書「愛しの街場中華」だ。


鈴木さんは、教育関係が専門の作家だが、自身の趣味である、食べ歩きの著書も抜群に面白く、
「愛しの~」と、その前に発表した、書き下ろし本「東京B級グルメ放浪記」は、
あまりマスコミが取り上げない、東京23区以外の隠れた名店を多数フォローしており、
この2冊は、B級グルメ愛好家ならば、必ず読むべき良書だと思っている。
 
そんな「街の中華屋さん」は、拙ブログでも以前触れたように、現在は減少傾向にある。
ところが、都内・杉並区の西荻窪駅周辺は、いい雰囲気の中華屋さんが、意外と残っているのだ。
他の地域と比較すると、中華だけでなく居酒屋などのチェーン店も少なく、
個人経営のお店が頑張っているエリアのようだ。

そんな西荻窪駅界隈で、私が入ったことのあるいくつかのお店から、
餃子だけを抜き出して紹介する。個人的に、中華屋さんでは必ず餃子を頼むので

まずは駅北口から徒歩約2分の『コタン』


本来はラーメン専門店だが、餃子やチャーシューをツマミに、一杯やってるお客も多い。
餃子のアンはほとんど野菜で、ちょっとしょっぱいタイプ。醤油少な目で食べたい。
ラーメンも、かなり昔に流行った系統の味だけど、最近の濃厚タイプに飽きている人にはオススメ。
営業時間は不明だが、深夜0時まではやってるらしい。

続いて、駅北口から左の通りを徒歩2~3分の『彩虹』


定食がメインのようだが、酒類やおつまみメニューも豊富で、飲み客は歓迎しているはず。
餃子はニンニクがふわっと香る、丁度いい焼き加減。青島ビールで流し込みたい。
ネットでは22時までとの情報が多いが、前回女将さんにたずねたら、「深夜0時くらいまでやってる」と教えてくれた。
コタンもこちらも、漫画などの読み物が多く設置してあり、長居できるのもありがたい

今度は南口から徒歩7分くらいの『ちんとう』


大陸風の店名だが、いわゆる日本式中華が主力で、チャーハンと餃子が二大名物らしい。
高齢のおばちゃんが作る餃子は、見た目通りの正統派タイプ。
一緒に頼んだ水餃子も、皮がモチモチしていて美味しかった。


こちらのお店は、だいたい22時前には閉店しているようだ。

最後は、駅北口の大きな通りを徒歩で2~3分、
某雑誌で「日本一」と称えられた、かつ丼が有名な『坂本屋』
いつも行列が出来ているが、先日、珍しく並び客がいなかった(店内は満員だったが)ので、初訪問。
この日もお客の9割がかつ丼を頼んでいたが、私はあえて餃子とビール。


野菜多めで家庭的だけど、やっぱりプロの技を感じられる味。
かつ丼だけでなく、餃子もしっかり作っているようで。
繁盛店だけど、接客も丁寧で居心地はいいが…並んで待ってる客がいるので、長居はし辛いかな。
店じまいはけっこう早目で、いつも21時には閉まってる。

他にも、夕方には閉まるけど、行列とタンメンで有名な『はつね』など、
西荻窪駅周辺に、中華・ラーメンの名店が、まだまだたくさんある。
機会があれば、他のお店や上記4店舗の詳細なども、改めてつづってみたい。
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