かつて吉祥寺に、『バンビ』という洋食店があった。
同名の洋食店は、現在も新宿や茗荷谷にあるが、関係はわからない。
創業は1961(昭和36)年で、1999年に店名を『シャポールージュ』に変更。
2017年に閉店するまで、看板には「旧バンビ」の文字が残っていたようだ。
こちらが、最近撮影したシャポールージュ跡地。バッテンマークは以前のままの様子。
私は残念ながら、お店の存在を知らず、入店したことはなかった。
2000年頃に発行された、中央線沿線ガイド的な書籍を、最近読み返してみたところ、
まったく記憶になかった、シャポールージュの記事が掲載されていて驚く。
紹介文の一部を転記すると、「情報誌常連の店」
「休日の吉祥寺デートをここからスタートという人にもいい感じ」
「昭和通りにある懐かしい洋館の雰囲気を感じさせる一軒家の洋食屋」だって。
どうも、記事の記憶がなかった、というか興味を惹かなかった理由は、この紹介文が原因かもしれない(苦笑)。
特に3番目は、読点がなくて読みづらく、食べロガーと同レベルの駄文だよ。
文章も稚拙だが、「情報誌常連」で、「デートに最適」な、「洋館の洋食屋」と聞いたら、
吉祥寺にありがちな、高くて気取ったおしゃれメシ屋かと思い、行く気は失せる。
縁のないお店だったが、詳細を知りたくなりネットで検索。不本意ながら、食べログの投稿にも目を通した。
いろんな方のバンビ&シャポールージュ評を読んでみたら、称賛の意見が大半。
洋館風の店舗は三階建てで、落ち着いた雰囲気の中、高級メニューだった洋食を、お手頃価格で提供。
「おいしい御馳走」と「ぜいたくな気分」の双方を味わえる、ちょっと特別な社交場だったようだ。
主な人気メニューは、オムライス、シチュウ、デザートのババロア、そしてハンバーグ。
食べログで見た限り、老舗洋食店にしては安く、ファミレスと同等か、ちょっと高い程度。
ランチメニューの最初に記載されている、「デミグラスハンバーグステーキ」は993円と、千円札でお釣りがくる。
ここまで、吉祥寺のバンビ&シャポールージュについて、私が知る限りの情報をつづってきたが、
今回のテーマは、タイトルでもおわかりのように、高円寺の『ニューバーグ』である。
吉祥寺で愛されて56年。お値段以上の価値がある、洋食メニューで人気を博したバンビ&シャポールージュと、
高円寺で愛されて今年で53年目。早い、安い、そこそこウマいハンバーグで、カルトな(?)人気を誇るニューバーグ。
お店の方向性は明らかに異なるし、かつてのバンビで青春時代を過ごしたファンの中には、
「そんな安っぽい店と一緒に扱わないでほしいザマす」などと不満を抱く方もいるはず。
だが実はこちらの2店、かつては同グループだったらしい。言い換えると、
ニューバーグはバンビの支店だったようなのだ!
↑久々に最大フォントを使用したが、個人的にはそれくらい衝撃の事実だったので。
上記の情報を知ったのは、古いマッチ箱などを紹介するブログの記事。
無断転記はマズいので掲載はしないが、「マッチ箱 バンビ ニューバーグ」で検索すれば、該当ブログがヒットするはず。
開店から間もない頃のバンビが、人気商品のハンバーグだけを提供する支店を出すことになった。
メニュー数を絞り、接客なども簡略化した分、値段を安く抑え、誰でも気軽に利用できるハンバーグ専門店を、
吉祥寺、そして高円寺に出店したのが、ニューバーグの始まりだそうだ。
吉祥寺店の開業年は不明だが、高円寺店は前編で記したように、バンビ開店から8年後の1969年オープン。
当時、「マルシンハンバーグ」は魚肉などを含んでおり、「イシイのハンバーグ」販売は翌1970年で、原材料も鶏肉。
牛肉と豚肉を使用したハンバーグは、庶民には手が出なかった時代に、ニューバーグは誕生したのだ。
お店には連日、大勢の客が詰め掛けたが、中でも熱心に通っていたのが、とある3人組親子。
のちにバンビから権利を買い取り、ニューバーグ高円寺店を経営することになる父の平井氏と、現店主の息子兄弟である。
さっき触れたブログで紹介された、ニューバーグのマッチ箱の脇には、支店名と連絡先が載っており、
当初は吉祥寺店、高・中通り店、高・東通り店、高・申庚通り店と、と4店舗が存在していたことがわかる。
「高・」は高円寺の略で、中通り店は現存するお店で、東通り店は、私が初めて利用したあづま通りにあった店舗、
申庚通り店は、庚申通りの誤りと思われ、数年前まで餃子の『赤天』のそばに『MASH』という系列店があったのだが、
同じ庚申通りの別の場所にも、かつてニューバーグがあったことを、平井兄弟の弟・仁さんに教えてもらった。
仁さんとは、他にもいろいろ会話させていただいたのだが、まずは、そのとき食べたメニューを紹介。
注文したのは、ハンバーグが2枚の「ダブル」750円に、+30円で片方のソースをデミグラスからメキシカンに変更。
完成したダブル+片方メキシカンソースのセットがこちら。当然、ライス、味噌汁、目玉焼き付き。
ダブルハンバーグだけアップ。オレンジ色の方が、ピリ辛風味の自家製メキシカンソース。
ラード、タバスコ、トマト、コーンなどを5時間じっくり煮込んだソースだ。追加料金30円は安すぎる!
パン粉を付けて、あらかじめ揚げ焼きしておくハンバーグは、バンビの味とは異なると思うが、
このメキシカン&デミグラスの両ソースは、バンビから受け継いだ調理法を守っているとのこと。
伝統のソース2種を残さぬよう、ハンバーグだけでなく、炒めスパゲティとも絡めて、味わい尽くした。
食後、珍しく客足が途絶えたので、先述したように、店主兄弟の仁さんと会話させていただいた。
マッチ箱に記載された以外にも1軒あり、最盛期は高円寺だけでニューバーグが4店舗あったこと、
今年4月に値上げしたけど、食材などの値上げ幅が大きく、ほとんど儲けが出ないこと、
それでも、来てくれるお客さんのために、安価を守るべく奮闘していることなどを語ってくれた。
以前と変わらず安くて美味しいです、と告げたところ、仁さんはちょっとさみしそうに、
「高円寺もずいぶん変わったからね。昔はもっと、個人店がいっぱいあったんだけど…」とつぶやいた。
私の地元立川駅周辺よりはマシだろうが、確かに高円寺も、チェーン店が少しずつ増えてきている。
お店がある中通りも、店舗の顔ぶれがだいぶ変わり、昔から残っているのは、ニューバーグを含め数店しかないはず。
コロナ禍など、個人店ならではの苦労を乗り越え、味と安価を守り続けてきた、平井さん一家に感謝したい。
最後に、一番聞きたかった「ここって、元々はバンビというお店がやってたんですよね?」と質問。
仁さんの返答は、「…ウチの父親が、先代から引き継いだんです…」であった。
前回も記したが、最近、ニューバーグを称えるネット記事をいくつか見かけたのだが、
いずれの記事も、創業者については「先代」「前の経営者」「初代オーナー」などと表記し、バンビの名前を出さない。
【吉祥寺の人気洋食店の流れを汲む】というエピソードは、お店のイメージアップに繋がるはずなのに、
店主も雑誌記事も触れようとしないのはなぜだろう。バンビの関係者に口止めでもされているのか?
さっき紹介した、シャポールージュのデミハンバーグランチは、スープ、ライス(orパン)、目玉焼きに温野菜で、
ニューバーグの基本メニュー「Aセット」は、デミハンバーグ、味噌汁、ライス、目玉焼きにミックスベジタブル。
ほぼ同内容だし、両者はやはり、関係があるとしか思えないのだが。
最後に、つい最近食べてきた、「黒カレー」サラダ付き660円を紹介。
カレーライスは近年加わったメニューで、発案者は店主兄弟の兄・誠一さんの奥様らしい。
黒カレーの食券と一緒に、「ハンバーグを追加してください」と告げながら、現金170円を渡すと、
受け取った店員さんが、「追加ハンバーグ」と記された食券を置いていく。
ちなみに、トッピングなどの追加メニューはこちら。前回の店頭画像と同様、お店のHPから拝借。
上記以外にも、「目玉焼き」50円、「チキンカツ」80円、「キリン瓶ビール(小瓶)」350円などもある。
まずはサラダ(左端)、そして黒カレー+追加ハンバーグがやってきた。
別アングルからもう1枚。こんもり盛られたご飯と黒カレーの間に、ハンバーグが隠れている。
普段はナイフとフォークだけだが、カレーにはさすがに、スプーンも提供される。
八坂の『宝来屋』で出てきたスプーンによく似ている。実は、あまり使いやすくないのだが(笑)。
カレーの味は、野菜由来の甘味と、香味野菜由来と思われる苦みのバランスがいい、欧風タイプであった。
目玉焼きの黄身を溶かしたり、ハンバーグと絡めたりして、例のスプーンでガツガツと食べ切った。
そういえばこの日は、あらかじめ仕込んで厨房内に重ねてある、ハンバーグの撮影に成功。
1日に200枚くらい仕込むらしいが、いかんせん安価なので、これだけ売ってもあまり利益は出ないんだろうな。
以上、前後編にわたり、高円寺の名店ニューバーグについて語ってみた。
一部、失礼な表現もあったかもしれないが、愛するあまりの発言ゆえ、どうか許してほしい。
繰り返しになるが、【ニューバーグ、起源はバンビ】説が、世に出回っていないのが不思議。
どちらも知名度抜群の飲食店なのに…ひょっとしたら、私は表沙汰にしてはいけないタブーに触れたのかも。
今後もし、このブログの更新が途絶えたら、私が何者かに消されたと思ってほしい(笑)。
ニューバーグ NEW-BURG
東京都杉並区高円寺北3-1-14
JR高円寺駅から徒歩約90秒 ※信号次第
営業時間 11時~22時
定休日 年末年始
※バンビとニューバーグの関係について詳しい方、情報をお待ちしております
同名の洋食店は、現在も新宿や茗荷谷にあるが、関係はわからない。
創業は1961(昭和36)年で、1999年に店名を『シャポールージュ』に変更。
2017年に閉店するまで、看板には「旧バンビ」の文字が残っていたようだ。
こちらが、最近撮影したシャポールージュ跡地。バッテンマークは以前のままの様子。
私は残念ながら、お店の存在を知らず、入店したことはなかった。
2000年頃に発行された、中央線沿線ガイド的な書籍を、最近読み返してみたところ、
まったく記憶になかった、シャポールージュの記事が掲載されていて驚く。
紹介文の一部を転記すると、「情報誌常連の店」
「休日の吉祥寺デートをここからスタートという人にもいい感じ」
「昭和通りにある懐かしい洋館の雰囲気を感じさせる一軒家の洋食屋」だって。
どうも、記事の記憶がなかった、というか興味を惹かなかった理由は、この紹介文が原因かもしれない(苦笑)。
特に3番目は、読点がなくて読みづらく、食べロガーと同レベルの駄文だよ。
文章も稚拙だが、「情報誌常連」で、「デートに最適」な、「洋館の洋食屋」と聞いたら、
吉祥寺にありがちな、高くて気取ったおしゃれメシ屋かと思い、行く気は失せる。
縁のないお店だったが、詳細を知りたくなりネットで検索。不本意ながら、食べログの投稿にも目を通した。
いろんな方のバンビ&シャポールージュ評を読んでみたら、称賛の意見が大半。
洋館風の店舗は三階建てで、落ち着いた雰囲気の中、高級メニューだった洋食を、お手頃価格で提供。
「おいしい御馳走」と「ぜいたくな気分」の双方を味わえる、ちょっと特別な社交場だったようだ。
主な人気メニューは、オムライス、シチュウ、デザートのババロア、そしてハンバーグ。
食べログで見た限り、老舗洋食店にしては安く、ファミレスと同等か、ちょっと高い程度。
ランチメニューの最初に記載されている、「デミグラスハンバーグステーキ」は993円と、千円札でお釣りがくる。
ここまで、吉祥寺のバンビ&シャポールージュについて、私が知る限りの情報をつづってきたが、
今回のテーマは、タイトルでもおわかりのように、高円寺の『ニューバーグ』である。
吉祥寺で愛されて56年。お値段以上の価値がある、洋食メニューで人気を博したバンビ&シャポールージュと、
高円寺で愛されて今年で53年目。早い、安い、そこそこウマいハンバーグで、カルトな(?)人気を誇るニューバーグ。
お店の方向性は明らかに異なるし、かつてのバンビで青春時代を過ごしたファンの中には、
「そんな安っぽい店と一緒に扱わないでほしいザマす」などと不満を抱く方もいるはず。
だが実はこちらの2店、かつては同グループだったらしい。言い換えると、
ニューバーグはバンビの支店だったようなのだ!
↑久々に最大フォントを使用したが、個人的にはそれくらい衝撃の事実だったので。
上記の情報を知ったのは、古いマッチ箱などを紹介するブログの記事。
無断転記はマズいので掲載はしないが、「マッチ箱 バンビ ニューバーグ」で検索すれば、該当ブログがヒットするはず。
開店から間もない頃のバンビが、人気商品のハンバーグだけを提供する支店を出すことになった。
メニュー数を絞り、接客なども簡略化した分、値段を安く抑え、誰でも気軽に利用できるハンバーグ専門店を、
吉祥寺、そして高円寺に出店したのが、ニューバーグの始まりだそうだ。
吉祥寺店の開業年は不明だが、高円寺店は前編で記したように、バンビ開店から8年後の1969年オープン。
当時、「マルシンハンバーグ」は魚肉などを含んでおり、「イシイのハンバーグ」販売は翌1970年で、原材料も鶏肉。
牛肉と豚肉を使用したハンバーグは、庶民には手が出なかった時代に、ニューバーグは誕生したのだ。
お店には連日、大勢の客が詰め掛けたが、中でも熱心に通っていたのが、とある3人組親子。
のちにバンビから権利を買い取り、ニューバーグ高円寺店を経営することになる父の平井氏と、現店主の息子兄弟である。
さっき触れたブログで紹介された、ニューバーグのマッチ箱の脇には、支店名と連絡先が載っており、
当初は吉祥寺店、高・中通り店、高・東通り店、高・申庚通り店と、と4店舗が存在していたことがわかる。
「高・」は高円寺の略で、中通り店は現存するお店で、東通り店は、私が初めて利用したあづま通りにあった店舗、
申庚通り店は、庚申通りの誤りと思われ、数年前まで餃子の『赤天』のそばに『MASH』という系列店があったのだが、
同じ庚申通りの別の場所にも、かつてニューバーグがあったことを、平井兄弟の弟・仁さんに教えてもらった。
仁さんとは、他にもいろいろ会話させていただいたのだが、まずは、そのとき食べたメニューを紹介。
注文したのは、ハンバーグが2枚の「ダブル」750円に、+30円で片方のソースをデミグラスからメキシカンに変更。
完成したダブル+片方メキシカンソースのセットがこちら。当然、ライス、味噌汁、目玉焼き付き。
ダブルハンバーグだけアップ。オレンジ色の方が、ピリ辛風味の自家製メキシカンソース。
ラード、タバスコ、トマト、コーンなどを5時間じっくり煮込んだソースだ。追加料金30円は安すぎる!
パン粉を付けて、あらかじめ揚げ焼きしておくハンバーグは、バンビの味とは異なると思うが、
このメキシカン&デミグラスの両ソースは、バンビから受け継いだ調理法を守っているとのこと。
伝統のソース2種を残さぬよう、ハンバーグだけでなく、炒めスパゲティとも絡めて、味わい尽くした。
食後、珍しく客足が途絶えたので、先述したように、店主兄弟の仁さんと会話させていただいた。
マッチ箱に記載された以外にも1軒あり、最盛期は高円寺だけでニューバーグが4店舗あったこと、
今年4月に値上げしたけど、食材などの値上げ幅が大きく、ほとんど儲けが出ないこと、
それでも、来てくれるお客さんのために、安価を守るべく奮闘していることなどを語ってくれた。
以前と変わらず安くて美味しいです、と告げたところ、仁さんはちょっとさみしそうに、
「高円寺もずいぶん変わったからね。昔はもっと、個人店がいっぱいあったんだけど…」とつぶやいた。
私の地元立川駅周辺よりはマシだろうが、確かに高円寺も、チェーン店が少しずつ増えてきている。
お店がある中通りも、店舗の顔ぶれがだいぶ変わり、昔から残っているのは、ニューバーグを含め数店しかないはず。
コロナ禍など、個人店ならではの苦労を乗り越え、味と安価を守り続けてきた、平井さん一家に感謝したい。
最後に、一番聞きたかった「ここって、元々はバンビというお店がやってたんですよね?」と質問。
仁さんの返答は、「…ウチの父親が、先代から引き継いだんです…」であった。
前回も記したが、最近、ニューバーグを称えるネット記事をいくつか見かけたのだが、
いずれの記事も、創業者については「先代」「前の経営者」「初代オーナー」などと表記し、バンビの名前を出さない。
【吉祥寺の人気洋食店の流れを汲む】というエピソードは、お店のイメージアップに繋がるはずなのに、
店主も雑誌記事も触れようとしないのはなぜだろう。バンビの関係者に口止めでもされているのか?
さっき紹介した、シャポールージュのデミハンバーグランチは、スープ、ライス(orパン)、目玉焼きに温野菜で、
ニューバーグの基本メニュー「Aセット」は、デミハンバーグ、味噌汁、ライス、目玉焼きにミックスベジタブル。
ほぼ同内容だし、両者はやはり、関係があるとしか思えないのだが。
最後に、つい最近食べてきた、「黒カレー」サラダ付き660円を紹介。
カレーライスは近年加わったメニューで、発案者は店主兄弟の兄・誠一さんの奥様らしい。
黒カレーの食券と一緒に、「ハンバーグを追加してください」と告げながら、現金170円を渡すと、
受け取った店員さんが、「追加ハンバーグ」と記された食券を置いていく。
ちなみに、トッピングなどの追加メニューはこちら。前回の店頭画像と同様、お店のHPから拝借。
上記以外にも、「目玉焼き」50円、「チキンカツ」80円、「キリン瓶ビール(小瓶)」350円などもある。
まずはサラダ(左端)、そして黒カレー+追加ハンバーグがやってきた。
別アングルからもう1枚。こんもり盛られたご飯と黒カレーの間に、ハンバーグが隠れている。
普段はナイフとフォークだけだが、カレーにはさすがに、スプーンも提供される。
八坂の『宝来屋』で出てきたスプーンによく似ている。実は、あまり使いやすくないのだが(笑)。
カレーの味は、野菜由来の甘味と、香味野菜由来と思われる苦みのバランスがいい、欧風タイプであった。
目玉焼きの黄身を溶かしたり、ハンバーグと絡めたりして、例のスプーンでガツガツと食べ切った。
そういえばこの日は、あらかじめ仕込んで厨房内に重ねてある、ハンバーグの撮影に成功。
1日に200枚くらい仕込むらしいが、いかんせん安価なので、これだけ売ってもあまり利益は出ないんだろうな。
以上、前後編にわたり、高円寺の名店ニューバーグについて語ってみた。
一部、失礼な表現もあったかもしれないが、愛するあまりの発言ゆえ、どうか許してほしい。
繰り返しになるが、【ニューバーグ、起源はバンビ】説が、世に出回っていないのが不思議。
どちらも知名度抜群の飲食店なのに…ひょっとしたら、私は表沙汰にしてはいけないタブーに触れたのかも。
今後もし、このブログの更新が途絶えたら、私が何者かに消されたと思ってほしい(笑)。
ニューバーグ NEW-BURG
東京都杉並区高円寺北3-1-14
JR高円寺駅から徒歩約90秒 ※信号次第
営業時間 11時~22時
定休日 年末年始
※バンビとニューバーグの関係について詳しい方、情報をお待ちしております