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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

第104回高校野球西東京大会決勝戦! -日大三高野球部2022-

2022年07月30日 | 高校野球
第104回全国高等学校野球選手権大会(←正式名称)は、本日7月30日で48地区の優勝校=甲子園出場校が決定。
明日31日に、最後に残った西東京大会の決勝戦が行われ、49代表校が出揃う。
前回日大三高の22年連続ベスト8進出への過程をつづったので、今回は以降の2試合を振り返ってみる。

まずは26日の準々決勝。相手は町田同士の桜美林。前日の天気予報は曇りだったのだが、
当日は朝から小雨が降っており、神宮球場到着時には、グラウンドに雨除けシートが敷かれ、待機状態に。
雨天のせいで、準々決勝なのに客席はガラガラで、最前列に傘を差した客が数名いるのみ。


10時開始予定の試合は、1時間遅れで実施するとアナウンスがあった。


その後も、雨が降りやまない中を待っていると、桜美林ベンチに数名、三高ベンチには小倉監督がやってきた。
小倉監督は、桜美林ベンチの関係者(片桐監督?)に向かって、「どうもどうもー」と大きな声で挨拶。
「聞いた?」「朝一番!」「じゃあまた!」と、ほぼ3つの言葉だけを発し、ベンチから出て行った。
おそらく、「今日の試合中止って聞きました? 明日の朝一番で再試合だそうです。では、お互い頑張りましょう」の意味だ。
近所の高校で顔見知りとはいえ、試合をする相手と笑顔で言葉を交わすとは、小倉監督らしい。
その直後、場内ビジョンでも「第一試合は中止」と発表。


入場券を払い戻し、あるいは順延試合で再入場できるよう、印かスタンプをもらおうと係員にお願いしたら「できません」だと。
府中球場ではできたので、私を含め何人かの客が抗議したが、対応した男性係員の回答は、
「払い戻しはしない、再入場もさせない、入場料千円が丸損? そんなの知ったこっちゃない」と繰り返すのみ。
この係員、というか彼に「そう告げろ」と命じている、高野連の対応には相当ムカついた
今回のブログで、この問題を大々的に訴えようかと思っていたが、うっかり関係者の目に留まってしまい、
「コイツは日大三のファンか…」と、反感を買い、明日の決勝戦を担当する審判団に、
日大三に不利な判定をするよう命じられても困るので、ひとまず自粛しておく…さすがに考え過ぎか。

結局、雨は止むことなく、第二試合も翌日に順延となったため、今日の入場券が再度使えることになった。


迎えた27日。この日は一転、晴天となり、朝の8時からすでに気温が高い。

※試合前の日大三のノック風景

私が座った席の斜め前には、元ヤクルトスワローズの宮本慎也さんがいた。

※グラウンドを撮影した際、端っこに写ったのを拡大。結果的に盗撮…になるのか?

声をかけるのは遠慮したが、同じくスワローズOBの八重樫幸雄さんだったら、絶対に記念撮影をお願いしていたね。
あとで知ったが、宮本さんのご子息は菅生野球部らしく、この日は息子の所属チームの応援に来ていたのかも。

肝心の試合は、1-1で迎えた3回裏、桜美林は3連打で一死満塁のチャンスを作り、四番打者がスクイズ。
これがキャッチャーフライになり併殺。三高にとっては幸運な、試合の流れを変えたプレイとなった。
4回表に三高もスクイズを失敗(ファウル)したが、その後内野ゴロを放ち、三塁走者を迎え入れ失敗を帳消し。
両チームのスクイズ失敗は、シーズン最多犠打67の日本記録を持つ宮本さんの目には、さぞ歯がゆく映ったはずだ。
6回以降、三高打線が機能し始め、連打で得点を重ねると、反対に桜美林は4回以降は見せ場がなく、
8回コールド勝ち。4-6で惜敗した、3年前のリベンジを果たした。


7月27日 準々決勝 対桜美林 (神宮球場)
三10010322→9
桜01000000→1  ※8回コールド


ベスト8からは、試合後に校歌演奏がある。コロナ禍のため、今年も斉唱は不可で、選手間の距離を開けている。


クソ暑いので帰宅し、ケーブルTVや「バーチャル高校野球」で、他の準々決勝を観戦。
久我山の完敗に驚かされ(国士舘8-2国学院久我山)
菅生の強さと、早実の不甲斐なさに落胆し(東海大菅生11-1早稲田実業)
富士森の奮闘に心を打たれた(都立富士森5-4日大鶴ヶ丘)
延長10回裏、富士森があと1アウトで勝利という状況で、守備陣が輪になって肩を組み、気合を入れ直したシーンは、
「ああ、青春してやがる…」と、嫉妬交じりの感動の涙が、私の頬を伝ったものだ。

シード校の駒大高と日大鶴ヶ丘を撃破し、創部以来初のベスト4進出を決めた富士森。
都立校のさらなる快進撃を望んだ方もいただろうが、準決勝で当たる日大三は、そんなに甘い相手ではない。
試合は29日の10時から。富士森はナイターの準々決勝から間隔が短く、疲労が残っていたようで気の毒であった。
初回、富士森は一死二塁のチャンスを作るも、セカンドライナー併殺で無得点。
裏の三高は、野手と野手の間に落ちる幸運なヒットもあり、いきなり10点を奪い、勝負あり。


7月29日 準決勝 対都立富士森 (神宮球場)
富0  1000→1
三(10)110×→12  ※5回コールド


三高打線は3回以降、この夏大会では少なかった、フライアウトを連発。
試合を早く終わらせるべく、小倉監督から「わざとアウトになれ」という指示か出たのかと疑ったが、
監督は試合後、「そんなバッティングでは勝てないぞ!」と、選手たちに喝を入れた模様。 ※情報元:中日スポーツ
指示ではなく、単なるへっぽこバッティングだったのなら、それはよかった…イヤ、よくないか。
それにしても、大差でも気を抜かない、抜かせまいとする小倉監督はさすがである。
「監督の指示かも…」などと、下衆の勘繰りをしてしまった自分を恥ずかしく思う。

この日も気温は高かったが、準決勝第二試合も残って観戦。延長10回の接戦を、菅生が競り勝ち決勝進出。

東海大菅生4-3国士舘

西東京大会の決勝戦にコマを進めたのは、第一シードの日大三と、第二シードの東海大菅生
前々回の高校野球ブログで披露した、私の予想も「◎日大三○東海大菅生」だったし、順当な結果ともいえる。
ただし菅生は、5回戦でもノーシードの駒場学園に、2-1の接戦に持ち込まれており、決勝進出は楽な道のりではなかった。

一方の日大三は、初戦から15-3、24-3、8-1、9-1、12-1と、スコア的には全試合楽勝。
リードを奪われた場面は一度もなく、同点だったのも、創価戦の初回と、桜美林の2~3回と計3イニングのみ。
つまり、今夏は接戦の経験がないのである。無論、三高がメチャクチャ強いのではなく、失礼ながら相手に恵まれた感が強い。
2度の接戦を勝ち抜いた菅生は、劣勢時でもあきらめることなく、しっかり反撃してきそうだが、
三高はリードされたらそのまま巻き返せず、ズルズルと失点を重ねて負けそうな気がする。
新チーム結成時は、よく声を出していた内野陣も、最近はすっかり静かになってしまったのも不満。
5試合で68得点の打線も、菅生エース鈴木の速球や、2番手投手日當の変化球を打てるのだろうか。
鈴木の球は、これまでの相手より10~30kmほど速いし、日當は秋春と対戦し、12イニングで19個の三振を喫している。
ただし、鈴木と秋に対戦したときは、1回持たずにKOし、日當からは12イニングで6点を奪っている。
たとえ大量失点しようとも、心さえ折れなければ、反撃も可能な気がする。

秋と春の都大会では勝っているとはいえ、菅生のミスに助けられた感は否めない。
練習試合で、あの大阪桐蔭にも勝った菅生は、全国レベルの実力校であり、総合力は三高より上だろう。
ただ、昨日の準決勝でも、スクイズで三塁走者と打者走者の両方がアウトになったり、
平凡なフライをライトとセンターがぶつかって落球したりと、三高同様、結構マヌケなミスをやらかしている(笑)。
あと、監督がちょっと憎たらしいな。春の大会で左サイドの佐藤を打てずに敗れた際、右打者に対し、
「最初から逆方向を狙えば何の問題もないのに(中略)いつでも打てると思っていたのか」とご立腹。 ※情報元:日刊スポーツ
「何の問題もない」は、ウチの佐藤(と、一二塁間の守備)をずいぶんと侮っている発言だし、
「いつでも打てると思っていた」のは自分もそうだろうし、これまた失礼な物言いである。
三高の小倉監督は、自軍の選手はボロクソにけなすが(笑)、危険な接触プレイを除けば、相手選手を罵ることはない。 

3度目の対戦となる今回の先発は、春大会で7回1失点に抑え、若林監督をムッとさせた先述の佐藤も考えられるが、

※桜美林戦で登板した佐藤

さすがに今度は、「何の問題もなく」打たれてしまう気がする。となると、背番号1の松藤だろうか。
昨年の秋は、エース矢後でさえ7点取られた。矢後不在の今回は、もっと取られるかもしれないので、打線の奮起が望まれる。
私が応援している浅倉は、まだケガの影響があるようで、毎試合途中交代しているが、3試合で10打数4安打の打点3。
明日は彼のホームランと打点、そしてファーストにゴロが転がらないこと(笑)を期待したい。

決勝戦は、神宮球場で当日券を売るが、私は昨日のうちに、セブンイレブンで前売り券を購入。気合が入っている証拠だ。


「気合が入っている」理由は、前売り券だと、手数料の名目で100円余分に取られるから(笑)。ドケチの私には珍しい出費だ。

明日の決勝は、日大三vs東海大菅生であり、第一シードと第二シードの対決であり、
小倉野球と若林野球の激突ともいえる。負けてほしくないな。
応援席からの拍手しかできない私だが(といいつつ、たぶんマスク越しに声も出す)、母校の勝利を願ってやまない。
ガンバレ日大三! 栄冠は君たちに輝く!


追記 ♪ああ~栄冠は~ウチに輝~く~。
日大三高バンザイ(涙)!
コメント (2)
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