先日、長年通っている八王子の某ラーメン店を利用した時のこと。
初訪問以来ずっと、「お兄さん食券もらいまーす」などと声掛けされていたのに、
この日初めて「旦那さんはこってりでしたよね」と、呼称が「お兄さん」から「旦那さん」へと変わっていた。
そりゃあ、店員さんよりも明らかに年長だし、もはやお兄さんと呼ばれる年齢ではないとわかってはいるけれど、少々さみしかったよ(涙)。
外見の衰えこそ顕著だが、そのお店でも「チャーシューメン・背脂増し」を喰ったように、食生活は若い頃と変わらず、
【人生何度目かの「豚骨ラーメンブーム」到来】を宣言した9月20日以降も、年甲斐もなく濃厚豚骨ラーメンを食べまくっている。
今回は、直近2ヶ月間に食べた、ベージュ色のスープに細麺、ネギ、チャーシューなどが入り、替玉もできる、
久留米・博多・長浜などでおなじみ、下記画像のような九州福岡スタイルの豚骨ラーメンを紹介したい。
まずは、私の地元立川駅からはちょっと離れた、武蔵小杉駅にある『博多 禿鷹』へ。
由来は不明だが、ずいぶんと大胆なネーミングで、近年頭頂部が薄くなった私は共食いである。
HPによると、最近は同じ南武線の向河原駅にも支店を出したそうで、なかなかの人気店のようだが…「準備中」では入れない。
ちゃんと営業時間を確認して訪問したのだが、どうやら、平日は中休みができたらしい。
気を取り直し、数時間後に再訪。店内はカウンター席のみで、券売機で食券を購入し、空いていたイスに着席。
選択したのは基本の「ラーメン」で、ワンオペだった男性店員に食券を渡す。
ラーメンの価格は、先述のHPも、食べログのお店公式表記も、そして店内壁にあったメニュー札も650円になっているのだが、
唯一、券売機の表示だけが750円。この場合はもちろん、750円が正価である。
あとで調べたら、さっき「最近(略)向河原駅にも支店を出した」と記したが、そこは既に閉店しており、HPは更新されていないようだ。
今の時代、750円でも高くはないのに、なんだか損した気分だな…と心の中で愚痴っているうちに、ラーメンが完成。
横アングルはこちら。丼サイズは標準だと思う。
スープは脂こそ浮いているが、あまり濃くない印象で、このとき紹介した、国分寺『一竜』の赤いタレ抜きバージョンみたい。
麺は低加水の白い極細、具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲにノリと、いわゆる福岡スタイル。ネギは博多産らしい。
豚骨独特の臭みはなく、食べやすいと思える反面、旨味に乏しくインパクトに欠けるともいえる。
とはいえ、私は豚骨ラーメンは大好きなので、当然「半替玉」100円を注文。普通の「替玉」は150円だった。
この前、新秋津の『長風』で、人生初の粉落としに挑戦したので、
今回はこれまた人生初となる、あまり見かけない超柔らかめ=「バリやわ」を頼んでみた。
柔らかい麺の注文は受け付けない店もある中、禿鷹さんでは「粉落とし」~「バリやわ」まで全7段階の硬さに対応。
卓上のタレを追加したあと、スープに麺を投入。柔らか好きの私には、許容範囲の茹で具合だった。
HPによると、高菜、紅生姜、ニンニクが無料らしいが、私の訪問時は、ニンニクはなかったと記憶している(あれば絶対に使うので)。
ついでに、私の目の前の冷水ポットも中が空だったので、ふたつ隣席のポットに手を伸ばして使用した。
男性店員がオーナーなのかは不明だが、調理作業を終えると、常連客とパチスロだかパチンコについてずっと語っている。
そんなヒマがあるのならば、ニンニクの用意や水の補充をしてほしい。あとHPの更新もね。
続いては、これまた南武線の稲田堤駅にある『コハクノトキ』。
お店ブログによると、「ねとらぼクチコミ」では、神奈川県で注目のラーメン店1位、 川崎市ラーメンランキング1位などに選ばれている模様。
ねとらぼを信用していいのかはさておき、実際にグーグルなどのサイトでも評判が良く、繁盛店なのは間違いなさそう。
なお、南武線の稲田堤以南は、すべて川崎市となる。さすがは政令指定都市、面積がデカい。
お店に着いたのは、夜営業の開店直後だったが、既に店内カウンター6席は埋まっていた。
ひとまず入店し、券売機で食券を購入。選択したのは今回も、ベーシックな「博多豚骨ラーメン」700円。
しばらく店内の待ち客用イスで待機。数分後には席が空き、やはりワンオペの男性店員(たぶん店主)に食券を渡す。
タイミングが良かったのか、すぐに提供された。
ラーメン店ではよく見るデザインの丼だが、ちょっと小さく感じる。
スープはしっかり乳化しているが、臭みは皆無で、丁寧に炊かれたのがわかる。
ただ、ベタついたりはせず、塩分も控えめで、万人受けするテイストといえよう。
麺と具材は、ノリがない以外は禿鷹さんと一緒。ネギは輪切りではなく細かく刻まれていたが、この方が福岡ラーメンっぽいね。
途中で、卓上のおろしニンニクと胡椒を追加。ちなみに高菜は有料(120円)だった。
厨房内には大きな寸胴鍋がいくつかあり、スープ作りだけでなく、麺を茹でる釜としても使用。
店主は、スープをお玉ですくったら即寸胴にフタをして、麺を茹で終わっても、やはりすぐにフタをしていた。
温度低下と異物混入の双方を防ごうとする、店主の努力は認めるが…正直バタンバタンうるさい。
ただ、食べログやらグーグルやらのレビューもいくつか見たが、フタをする音への批判はなかった。私が騒音に敏感過ぎたのかな。
ワンオペで大変なのはわかるが、食器の片づけ作業も雑だったし、「替え玉」120円はしないで退散。
フォローするじゃないけど、ラーメンの味自体は悪くなかったし、700円という価格も魅力。
替玉しなかった理由はもうひとつ、訪問する前に稲田堤駅近くで見かけた、下記看板が気になったから。
満腹になる前に寄り、「酒と麻婆」を楽しませてもらった。上記店舗については、改めて取り上げるかも。
コハクノトキの店主さんは、博多の有名豚骨ラーメン店『だるま』の親戚らしい、というネット情報を見かけた。
そのだるまとは、おそらく無関係だと思われるのが、これまた南武線の府中本町駅が最寄りとなる、『博多長浜ラーメン だるま一家』。
このような、人気店と似た名前で客を呼ぶ商法(?)は好きではないが、たまたま近くに用事があったので、寄ってみることに。
店内はカウンター席とテーブル席があり、店員さんは男性ふたり体制だが、どちらが店主かはわからず。
麺類は、基本の「だるまラーメン」850円の他、赤、黒、具だくさん、超濃厚などのバリエーションがあり、酒やつまみも用意されている。
私の注文はやはり、だるまラーメン。アイドルタイムだったので、すぐに出てきた。
店内照明の影響か、オレンジっぽい画像だが、実際のラーメンはもっと白かった。
デザインも同じだし、コハクノトキさんと同じ丼かな。
かなり乳化されたスープには泡が浮いているが、乳化して泡が出るほどお店でじっくり煮込んでいるのではなく、
他にも支店があるため、本部から仕入れたスープに牛乳などを混入し、直前に加熱して泡を出したのでは? 違ったらゴメン。
具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギの福岡ラーメン三銃士(←勝手に命名)で、ネギの刻み方はやや粗目。
麺がちょっと変わっていて、店内貼紙によると、小麦の殻を半分含んだ、半粒粉のオリジナル麺とのこと。
初めて耳にした半粒粉麺は、バカ舌ゆえ小麦の味までは感じなかったが、
色は白くなく薄茶色で、ミルキーなスープとの絡みが良好な印象。なので当然替玉。
「替え玉」は120円だが、ハーフの「半玉」100円をやわめで注文。卓上のおろしニンニクと調整ダレを加えて一気に啜った。
断定はできないが、先に紹介した、禿鷹さんやコハクノトキさんの方が、正統な福岡豚骨ラーメンだと思うが、
私の好みは、やや邪道っぽい(失敬)だるま一家さんのラーメンであった。
超濃厚の「鬼だるまラーメン」や、おつまみの「上モツ煮込み」(「上」が付くのが素敵)も気になるので、
近いうちに再訪し、一杯やってから締めにラーメン…をやってしまいそうである。
以上、個人的には初訪問だった、JR南武線沿線の3店を紹介したが、次は下りの終点・立川駅から、
このブログではたびたび名前を出している、『パワー軒』をチョイス。
以前も記したが、パワー軒は立川駅から徒歩だと30分はかかるので、多摩モノレールを利用しよう。
こちらのラーメンは、「燕三条」と「塩豚骨」が2トップ(?)なのだが、「長浜らーめん」という商品も提供している。
最近の券売機からは消えたが、店主に「長浜できますか?」とたずねてみたら、「できるよ。700円」と返答されたので、直接支払う。
パワー軒さんも近年は値上げして、並ラーメンはだいたい千円オーバーになったが、長浜は相変わらず安い。
しばらくすると、こってりスープのパワー軒風「長浜らーめん」が、
高菜と紅生姜、そして限定商品の「角煮」450円と一緒に登場。「高菜」は通常だと50円だ。
お店が“超こってり”と称する、塩豚骨のスープがベースなのか、ほんのり魚介風味も感じる。
ただし、脂分もたっぷりで、スープを啜れば口の周りがベタベタに。お陰でリップクリームは不要だ(笑)。
麺は長浜専用の細麺。最近は他のラーメンでも、「替玉」150円として注文できる。
具材はチャーシュー2枚、キクラゲ、ノリに、東京ラーメンっぽい切り方のネギ。
途中で、450円にしては巨大な豚角煮を加え、さらに旨味と脂肪をスープに溶け込ませる。
画像ではわかりづらいが、麺も一般的な福岡タイプの細麺より多いと思うので、替玉はせず、
「ライス小」150円を追加し、角煮丼を作って食べた。ちなみに、ライスも「小」表記ながら200グラムはあるはず。
すべて食べ終え、やはりパワー軒の長浜は、立川市の福岡豚骨ラーメンではトップクラスだと再確認。
ついでに、この日気付いたパワー軒さんの変化その1 ニンニクがクラッシュじゃなくおろしタイプになった。
クラッシュだと周囲に飛び散る危険性があるので、個人的にはこちらの方が好み。
変化その2 店内のBGMとしてジャズピアノが流れていた。
以前からそうだったかもしれないが、この日は大音量だったので気付いた。お店の雰囲気に合っているかはノーコメント(笑)。
最後に、近年では一番のお気に入り豚骨ラーメンである、国分寺『木村亭』を紹介。
冒頭画像を再掲するが、これは木村亭さんの「豚骨ラーメン」+「チャーシュー2枚」150円であった。
10月頃、開業10年目で初の値上げをしたが、それでもラーメンは750円、「替玉」は100円のままである。
※ピンボケ失礼
濃くてウマいスープに、果汁などを含める特注麺、そして絶品チャーシューに脇役のノリとキクラゲとネギ。
いつ食べても期待を裏切らない味で、当然のように替玉を注文。
豚骨ラーメンの名店は、九州など全国にあるだろうが、拙ブログは「多摩地区には木村亭がある!」と主張したい。
今回は福岡系の豚骨ラーメンにスポットを当てたが、家系、ラーショ、ホープ軒など、
いわゆる「豚骨醤油ラーメン」とされるジャンルも、飽きずに食べているので、それらも改めて特集したい。
最後に蒸し返すけど、「旦那さん」と呼ばれたのは、やっぱりショックだったなあ(苦笑)。
初訪問以来ずっと、「お兄さん食券もらいまーす」などと声掛けされていたのに、
この日初めて「旦那さんはこってりでしたよね」と、呼称が「お兄さん」から「旦那さん」へと変わっていた。
そりゃあ、店員さんよりも明らかに年長だし、もはやお兄さんと呼ばれる年齢ではないとわかってはいるけれど、少々さみしかったよ(涙)。
外見の衰えこそ顕著だが、そのお店でも「チャーシューメン・背脂増し」を喰ったように、食生活は若い頃と変わらず、
【人生何度目かの「豚骨ラーメンブーム」到来】を宣言した9月20日以降も、年甲斐もなく濃厚豚骨ラーメンを食べまくっている。
今回は、直近2ヶ月間に食べた、ベージュ色のスープに細麺、ネギ、チャーシューなどが入り、替玉もできる、
久留米・博多・長浜などでおなじみ、下記画像のような九州福岡スタイルの豚骨ラーメンを紹介したい。
まずは、私の地元立川駅からはちょっと離れた、武蔵小杉駅にある『博多 禿鷹』へ。
由来は不明だが、ずいぶんと大胆なネーミングで、近年頭頂部が薄くなった私は共食いである。
HPによると、最近は同じ南武線の向河原駅にも支店を出したそうで、なかなかの人気店のようだが…「準備中」では入れない。
ちゃんと営業時間を確認して訪問したのだが、どうやら、平日は中休みができたらしい。
気を取り直し、数時間後に再訪。店内はカウンター席のみで、券売機で食券を購入し、空いていたイスに着席。
選択したのは基本の「ラーメン」で、ワンオペだった男性店員に食券を渡す。
ラーメンの価格は、先述のHPも、食べログのお店公式表記も、そして店内壁にあったメニュー札も650円になっているのだが、
唯一、券売機の表示だけが750円。この場合はもちろん、750円が正価である。
あとで調べたら、さっき「最近(略)向河原駅にも支店を出した」と記したが、そこは既に閉店しており、HPは更新されていないようだ。
今の時代、750円でも高くはないのに、なんだか損した気分だな…と心の中で愚痴っているうちに、ラーメンが完成。
横アングルはこちら。丼サイズは標準だと思う。
スープは脂こそ浮いているが、あまり濃くない印象で、このとき紹介した、国分寺『一竜』の赤いタレ抜きバージョンみたい。
麺は低加水の白い極細、具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲにノリと、いわゆる福岡スタイル。ネギは博多産らしい。
豚骨独特の臭みはなく、食べやすいと思える反面、旨味に乏しくインパクトに欠けるともいえる。
とはいえ、私は豚骨ラーメンは大好きなので、当然「半替玉」100円を注文。普通の「替玉」は150円だった。
この前、新秋津の『長風』で、人生初の粉落としに挑戦したので、
今回はこれまた人生初となる、あまり見かけない超柔らかめ=「バリやわ」を頼んでみた。
柔らかい麺の注文は受け付けない店もある中、禿鷹さんでは「粉落とし」~「バリやわ」まで全7段階の硬さに対応。
卓上のタレを追加したあと、スープに麺を投入。柔らか好きの私には、許容範囲の茹で具合だった。
HPによると、高菜、紅生姜、ニンニクが無料らしいが、私の訪問時は、ニンニクはなかったと記憶している(あれば絶対に使うので)。
ついでに、私の目の前の冷水ポットも中が空だったので、ふたつ隣席のポットに手を伸ばして使用した。
男性店員がオーナーなのかは不明だが、調理作業を終えると、常連客とパチスロだかパチンコについてずっと語っている。
そんなヒマがあるのならば、ニンニクの用意や水の補充をしてほしい。あとHPの更新もね。
続いては、これまた南武線の稲田堤駅にある『コハクノトキ』。
お店ブログによると、「ねとらぼクチコミ」では、神奈川県で注目のラーメン店1位、 川崎市ラーメンランキング1位などに選ばれている模様。
ねとらぼを信用していいのかはさておき、実際にグーグルなどのサイトでも評判が良く、繁盛店なのは間違いなさそう。
なお、南武線の稲田堤以南は、すべて川崎市となる。さすがは政令指定都市、面積がデカい。
お店に着いたのは、夜営業の開店直後だったが、既に店内カウンター6席は埋まっていた。
ひとまず入店し、券売機で食券を購入。選択したのは今回も、ベーシックな「博多豚骨ラーメン」700円。
しばらく店内の待ち客用イスで待機。数分後には席が空き、やはりワンオペの男性店員(たぶん店主)に食券を渡す。
タイミングが良かったのか、すぐに提供された。
ラーメン店ではよく見るデザインの丼だが、ちょっと小さく感じる。
スープはしっかり乳化しているが、臭みは皆無で、丁寧に炊かれたのがわかる。
ただ、ベタついたりはせず、塩分も控えめで、万人受けするテイストといえよう。
麺と具材は、ノリがない以外は禿鷹さんと一緒。ネギは輪切りではなく細かく刻まれていたが、この方が福岡ラーメンっぽいね。
途中で、卓上のおろしニンニクと胡椒を追加。ちなみに高菜は有料(120円)だった。
厨房内には大きな寸胴鍋がいくつかあり、スープ作りだけでなく、麺を茹でる釜としても使用。
店主は、スープをお玉ですくったら即寸胴にフタをして、麺を茹で終わっても、やはりすぐにフタをしていた。
温度低下と異物混入の双方を防ごうとする、店主の努力は認めるが…正直バタンバタンうるさい。
ただ、食べログやらグーグルやらのレビューもいくつか見たが、フタをする音への批判はなかった。私が騒音に敏感過ぎたのかな。
ワンオペで大変なのはわかるが、食器の片づけ作業も雑だったし、「替え玉」120円はしないで退散。
フォローするじゃないけど、ラーメンの味自体は悪くなかったし、700円という価格も魅力。
替玉しなかった理由はもうひとつ、訪問する前に稲田堤駅近くで見かけた、下記看板が気になったから。
満腹になる前に寄り、「酒と麻婆」を楽しませてもらった。上記店舗については、改めて取り上げるかも。
コハクノトキの店主さんは、博多の有名豚骨ラーメン店『だるま』の親戚らしい、というネット情報を見かけた。
そのだるまとは、おそらく無関係だと思われるのが、これまた南武線の府中本町駅が最寄りとなる、『博多長浜ラーメン だるま一家』。
このような、人気店と似た名前で客を呼ぶ商法(?)は好きではないが、たまたま近くに用事があったので、寄ってみることに。
店内はカウンター席とテーブル席があり、店員さんは男性ふたり体制だが、どちらが店主かはわからず。
麺類は、基本の「だるまラーメン」850円の他、赤、黒、具だくさん、超濃厚などのバリエーションがあり、酒やつまみも用意されている。
私の注文はやはり、だるまラーメン。アイドルタイムだったので、すぐに出てきた。
店内照明の影響か、オレンジっぽい画像だが、実際のラーメンはもっと白かった。
デザインも同じだし、コハクノトキさんと同じ丼かな。
かなり乳化されたスープには泡が浮いているが、乳化して泡が出るほどお店でじっくり煮込んでいるのではなく、
他にも支店があるため、本部から仕入れたスープに牛乳などを混入し、直前に加熱して泡を出したのでは? 違ったらゴメン。
具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギの福岡ラーメン三銃士(←勝手に命名)で、ネギの刻み方はやや粗目。
麺がちょっと変わっていて、店内貼紙によると、小麦の殻を半分含んだ、半粒粉のオリジナル麺とのこと。
初めて耳にした半粒粉麺は、バカ舌ゆえ小麦の味までは感じなかったが、
色は白くなく薄茶色で、ミルキーなスープとの絡みが良好な印象。なので当然替玉。
「替え玉」は120円だが、ハーフの「半玉」100円をやわめで注文。卓上のおろしニンニクと調整ダレを加えて一気に啜った。
断定はできないが、先に紹介した、禿鷹さんやコハクノトキさんの方が、正統な福岡豚骨ラーメンだと思うが、
私の好みは、やや邪道っぽい(失敬)だるま一家さんのラーメンであった。
超濃厚の「鬼だるまラーメン」や、おつまみの「上モツ煮込み」(「上」が付くのが素敵)も気になるので、
近いうちに再訪し、一杯やってから締めにラーメン…をやってしまいそうである。
以上、個人的には初訪問だった、JR南武線沿線の3店を紹介したが、次は下りの終点・立川駅から、
このブログではたびたび名前を出している、『パワー軒』をチョイス。
以前も記したが、パワー軒は立川駅から徒歩だと30分はかかるので、多摩モノレールを利用しよう。
こちらのラーメンは、「燕三条」と「塩豚骨」が2トップ(?)なのだが、「長浜らーめん」という商品も提供している。
最近の券売機からは消えたが、店主に「長浜できますか?」とたずねてみたら、「できるよ。700円」と返答されたので、直接支払う。
パワー軒さんも近年は値上げして、並ラーメンはだいたい千円オーバーになったが、長浜は相変わらず安い。
しばらくすると、こってりスープのパワー軒風「長浜らーめん」が、
高菜と紅生姜、そして限定商品の「角煮」450円と一緒に登場。「高菜」は通常だと50円だ。
お店が“超こってり”と称する、塩豚骨のスープがベースなのか、ほんのり魚介風味も感じる。
ただし、脂分もたっぷりで、スープを啜れば口の周りがベタベタに。お陰でリップクリームは不要だ(笑)。
麺は長浜専用の細麺。最近は他のラーメンでも、「替玉」150円として注文できる。
具材はチャーシュー2枚、キクラゲ、ノリに、東京ラーメンっぽい切り方のネギ。
途中で、450円にしては巨大な豚角煮を加え、さらに旨味と脂肪をスープに溶け込ませる。
画像ではわかりづらいが、麺も一般的な福岡タイプの細麺より多いと思うので、替玉はせず、
「ライス小」150円を追加し、角煮丼を作って食べた。ちなみに、ライスも「小」表記ながら200グラムはあるはず。
すべて食べ終え、やはりパワー軒の長浜は、立川市の福岡豚骨ラーメンではトップクラスだと再確認。
ついでに、この日気付いたパワー軒さんの変化その1 ニンニクがクラッシュじゃなくおろしタイプになった。
クラッシュだと周囲に飛び散る危険性があるので、個人的にはこちらの方が好み。
変化その2 店内のBGMとしてジャズピアノが流れていた。
以前からそうだったかもしれないが、この日は大音量だったので気付いた。お店の雰囲気に合っているかはノーコメント(笑)。
最後に、近年では一番のお気に入り豚骨ラーメンである、国分寺『木村亭』を紹介。
冒頭画像を再掲するが、これは木村亭さんの「豚骨ラーメン」+「チャーシュー2枚」150円であった。
10月頃、開業10年目で初の値上げをしたが、それでもラーメンは750円、「替玉」は100円のままである。
※ピンボケ失礼
濃くてウマいスープに、果汁などを含める特注麺、そして絶品チャーシューに脇役のノリとキクラゲとネギ。
いつ食べても期待を裏切らない味で、当然のように替玉を注文。
豚骨ラーメンの名店は、九州など全国にあるだろうが、拙ブログは「多摩地区には木村亭がある!」と主張したい。
今回は福岡系の豚骨ラーメンにスポットを当てたが、家系、ラーショ、ホープ軒など、
いわゆる「豚骨醤油ラーメン」とされるジャンルも、飽きずに食べているので、それらも改めて特集したい。
最後に蒸し返すけど、「旦那さん」と呼ばれたのは、やっぱりショックだったなあ(苦笑)。