はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢっと手を見る
上記は、石川啄木の有名な短歌だが、ロクに働いていない私の生活が、楽になるワケもなく、
最近ようやく、無駄な出費を減らそうと考え始め、真っ先に思い浮かんだのが、食事中の飲酒。
東洋経済オンラインの記事によると、サラリーマンの平均昼食代が624円という時代に、
ほぼ無職の私が、ビールやウーロンハイを追加し、ランチで2千円くらい使うのは、さすがに図々しい。
今後は、昼夜関係なく酒とメシをはっきり分け、居酒屋や飲み会ではガンガン飲むが、食事の際は酒を控えようと決意!
ところがつい先日、そんな私の決意をいきなり揺るがしかねない、恐ろしいお店を知ってしまった。
そのお店とは、この回の最後に「ミニねぎ豚丼」を紹介した、『中華料理 末広』。
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1969(昭和44)年創業の老舗食堂で、住所は三鷹市だが最寄り駅は武蔵境。ただし、徒歩だと20分くらいかかる。
西武多摩川線・新小金井の方が少しだけ近そうだが、乗換が面倒だろうから、JRユーザーには武蔵境を推奨する。
駅からのアクセスに反し、かなりの繁盛店らしいので、初訪問時は夜営業の開店前に到着したら、すでに若者客ふたりが並んでいた。
店頭には、昔懐かしい料理サンプルがあるが、一部商品は実際のサイズと異なるので、気をつけよう(後述)。
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開店数分前になると、女将さんが入口ドアを開け、「お待たせしてすみませんでした。カウンター席へどうぞ」と迎え入れてくれた。
待ち客の存在と、女将さんの丁寧なあいさつで、噂どおりの名店だと確信。そして、入店後も期待は裏切られなかった。
店内はカウンター7席と、4人テーブル席がふたつ。テーブル席は広くないので、大人4人だとキツそうだ。
メニューを撮影したので以下で掲載。
まずはめん類。「ラーメン」500円など、現在も昭和価格を維持してらっしゃる。
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各種定食や一品料理、チャーハンなどご飯もの。
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麺類、ワンタンとのお得なセットメニュー。
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最後に、サイドメニュー・スープ・飲み物。アルコール類が豊富で、ビールだけでも5種類用意されている。
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「まずはビール!」といきたいところを、冒頭で決意表明したとおり、なんとか我慢し、
注文したのは、大好物の「餃子」400円に、ちょっと珍しい「玉子スープメン」600円と「ミニねぎ豚丼」のセット250円。
働いているのは、女将さんと現店主の旦那さん、そして先代の奥様、つまり大女将の3名。
旦那さんは調理に専念し、女性ふたりが調理補助や接客を担当。厨房には岡持ちが置いてあり、以前は出前もやっていたようだ。
しばらくすると、まずは玉子スープメンが登場。
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こちらが横アングル。右脇に見えるのは、府中本町『天下一』のときも読んでいた、「ナニワ金融道」だ。
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繁盛店ゆえ、待つこともある末広さんだが、漫画もたくさん置いてあるので、読みながら完成を待とう。
その直後に、餃子とミニねぎ豚丼もやってきたので、さっそく食べ始める。
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ミニねぎ豚丼は、この前語ったように、刻んだチャーシュー&ネギを、ゴマ油やタレで和えたものだが、全然ミニではなく、食べ応えがある。
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焼き色の揃った餃子は、立川の『四つ角飯店』と同様、具材が細かく刻まれており、味自体も似ていた。
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そして、玉子スープメンは、塩味の透明なスープに、炒り卵や野菜を加えてある。
麺はちょい柔らかめの中細麺。スープを吸ってさらにウマくなる。
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具材は玉子、キクラゲ、玉ねぎ、人参、ピーマン、竹の子など。「玉子スープ」450円という商品も、たぶん同内容だろう。
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ねぎ豚をスープに加えたり、反対に玉子を丼に乗せたりと、トレードを楽しんだのち、全部たいらげた。
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3つとも美味しくボリューミーなのにお手頃価格。さらには女将さんの明朗かつ丁寧な応対も素晴らしい。
四拍子揃った中華食堂に感激しつつ、多摩地区にあったのに知らなかった、今までの自分が悔しい。
別の料理も気になり、数日後に再訪問。店頭で少しだけ待ち、前回と同じカウンター席に案内された。
なお、この日私の隣に座った常連風のおっさん客は、「チキンライス」600円の大盛を頼んでおり、しばらくするとオレンジ色の山が登場。
「中華丼」に使用するような、すり鉢状の器に、一般的なチャーハンの3倍以上のチキンライスが盛られている。
おっさんはすごい勢いで食べ終えたが、メニューには「大盛」の価格は記載されていない。
気になったので会計に耳を澄ませたところ、女将さんが「700円でーす」だって。
+100円であの盛り具合とは…末広さんには、もっと若い頃に出会いたかったよ(泣)。
ネットで予習したところ、チキンライスだけでなく、ご飯ものはだいたい山盛りで、定食はご飯もおかずもたっぷり。
“当店人気NO.1”の「タンメン」620円も、『ラーメン二郎』のように野菜がてんこ盛りで、
私がこの日頼もうとしていた、好物のKTI=「玉子とキクラゲ炒め」650円も、モヤシが大量に入る様子。
なので注文時、女将さんに「モヤシ少なめにできますか?」とたずねたところ、「では、少なめでお作りします」と承諾してくれた。
なお、一緒に頼んだのは、ライスや麺類ではなく、「す、すみません、キリンラガー(600円)も…」であった。
【食事中に酒は頼まない】という決意は、早々と瓦解(恥)。意志の弱い私を許しておくれ。
なお、ビールは大瓶で、お通しのポテサラ付きなので、600円は安い。
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先客の調理が重なっており、キクラゲ玉子炒めは、しばらく待つことになった。
減らすのはモヤシだけでいいのだが、女将さんの口調だと、全体的に少なくなりそう…と心配していたところ、
運ばれてきたのが、下記の商品。「これで少なめ!?」(笑)と、思わず笑ってしまう量である。
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横アングルだと、さらに凄さがわかる。これより多い普通サイズの量と、それなのに650円という価格に震撼。
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左手にビールグラス、そして右手でハシを握りしめ、いざ「大物」に挑んでいく。
大量のモヤシをかき分けていくと、玉子もたっぷり隠れていて嬉しい。
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ビール2本を費やし、一般的なお店のKTI以上の量を食べたはずだが、まだ1/3くらい残っている。
ここでビールはやめ、シメとしてご飯とラーメン500円を頼むことに。
当初は「半ライス」170円の予定だったが、念のため女将さんに量を確認したところ、
さっき紹介した全然ミニじゃない、ミニねぎ豚丼用の器を使うらしいので、「小ライス」120円に変更。
小ライスの器は、ひと回り小さかったのだが、出てきたご飯は、ご覧のようにてんこ盛り。一般的なお店の並ライス=200グラムくらいありそうだ。
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ほぼ同時にラーメンが登場。チャーシュー、メンマ(太めと細めの2種)、わかめ、ナルトと、500円だけど具材は豊富である。
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まずは全然小じゃないライスを、残ったKTIと一緒に食べていく。
半分くらい食べたところで、ラーメンのわかめなども乗せ、ミニKTI丼を作成。見た目はイマイチ(私のせい)だが美味しい。
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ラーメンは、正統派の醤油スープで塩分控えめ。麺は玉子スープメンと同じものだと思う。
ご飯と並行して食べていたつもりなのだが、気付いたら麺が増えてる!?
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店主が勝手に替玉を追加…するワケはなく、元々の麺が多く、スープを飲んで減った分、増えたように見えたのだろう。
KTI、ごはん、ラーメンをどうにか食べ終え、腹パンパンの状態でお会計。帰路は往路より、約5分余計にかかった(苦笑)。
そしてつい数日前、初訪問から1ヶ月ほどしかたっていないが、早くも3度目の訪問。
この日は食事メニューのみ注文で、「ワンタン」550円と「ミニカレー丼」のセット250円に、「ミニかつ丼」400円も追加。
半チャーハンはないのに、かつ丼や親子丼の縮小サイズがあるのは面白い。
最初に来たのが、そのミニかつ丼。ちゃんとスープとたくあんも付いてきた。
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和風出汁と玉子でとじた、カツは決して小さくなく、横アングルで見れば、ミニではなく立派なかつ丼である。
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その直後に、ミニカレー丼も完成。かつ丼にも乗っていた、グリンピースが懐かしくていいね!
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最後にワンタンが登場。かつ丼は食べかけだが、揃ったところで集合写真。
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一瞬、食べ切れるか心配になったが、どれも味がいいのでスルスル胃に収まっていく。
ラーメンと同じ醤油味スープに入ったワンタンは、具ナシの昭和風ではなく、生姜風味のお肉がパンパンに詰まっている。
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少し食べてから、単独画像を撮っていないことに気付いたが、ワンタンは計10個入っていた。
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カレー丼は、人参やじゃがいもが入る家庭的なタイプ。かつを乗せて「ミニかつカレー」にしてみた。
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ハシ、スプーン、レンゲを駆使し、ガツガツとたいらげ「ごちそうさまでした」。1200円で腹イッパイ、そして大満足である。
さっきも書いたが、味、量、価格、接客のすべてが素晴らしく、酒類も含めメニュー豊富で、衛生面も問題なし。
前回紹介した、白糸台の『やすいみ~と』と同様、末広さんも「混んでいる」以外は欠点が見当たらない…
あ、ひとつあった。「ミニ」「小」「少なめ」が信用できないこと(笑)。店頭の料理サンプルも、実際の量より明らかに少ない。
無論、お店に悪気はなく、「お客さんにお腹一杯になってもらいたい」という真心を、客としては素直に受け止めたい。
末広→広末から連想した、今回のブログタイトルは我ながら下劣だと思うが、お店のファンであることは事実なので、
僭越ながら、末広さんの末広がりな発展・繁栄をお祈りさせていただき、本稿の締めとする。
中華料理 末広
東京都三鷹市深大寺2-35-26
JR及び西武線武蔵境駅から徒歩約18分、西武線新小金井駅の方が少しだけ近そう
営業時間 11時~15時、18時~20時(ラストオーダー)
定休日 火曜、第一第三月曜
※容器代+30円で持ち帰りも可能
※※品切れ早じまいもある模様
上記は、石川啄木の有名な短歌だが、ロクに働いていない私の生活が、楽になるワケもなく、
最近ようやく、無駄な出費を減らそうと考え始め、真っ先に思い浮かんだのが、食事中の飲酒。
東洋経済オンラインの記事によると、サラリーマンの平均昼食代が624円という時代に、
ほぼ無職の私が、ビールやウーロンハイを追加し、ランチで2千円くらい使うのは、さすがに図々しい。
今後は、昼夜関係なく酒とメシをはっきり分け、居酒屋や飲み会ではガンガン飲むが、食事の際は酒を控えようと決意!
ところがつい先日、そんな私の決意をいきなり揺るがしかねない、恐ろしいお店を知ってしまった。
そのお店とは、この回の最後に「ミニねぎ豚丼」を紹介した、『中華料理 末広』。
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1969(昭和44)年創業の老舗食堂で、住所は三鷹市だが最寄り駅は武蔵境。ただし、徒歩だと20分くらいかかる。
西武多摩川線・新小金井の方が少しだけ近そうだが、乗換が面倒だろうから、JRユーザーには武蔵境を推奨する。
駅からのアクセスに反し、かなりの繁盛店らしいので、初訪問時は夜営業の開店前に到着したら、すでに若者客ふたりが並んでいた。
店頭には、昔懐かしい料理サンプルがあるが、一部商品は実際のサイズと異なるので、気をつけよう(後述)。
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開店数分前になると、女将さんが入口ドアを開け、「お待たせしてすみませんでした。カウンター席へどうぞ」と迎え入れてくれた。
待ち客の存在と、女将さんの丁寧なあいさつで、噂どおりの名店だと確信。そして、入店後も期待は裏切られなかった。
店内はカウンター7席と、4人テーブル席がふたつ。テーブル席は広くないので、大人4人だとキツそうだ。
メニューを撮影したので以下で掲載。
まずはめん類。「ラーメン」500円など、現在も昭和価格を維持してらっしゃる。
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各種定食や一品料理、チャーハンなどご飯もの。
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麺類、ワンタンとのお得なセットメニュー。
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最後に、サイドメニュー・スープ・飲み物。アルコール類が豊富で、ビールだけでも5種類用意されている。
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「まずはビール!」といきたいところを、冒頭で決意表明したとおり、なんとか我慢し、
注文したのは、大好物の「餃子」400円に、ちょっと珍しい「玉子スープメン」600円と「ミニねぎ豚丼」のセット250円。
働いているのは、女将さんと現店主の旦那さん、そして先代の奥様、つまり大女将の3名。
旦那さんは調理に専念し、女性ふたりが調理補助や接客を担当。厨房には岡持ちが置いてあり、以前は出前もやっていたようだ。
しばらくすると、まずは玉子スープメンが登場。
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こちらが横アングル。右脇に見えるのは、府中本町『天下一』のときも読んでいた、「ナニワ金融道」だ。
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繁盛店ゆえ、待つこともある末広さんだが、漫画もたくさん置いてあるので、読みながら完成を待とう。
その直後に、餃子とミニねぎ豚丼もやってきたので、さっそく食べ始める。
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ミニねぎ豚丼は、この前語ったように、刻んだチャーシュー&ネギを、ゴマ油やタレで和えたものだが、全然ミニではなく、食べ応えがある。
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焼き色の揃った餃子は、立川の『四つ角飯店』と同様、具材が細かく刻まれており、味自体も似ていた。
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そして、玉子スープメンは、塩味の透明なスープに、炒り卵や野菜を加えてある。
麺はちょい柔らかめの中細麺。スープを吸ってさらにウマくなる。
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具材は玉子、キクラゲ、玉ねぎ、人参、ピーマン、竹の子など。「玉子スープ」450円という商品も、たぶん同内容だろう。
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ねぎ豚をスープに加えたり、反対に玉子を丼に乗せたりと、トレードを楽しんだのち、全部たいらげた。
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3つとも美味しくボリューミーなのにお手頃価格。さらには女将さんの明朗かつ丁寧な応対も素晴らしい。
四拍子揃った中華食堂に感激しつつ、多摩地区にあったのに知らなかった、今までの自分が悔しい。
別の料理も気になり、数日後に再訪問。店頭で少しだけ待ち、前回と同じカウンター席に案内された。
なお、この日私の隣に座った常連風のおっさん客は、「チキンライス」600円の大盛を頼んでおり、しばらくするとオレンジ色の山が登場。
「中華丼」に使用するような、すり鉢状の器に、一般的なチャーハンの3倍以上のチキンライスが盛られている。
おっさんはすごい勢いで食べ終えたが、メニューには「大盛」の価格は記載されていない。
気になったので会計に耳を澄ませたところ、女将さんが「700円でーす」だって。
+100円であの盛り具合とは…末広さんには、もっと若い頃に出会いたかったよ(泣)。
ネットで予習したところ、チキンライスだけでなく、ご飯ものはだいたい山盛りで、定食はご飯もおかずもたっぷり。
“当店人気NO.1”の「タンメン」620円も、『ラーメン二郎』のように野菜がてんこ盛りで、
私がこの日頼もうとしていた、好物のKTI=「玉子とキクラゲ炒め」650円も、モヤシが大量に入る様子。
なので注文時、女将さんに「モヤシ少なめにできますか?」とたずねたところ、「では、少なめでお作りします」と承諾してくれた。
なお、一緒に頼んだのは、ライスや麺類ではなく、「す、すみません、キリンラガー(600円)も…」であった。
【食事中に酒は頼まない】という決意は、早々と瓦解(恥)。意志の弱い私を許しておくれ。
なお、ビールは大瓶で、お通しのポテサラ付きなので、600円は安い。
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先客の調理が重なっており、キクラゲ玉子炒めは、しばらく待つことになった。
減らすのはモヤシだけでいいのだが、女将さんの口調だと、全体的に少なくなりそう…と心配していたところ、
運ばれてきたのが、下記の商品。「これで少なめ!?」(笑)と、思わず笑ってしまう量である。
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横アングルだと、さらに凄さがわかる。これより多い普通サイズの量と、それなのに650円という価格に震撼。
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左手にビールグラス、そして右手でハシを握りしめ、いざ「大物」に挑んでいく。
大量のモヤシをかき分けていくと、玉子もたっぷり隠れていて嬉しい。
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ビール2本を費やし、一般的なお店のKTI以上の量を食べたはずだが、まだ1/3くらい残っている。
ここでビールはやめ、シメとしてご飯とラーメン500円を頼むことに。
当初は「半ライス」170円の予定だったが、念のため女将さんに量を確認したところ、
さっき紹介した全然ミニじゃない、ミニねぎ豚丼用の器を使うらしいので、「小ライス」120円に変更。
小ライスの器は、ひと回り小さかったのだが、出てきたご飯は、ご覧のようにてんこ盛り。一般的なお店の並ライス=200グラムくらいありそうだ。
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ほぼ同時にラーメンが登場。チャーシュー、メンマ(太めと細めの2種)、わかめ、ナルトと、500円だけど具材は豊富である。
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まずは全然小じゃないライスを、残ったKTIと一緒に食べていく。
半分くらい食べたところで、ラーメンのわかめなども乗せ、ミニKTI丼を作成。見た目はイマイチ(私のせい)だが美味しい。
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ラーメンは、正統派の醤油スープで塩分控えめ。麺は玉子スープメンと同じものだと思う。
ご飯と並行して食べていたつもりなのだが、気付いたら麺が増えてる!?
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店主が勝手に替玉を追加…するワケはなく、元々の麺が多く、スープを飲んで減った分、増えたように見えたのだろう。
KTI、ごはん、ラーメンをどうにか食べ終え、腹パンパンの状態でお会計。帰路は往路より、約5分余計にかかった(苦笑)。
そしてつい数日前、初訪問から1ヶ月ほどしかたっていないが、早くも3度目の訪問。
この日は食事メニューのみ注文で、「ワンタン」550円と「ミニカレー丼」のセット250円に、「ミニかつ丼」400円も追加。
半チャーハンはないのに、かつ丼や親子丼の縮小サイズがあるのは面白い。
最初に来たのが、そのミニかつ丼。ちゃんとスープとたくあんも付いてきた。
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和風出汁と玉子でとじた、カツは決して小さくなく、横アングルで見れば、ミニではなく立派なかつ丼である。
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その直後に、ミニカレー丼も完成。かつ丼にも乗っていた、グリンピースが懐かしくていいね!
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最後にワンタンが登場。かつ丼は食べかけだが、揃ったところで集合写真。
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一瞬、食べ切れるか心配になったが、どれも味がいいのでスルスル胃に収まっていく。
ラーメンと同じ醤油味スープに入ったワンタンは、具ナシの昭和風ではなく、生姜風味のお肉がパンパンに詰まっている。
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少し食べてから、単独画像を撮っていないことに気付いたが、ワンタンは計10個入っていた。
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カレー丼は、人参やじゃがいもが入る家庭的なタイプ。かつを乗せて「ミニかつカレー」にしてみた。
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ハシ、スプーン、レンゲを駆使し、ガツガツとたいらげ「ごちそうさまでした」。1200円で腹イッパイ、そして大満足である。
さっきも書いたが、味、量、価格、接客のすべてが素晴らしく、酒類も含めメニュー豊富で、衛生面も問題なし。
前回紹介した、白糸台の『やすいみ~と』と同様、末広さんも「混んでいる」以外は欠点が見当たらない…
あ、ひとつあった。「ミニ」「小」「少なめ」が信用できないこと(笑)。店頭の料理サンプルも、実際の量より明らかに少ない。
無論、お店に悪気はなく、「お客さんにお腹一杯になってもらいたい」という真心を、客としては素直に受け止めたい。
末広→広末から連想した、今回のブログタイトルは我ながら下劣だと思うが、お店のファンであることは事実なので、
僭越ながら、末広さんの末広がりな発展・繁栄をお祈りさせていただき、本稿の締めとする。
中華料理 末広
東京都三鷹市深大寺2-35-26
JR及び西武線武蔵境駅から徒歩約18分、西武線新小金井駅の方が少しだけ近そう
営業時間 11時~15時、18時~20時(ラストオーダー)
定休日 火曜、第一第三月曜
※容器代+30円で持ち帰りも可能
※※品切れ早じまいもある模様