syuの日記・気まま旅

気まま旅・syu散歩・富士山麓のこと、
気ままに記録しています。

島崎藤村ー「小諸なる古城のほとり・・・」

2019-06-16 | 季節だより
「島崎藤村」 1872年明治5年-1943年昭和18年 自然主義文学・詩人・作家 本名島崎春樹
明治学院、明治女学校教師、北村透谷らと文学界を創刊・若菜集でロマン派詩人として出発  
「破壊」は、田山花袋の蒲団と並び自然主義文学が開幕した。  春・家・新生(肉体関係を題材で物議を)、、大歴史小説「夜明け前」完成。
東方の門途中で倒れている。

「千曲川旅情の歌」
小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ みどりなすはこべはもえず 若草も籍くによしなし しろがねの衾の岡辺 日に溶けて淡雪流る
あたたかき光はあれど 野に満つる香も知らず 浅くのみ春は霞みて 麦の色わづかに青く 旅人の群はいくつか 畠中の道を急ぎぬ
暮れ行けば浅間もみえず うたかなし佐久の草笛 千曲川いざよふ波の 岸近き宿にのぼりつ 濁り酒濁れる飲みて 草枕しばしなぐさむ

「島崎藤村」と小諸
明治32年に、木村熊二に招かれ「小諸義塾」に赴任、以降7年間に「雲・千曲川スケッチ・落梅集」などが生まれ、「破壊」の大作が起稿された。

                       街並みと浅間山


                       藤村は馬場裏に居を。


                         井戸跡


                 ゆるべ式の井戸、冬子夫人も使っている。                    


                 藤村と冬子夫人(夫人は函館の網問屋三女)                      


                        栖の地碑


                        三人の子を


                        小諸駅舎


「小諸義塾」跡
明治26年創立・塾長 木村熊二~明治39年廃校

「記念館には」 遺墨・遺品・・資料が展示、茶器や灰皿など。

         小諸駅拡張のため駅構内に入る   記念館は、平成8年開館した。


「惜別の歌」碑

遠き別れに耐えかねて この高殿にのぼるかな 悲しむなかれ我が友よ 旅の衣をととのえよ

別れと云えば昔より 二人の人の世の常なるを 流るる水をながむれば 夢はずかしき涙かな

君がさやけき日の色も 君くれないの唇も 君がみどりの黒髪も またいつか見んこの別れ


























最新の画像もっと見る

コメントを投稿