野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

タコスラブ

2016-06-20 21:41:14 | 食いしん坊

夕飯なににしようかな。
わたしの一存。
食べたいモノを作る。

近頃は、夕飯に重い物が食べられない。

スープや、おじや、蕎麦みたいなモンしか思い浮かばない。

うーむ。
スーパーをぐるぐる回っていると、アボカドが目に入った。

よし!タコスにしよう!

丁度、冷凍のトルティーヤが売っている。

本場、メキシコで食べてきたら、おいしい秘訣がだいたいわかった。

チリ味の肉に、
生玉ねぎとコリアンダーとレモン汁をたっぷり振りかける、で、よし!

我が家にあったフリーホレスという塩味の豆の煮込みも入れる。

アボカドも入れて、すごくゴージャスになってしまったけど、
本場のは、もっと、シンプルだったな。

ビールを空けたくなったけど、まだ、冷たい飲み物は、止めておこう。

ああ、今年の夏は何回も、タコスを作って楽しもうっと!

 

 

 


一転、大事に過ごす週末なり。

2016-06-19 21:53:30 | 日記

腹に力が入らない。
ダラダラ眠い。

夏バテだ。

二、三日暑かったので、冷茶をよく飲んだ。
美味しい。スイスイ飲めた。
食欲もわかない感じがダイエットになる、なんて思った。

そして、用事が詰まって、寝不足。

途端に、腹に力が入らない。

ああ、マズイ、この気持ち悪い感じなんだ?
体調崩すのか?

こんな時は、早めの養生。

白湯を飲んで昼寝。

夕方やっと快復。

カラリと乾いたメキシコで飲む冷たいジュースや、辛い食べ物は、美味しかったし、体調も崩さなかった。

そうか。
郷に従え、だ。

しばらくは、養生して過ごします。

ガス欠の身体では、うまく人生を走れない、が、近頃のわたしの合言葉。

 


フットワークは、軽いほう。

2016-06-18 21:37:14 | 日記

いま、夜の新宿。

アーユルヴェーダの先生のお話を聞きに。

3か月に一回くらい、こんな風に出かける。

普段の仕事場の仲間や、友達に、言うと、えーっ!と、びっくりされてビックリする。

どうもそれが、わたしがお勉強する事への驚きではないらしい。

家の事はどうするの?

と、口々に聞かれる。

カレーを作って置いていこうかな。
作らなければ、子供たちでなんか作って食べるけど。

わたしが、言うと、
そうかあ、お母さん1人で出かけていいんだあ。
と、みんな言う。

お母さんだから、って、自分でも知らないうちに、諦めてる事ずいぶんあるよね。

わたし、それに気づいたから、

やっちゃう。

 

だって、面白そうな事は見てみたいし、学びたい事は今しかチャンスがないかもしれない。

だから、行くよ。

お母さん、だけど、行くよ。

 


夏が、くるの、だ!!!

2016-06-17 21:10:33 | 子育ての事

夏の計画を立てている。

子供たちが巣立った保育園の学童保育が、今年からお母さん運営で行こうという事になった。

せっかくの夏休みなのだ。

遊びきる夏にしたい。

今年は猛暑だそうですよ。

大丈夫。三年前の猛暑には、わたしは現場で穴を掘りまくっていた。

川遊びは危ない。

大丈夫。川から飛び込むのは、爽快だし、あの川は飛び込んでみると、意外と川底に足が着くくらいだから。

子供だけで、待ち合わせ場所に、電車で移動は危ない。

大丈夫。わたしが子供の頃、バスに乗って、街に遊びに出たとき、わからなければ大人に聞いた。そんなのが、面白いんだ。

大丈夫。大丈夫。
子供は、大人が思うより、ずっとずっと考えているし、賢い。


お母さんになったからって、偉くなったわけじゃない。
怖いなって思うなら、自分でやってみるしかない。

誰かの承認なんかいらない。
そんな夏を子供たちと過ごせたらいいなあ。

 


唐突に、カリフラワーフライはうまい。

2016-06-16 21:49:23 | 食いしん坊

さて、現実のわたしは、ちゃんと6月16日におります。

毎日、ご飯を作ったり、お仕事で土器の絵を描いたりしています。


さて、久しぶりにおいしいモノの話。

カリフラワーのフライ。

わたし、これ、大好きなんですが、なんせめんどくさい。

しかし、画期的な方法を開発したので、紹介します。

カリフラワーを一房の半分?
食べやすい大きさに切ります。

ビニール袋に入れます。

そこに、小麦粉を大さじ2くらい入れて、ワサワサ振り、カリフラワーたちを粉まみれにします。

そこに、卵をポンと割り入れます。

で、袋の外側から、モミモミして、全体に行き渡らせます。

そこに、パン粉を振り入れて、ワサワサやると、カリフラワーにいい具合にパン粉がついています。

これを油であげるだけ!

パン粉にちょっと、カレー粉や、パセリを混ぜてもいいかも。

カリフラワーフライのハードルが下がりましたよ!

ぜひ、お試し下さい。

 

 


半径何メートル

2016-06-15 22:52:42 | 旅行

成田に着いた時、雨だった。

飛行機の機体からでて、空港へ渡された廊下に出た途端、
湿り気が身体にまとわりついた。

ああ、日本だ。

わたしは、前世を全部思いだしてしまった人みたいな気分になった。

空港から、我が町の近くの駅に行くバスで帰る事にした。

バスの発車時刻まで、空港をウロウロ。

不思議な高揚感のある朝7時。

お腹が減って減って、ハンバーガーチェーン点の朝メニューを食べた。

う、うまい。

ソーセージエッグマフィンも、しっとりしている。
湿度が高い国だからなのか。

バス乗り場に行くと、後ろに並んだのが、飛行機の中で言葉を交わした青年だった。

バスを降りる駅までは一緒。

日本語は話せない、一人で、
仕事の為に来た。

スペイン語と英語と、ものすごくたくさんのゼスチャーでわたしたちは、会話した。

日本に帰ってきちゃったなあ
と、思っているわたし。

新しい土地で、これからに燃えている彼。


娘が、メキシコに行きたての頃、
そっちは、どうなの?
と、聞くと、

結局は、物事はわたしの半径何メートルで起こっているわけだからさあ、
あんまり、日本と変わらない

と、言われた。

後ろに並ぶ彼は、半径何メートルに希望を見ている。

同じように、わたしも、わたしの周りの半径何メートルに、見出せるかな。

ここが、日本だろうが、メキシコだろうが、どこだって。

 


ノーフューチャーとマリポーサ

2016-06-14 19:32:10 | 旅行

よくメキシコ人は、明るくてアミーゴアミーゴ!な印象があると思われるけれど、

わたしの感じたメキシコの人々の印象は、ちょっと違う。

気ぃ使いで、優しくて、真面目で、働き者。

日本人宿アミーゴに泊まっていた日本人のみなさんも、同じ事を言っていた。

おまけに、
さみしがり屋で、ネガティヴ。
というご意見も。

あら!?
わたしと、ソックリぢゃないの!?


なぜ、メキシコの人々が、我々日本人から見て、明るく陽気なイメージになってしまうかというと、
大事にしているモノが、お金、ではないせいではあるまいか。

ペンションアミーゴで、南米を回ってきた青年たちから、聞いた。

中南米の国の情勢は、いつ変わるかわからないから、貯金、という概念が、ないみたいですよ。ノーフューチャーなんですよねぇ。

お金の価値が明日には、紙切れになる。

そんな事が、彼らには、本当に起こり得るのだ。

日本人だって、今日まで確かにあった財産やら、本や、想い出の写真やら命までもが、一瞬で津波に持っていかれるという経験をした。
それは、少し前の事なのに。

頑張れば、報われる?

日本人は、未来の為に一生懸命頑張る。

そんなのは、幸福なおとぎ話でした!じゃなければいいのだけれど。

メヒ子ちゃんのお父さんは、ミチョアカン州に来る蝶の話をしてくれた。

ミチョアカン州から、カナダへ、蝶が渡るんだよ。
それは、生物界では一番長い移動距離なんだ。
親蝶は、ミチョアカンに来て、産卵する。
産まれた赤ちゃん蝶は、ちゃんとカナダを目指すんだ。
記憶だけでね。

それは、自然と起こる。

自然と。

わたしも、
わたしを突き動かすモノが、自然からであるよう耳を澄まそう。

もう、不安や恐怖心から動いたら、本当の事、を、つかみ損ねるだけ。

そう思ったら、ずいぶんカラリと明るい気持ち。

端から見た、メキシコ人の印象と似た感じになっちゃうのかも!!

 

 

 

 


ノッシノッシ、歩いた。

2016-06-13 21:12:38 | 旅行

 

夜の空港は面白い。

半袖短パンサンダルの人もいれば、ダウンジャケットを、着込んでる人もいる。

肌や髪や目の色や、話す言語が違う。

お年寄りもいれば、赤ちゃんもいる。

誰がいてもいい。

そこにわたしの居場所がある。

 

ただいま、6月4日になりたての夜中の一時の、メキシコシティの空港。

これで飛行機に乗ったら、成田に着くのは5日の朝。

わたしの6月4日は、一時間しかなかった計算になる。

不思議な感じの真ん中に、自分自身が独り。

今回の旅で、大きなリュックを背負って、行きたい場所を目指す人々にたくさん出会った。

わたしもはたから見たら、そんな一人に見えたかな。

ノシノシ歩く事の爽快感を、覚えてしまったわたしから、誰がそれを奪えるだろう。


眠けでボンヤリした頭に、日本語のアナウンスが響いてくる。

あれ。ホントに成田に帰るんだ。

うーむ。
まあ、ちょっとお風呂に入ったら、また、来よう。

来られるように、舵をとろう。

 


おばあちゃんの味

2016-06-12 21:11:33 | 旅行

あんまり出かけてばかりのわたしたちである。
ホストファミリーのおばあちゃんの手料理が食べられる機会があまりなかったのは大変残念な事であった。

おばあちゃんの作るスープは絶品。

今日の昼は、ミートボールのスープを作ってくれた。

あんまり美味しいので、作り方を聞くと、隠し味に醤油、との事。

納得。

メキシコ料理は辛くて強烈なイメージがあるけれど、わたしの体験した家庭料理は優しい味であった。

塩味に煮た豆。

ほうれん草とチーズを巻いた玉子焼。

トマト味の炊き込み御飯。

鶏肉、玉ねぎ、じゃがいもをトマト味で炒め煮にしたもの。
これはトルティーヤに包んでいただいた。

おばあちゃんの作る料理は、野菜たっぷりで、わたしの作る料理にどこか似ているかも。

メヒ子ちゃんがうちにいた時、おいしいおいしいと、言ってくれたのも、まんざらお世辞でもなかったのかもしれないぞ。
と、今さらニヤリ。

おばあちゃんは、タバコをよく吸ったり、夜もテレビをつけっぱなしでソファで寝てたりして、全然ちゃんとしていない感じ満載なのに、

出してくれるお料理がどれも美味しいというのは、カッコよかった。

孫のレナタにも、いつもガミガミ言ってるみたいなのに、

レナタが、全部食べたよ!

と、空になったスープのボウルをおばあちゃんに見せると、

ブラボー!ブラボー!

と、大喝采をする
茶目っ気たっぷりのマダムだった。

レナタに、いつか日本に来てね。

と、言ったら

イヤだ。
わたし、ハワイが、好き。

と、言ったので、

じゃ。いつか、ハワイで、会おう!

と、言ったら、おばあちゃんが、

いいアイデア!
と、本当に、愉快そうに笑った。

実現したら、面白いなあ。
いつか、おばあちゃんと一緒に、ハワイで一緒にタバコを吸おう!

 


はじまるよ!ライブ!!

2016-06-11 22:50:43 | 旅行

Vamo vamonos negrito
(さあ、いこう友よ!)

ナタリアが歌い出した時、わたしは涙が止まらなかった。

三曲目まで号泣き。

キツネ顔を気にして、マスカラを塗ってきたのが、完璧におちた。

ナタリアラフォルカデは、メキシコ人の女性歌手で、2015年のラテングラミー賞をとったから、今、中南米で一番有名な歌手と言ってもいいのかも。

その、彼女が、目の前で歌っている!


娘の学校の友達のお父さんが、わたしたちも一緒にライブに連れてきてくれた。

娘の友達、マグダには年の離れた二人のお姉さんがいて、
お父さんの年は聞けば、70歳だという。
一緒にライブの立ち見、大丈夫!?

お父さんは、子だくさんビッグダディ清さんにそっくり!

声が、なぜかテノール歌手みたいに、低音でよく響く。

8時半からのライブなのに、3時出発。

これまた、街を案内する時間を見てくれていたのだ。

このライブの行われるリオンの街は、日本人が珍しいのか、みんなが我々を見る!
かなり見る!
あからさまに見る!

チーナチーナ!
(中国人中国人!)

はやし立てるように寄ってくる男には、ビッグダディ父さんが、低い声で一喝。

開場七時。
五時から、ゲートの前に並ぶ。

お腹が減ったよ。と、ビックダディは、屋台のホットドッグを、6つ食べた。

開場間近になると、長蛇の列。

並んでいる間も、お菓子売りが次々と来て、面白い。

わたしたちのチケットは、ステージ前の立ち見だから、一番をねらって、一番前の真ん中を取るマグダの作戦!

コンサートと言う物自体が25年ぶりのおばさんも、開場と同時にダッシュ。
本当に、ステージ前のど真ん中が取れた!
すごいよマグダ!!

そして、開場から、さらに、二時間ほどメキシコ式ポテトチップスをいただきながら、待つ。


開場に、かかっていた音楽のボリュームがいよいよ大きくなり、
ドライアイスがたちこめて、照明が落ちた
バンドのメンバーが次々に登場して、
いよいよ
ナタリアが登場!

いつも、聞いている。
ユーチューブでも何度も見てる。

メキシコの昼間のライブの生中継を、深夜の日本で、不思議な気分で見た。

でも、いまは本人が、そこにいる!!

ナタリアは、曲も作るけど、絵も描くし、造形ものを作っても素晴らしい。

ご両親が、芸術系の才能を伸ばすような教育をした、なんて何かに書いてあった。

一方、東の小さな島国で、生まれ育った女の子の事を思った。
鳥のさえずりに耳をすましたり、夕焼けに打たれるような時間は、無駄。
絵を描けばそんなんじゃ食べていけない。
ああ!息をしたい!!
いつも、願っている女の子。

ナタリア、あなたを見て、泣いちゃってる女の子は、遠い東の国から来たんだよ!

手を伸ばす。

本当に澄んでいて美しいナタリアの声に包まれる。

ロック調の曲では、手を大きく振った。

全然わからないスペイン語の曲を、一緒に、歌いに歌った!

いつの間にかナタリアは、裸足。
自然体が、本当に素敵だ。

コンサートの終盤に差し掛かった頃、スタッフが飛び出してきて、ナタリアのマグカップと、サイン入りCDを売り出した。

早い者勝ちである。

ビッグダディが、ひときわ大きな声で、スタッフを呼び止めて、1セット買った。

マグダ!いいかい?

マグダも、アコアコ。と、言って、娘に、くれた。

わたしは、

えーっ!!と、感激して、

おとーさん!!
(これは本気の日本語)

と何度も言って、ビッグダディに、抱きついてしまった。
また、涙がでた。

サインが、欲しいの

コンサートが始まる前に話していたのは、マグダなのに。

もう、メキシコの人々からは、たくさんのいただきモノをしすぎて、なにをどうお返ししたらいいのかわからない。

感激しつつも、ビッグダディを見ると、後ろの人々から、渡されたお金でCDを買い、後ろに手渡す作業を延々とやっておられる。
根っからいい人なんや。この人。

そして、コンサートが終わるやいなや、出待ちだーっ!

マグダと走る。

しかし、ナタリアには、会えなかった。

これからの、この子の願いが全て叶いますように。

わたしは、そっと神様にお願いした。

だって、わたしの夢は、VIP級に、叶っている。あなたのおかげで。

さあ、いこう、友よ!

ナタリアだって、歌っている。

いこう!叶える道を!友よ!!