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見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

石材の床上を、気持ちよく歩くには・・・

2008-05-11 | インテリア
素足で生活する日本人には、石の床は馴染みが無い。
靴で歩くのが関の山だから、室内に石を張るときは、それなりの工夫を・・・
まず、冬でも素足で寒くない環境を!(だめだったらスリッパを履こう)

               
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左上に、床材の構成を書く。
表面はライムストーン。
その下に、穴の開いた合板。暖気を石材に伝えなければならない。
さらに、根太・大引きが下に入る。

左下に断面を・・・
床下に設置した蓄熱体から、昼間蓄熱した暖気が、夜間部屋内へ。
石の床を素足で歩いても、冷たさは感じないだろう・・・?
明け方、冷え切った状態では、スリッパが必要か?
石は、熱伝導率が良いから、フローリングの床より暖かく感じる。

右上に、温熱環境の領域を示す。
「外」と書いた所は、屋外。
「半外」「内」は屋内。靴脱ぎとホールだ。この部分を石張りにする。

石は熱を良く伝えるので、遮熱の位置と方法を、検討せねばならない。

建物の外壁下には布基礎があるので、ここを境に温熱環境の境界を作る。

右下にこの部分の断面を・・・
床仕上げ(ライムストーン)の境は、玄関ドアの下に設ける。
床仕上げを切って、この間に断熱材を挿入する。
仕上げ表面には、ステンレス枠を取り付け、断熱材を隠す。
これなら、床面を水洗いしても、大丈夫!

布基礎の内面には、断熱材を吹き付けるので、外部とは遮熱される。
断熱補強として、折り返し部分にも断熱材を・・・
これで完璧!