建築基準法では、
・2階建て以下
・延べ床面積が500㎡以下
などの木造住宅は、構造計算を必要としないが、その代わり構造安全性を確認する
「仕様規定」が設けられている。これが“壁量設計”であり、木造の耐震性を確認できる
一番簡単な方法といえる。
木造の耐震・耐風・耐積雪に関する構造規定では、壁を重要な耐震要素と考え、
建物に必要とされる「量」の壁を、釣り合いよく配置することで、構造安全性を
担保するようにしている。
更に、耐震壁がその効果を発揮するために、接合部の強さもしっかりチェックする
必要があるとしている。壁量設計は、これら一連の項目を全て満たすことで
成り立つ。
それでは、地震力に対して必要な耐力壁の「量」を求めてみよう。
屋根の種類 必要壁量(床面積当たりcm/㎡)
平屋 2階建て 3階建て
1階 2階 1階 2階 3階
軽い屋根 11 29 15 46 34 18
重い屋根 15 33 21 50 39 24
必要壁量=床面積×床面積当たりの必要壁量

1階プラン
今回の計画は、上記プランで1階床面積は65.069㎡
屋根の仕様は、金属板・スレート等の軽い屋根なので、
29cm/㎡の壁長さが必要になる。
必要壁量=65.069×29=1887.001cm・・・約19mの壁長さが必要になる。
同じように2階は・・・

2階プラン
因みに2階床面積は、45.533㎡
必要壁量=45.533×15=682.995cm・・・約6.9mの壁長さが必要になる。
それでは、今回計画の存在壁量(計画した耐力壁の長さ)は、どれ程あるのだろうか?
・2階建て以下
・延べ床面積が500㎡以下
などの木造住宅は、構造計算を必要としないが、その代わり構造安全性を確認する
「仕様規定」が設けられている。これが“壁量設計”であり、木造の耐震性を確認できる
一番簡単な方法といえる。
木造の耐震・耐風・耐積雪に関する構造規定では、壁を重要な耐震要素と考え、
建物に必要とされる「量」の壁を、釣り合いよく配置することで、構造安全性を
担保するようにしている。
更に、耐震壁がその効果を発揮するために、接合部の強さもしっかりチェックする
必要があるとしている。壁量設計は、これら一連の項目を全て満たすことで
成り立つ。
それでは、地震力に対して必要な耐力壁の「量」を求めてみよう。
屋根の種類 必要壁量(床面積当たりcm/㎡)
平屋 2階建て 3階建て
1階 2階 1階 2階 3階
軽い屋根 11 29 15 46 34 18
重い屋根 15 33 21 50 39 24
必要壁量=床面積×床面積当たりの必要壁量

1階プラン
今回の計画は、上記プランで1階床面積は65.069㎡
屋根の仕様は、金属板・スレート等の軽い屋根なので、
29cm/㎡の壁長さが必要になる。
必要壁量=65.069×29=1887.001cm・・・約19mの壁長さが必要になる。
同じように2階は・・・

2階プラン
因みに2階床面積は、45.533㎡
必要壁量=45.533×15=682.995cm・・・約6.9mの壁長さが必要になる。
それでは、今回計画の存在壁量(計画した耐力壁の長さ)は、どれ程あるのだろうか?