以前、ご紹介した「4号黒電話」については数多く在庫をしてましたが、行商で何台か売れてしまい
段々と在庫も少なくなって来ております。
今回、ご紹介する品は「4号電話」よりも古い「3号自動式卓上電話機(昭和31年製)」になります。
「3号黒電話」については当然、現存数も少なく稀少であることは間違いないのですが、この個体も
例に漏れず、仕入れた段階での状態は非常に悪いものでした。
外装の汚れに内部の断線など、使用不可の状態から何とか通話(発信、着信)まで出来るようにし
機能としては問題ないレベルまで回復いたしました。
「3号」の中でも受話器マイク部分が口元まで曲がったタイプになります。
内部のマイク部分が欠品してましたので「4号」用のマイクを流用しております。
残念なのがベークライト製外装に欠落部分があること。
受話器フック部分の半分近くが欠落しているのと受話器受け部分の4本の爪の内、
1本が欠落しております。
今後、何とか形成し修理をしたく思っておりますがその他、センターラベルとラベルカバーは
当時のままのオリジナルとなります。
こうやって眺めてみると、半世紀前の4号黒電話でさえ最新機種に見えてしまうほど
独特な雰囲気をかもし出します「3号黒電話」:非売品