今でも古い建物にたまに見掛けます「陶磁器製」の白いフック。
本来は金属製である筈のフックも戦時中の物資不足を補う「金属類回収令(1941~1945)」
によって他の材質で代替として作られるようになります。
(精工舎製の柱時計でたまにガラス製の振り子の玉を見掛けますが、あれもそのためです)
今となってみれば、それが返って趣を感じたりもし製造期間が短かったせいで希少でもあります。
今回、ここでご紹介する「陶磁器製フック」はデットストック品の未使用ではあるものの、製作時の品質は落ちます。
例えば成形に均一感がなかったり、製作時の「クッツキ(窯の中で他の陶磁器と接触した跡による欠損)」や
「ケムリ(他の釉薬が入り込んだ黒い点)」があるものもや、取り付け用ネジには錆びもあります。
これらは、その時代背景によるものであることをご理解下さい。
陶磁器製フック(1940年代):¥1,200円/1個 (送料別) 在庫:7個