今では家屋の碍子配線もなくなり、古い家屋でたまに見掛けるぐらいでしょうか。
最も今でも電気工事屋さんにお願いすすれば施工はしていただけるのでしょうけど
敬遠されるのと、碍子の確保も伴いコスト的にも高くつきます。
(因みに今の基準ではプラスマイナスの線色を変えなければいけないため、昔のようにプラスも
マイナスも黒線というのは無理なようです。)
そんな碍子も、シーリング型(吊り下げ)照明器具を取り付ける折の天井付けローゼットについては
比較的、今でも取り付けは可能です。
ここのご紹介するのは珍しい絵柄が入ったローゼット。
菊座に絵柄を染め付けてあるもので、それも完全デットストックの未使用品になります。
当時は高級なお部屋の照明ようのローゼットにたまに使われていたようですが、このタイプは
形からすると昭和初期頃のものと思われます。
(因みに大正期以前のローゼットはベース部分がもっと平べったく丸い座になります。)
注意しなければいけないのは実は今でも復刻品として東南アジア等で作られたものが
存在するということです。
無地の菊座の場合はよく観ると当時の国産品とは形も弱冠違うのと、絵柄入りの場合は
坊主型(ただの丸型)に入れられた青絵柄や赤絵柄、それに多色絵柄を見受けられす。
それらをご購入の場合は、あくまでもレプリカであること、当時のものではないことをご納得の上
お考えください。
絵柄菊座碍子ローゼット(昭和初期)/非売品
今でもアンティーク風のセードで楽しんでおられるようで良いご趣味をされていると察します。
ローゼットについては普通の白磁製であれば在庫はございますので
入用の折はお問い合わせください。
昨日は時間が足りずに、こちらへのコメントが
できませんでした
父母の実家が、ともに碍子配線で
白磁のローゼットカバーがあった事、
天井の配線に蜘蛛の巣が付いていて、
ちょっとだけ怖かった事を思い出し、
懐かしくなりました
私が幼少の頃です(笑)
拙宅の補助照明は、
某ガラス工房のアンティーク風シェード(傘?)で、
コードも小豆色と斑模様の入ったきなり色なんです
(購入した時期で色が異なる)
実は、裸のローゼットが味気なく、
こういうの(白磁製で良いので)付けたいよなぁ…
と思っておりました