先ずは上蓋にあるネジの受け側の修復から。。。
残っている片側の受け側から型をとり、いつもの「プラリペア」で修復して行く。塗装までは必要もなく機能すれば
OKというレベルで留めておく。
修復が終わったところで、漏れたオイルの洗浄とケースのクリーニングと磨き作業。
2年おきの校正検査が平成16年で止まっているということは、18年ほど前までは現役だったことになる。
本体右側面には調整用の蓋が備わる。
蓋を開けて、調整ノブを廻すことが出来るのと、オイルの確認も出来る。
ダンパー用タンクのオイルの量が漏れた分、少なくもあるがこれについては又、適当なオイルでも入れようと思うも
粘度も分からないため、現状の赤いオイルが美観上も良く、暫くはこのままの状態にしておく。
(但し、秤の針が静止するまで少し時間が掛かる)
創業:明治26年「石田衡器製作所」。その後、現在の「株式会社イシダ」となり現在に至る。
京都に本社を置く計量機の老舗で計量器類メーカーとしては国内最古参となります「ISHIDA」。
イシダ製上皿天秤(年代不明)/非売品