古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

イシダ製上皿天秤

2022年10月19日 | 雑貨

先ずは上蓋にあるネジの受け側の修復から。。。

残っている片側の受け側から型をとり、いつもの「プラリペア」で修復して行く。塗装までは必要もなく機能すれば

OKというレベルで留めておく。

修復が終わったところで、漏れたオイルの洗浄とケースのクリーニングと磨き作業。

2年おきの校正検査が平成16年で止まっているということは、18年ほど前までは現役だったことになる。

本体右側面には調整用の蓋が備わる。

蓋を開けて、調整ノブを廻すことが出来るのと、オイルの確認も出来る。

ダンパー用タンクのオイルの量が漏れた分、少なくもあるがこれについては又、適当なオイルでも入れようと思うも

粘度も分からないため、現状の赤いオイルが美観上も良く、暫くはこのままの状態にしておく。

(但し、秤の針が静止するまで少し時間が掛かる)

創業:明治26年「石田衡器製作所」。その後、現在の「株式会社イシダ」となり現在に至る。

京都に本社を置く計量機の老舗で計量器類メーカーとしては国内最古参となります「ISHIDA」。

 

イシダ製上皿天秤(年代不明)/非売品

 

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