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高千穂製作所製:オリンパス顕微鏡

2022年10月28日 | 雑貨

昭和初期の未だ「㈱高千穂製作所」だった頃の「オリンパス顕微鏡」。

100年、1世紀近い時間の経過とともにやはり金属部の劣化、木部の汚れは仕方ない。

一応は付属品をはじめ揃っているように見受けられるが、やはりレンズの汚れと黴や反射鏡の一部腐食は有る状態。

気になるのはやはり光学機器の金属部の艶落ち。

木箱の洗浄とともに出来る限りの磨き作業。今まで汚れで隠れていた木箱の「OLYMPUS TOKYO」の文字も浮かび上がる。

「制作本店川外(名古屋)」のエンブレム。木箱の制作メーカーなのかは不明だが、流石に光学機器用の保管箱ともなると

相当、造りが良い。

そして、廓大倍数票には「昭和8年」の記載。(白い部分はこれ以上の損傷防止のための当て紙で補強)

錆びていた専用の鍵も磨きを掛け、鍵穴にも注油し問題なく使えるように。

廓大倍数票も規定の位置に戻す。

戦前の昭和初期、このような光学機器がいくら程したのかは不明ですが相当、高かったことは間違いなさそうです。

高千穂製作所製:オリンパス顕微鏡(昭和8年・1933年)/非売品

 

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