不動の状態で入荷した由緒正しき「精工舎スリゲル8号」。
ご覧の通り、無用な24時間表示と純正オリジナルではない剣(針)が備わる。
背面を見ると、大正期から大切にメンテナンスされながら使われていたであろう、整備書(保険票)の重ね張りが現存する。
しかし、直近の整備が疎かであったのか、僅か1年半ほど前のシールが文字盤の裏に時計店の名称入りで張ってあった。
何処をどう整備したのかは分りませぬが現状、不動である以上とにかく外せるものは外し、いつものルーティンが始まる。
欠品は文字盤3ケ所のハトメ。showa 土花亭の時計修理(整備)はただの修理ではありません。
ムーブメント意外もケースからビス1本に至るまで整備して行きますので、修理終了まで今暫くお待ちください。