古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

JUKI製足踏みミシン/昭和25年~製

2015年01月12日 | ミシン

やっとこの場でご紹介出来るようになりました「JUKI製足踏みミシン」

机の状態はこのような状態です。所々に木ムラもございますがアンティークミシンには似合う色合いが出ております。

前扉は「JUKI」のロゴが残っていましたので手を加えていません。

鉄脚の方も水洗いの上、磨きを掛けて注油。「JUKI」のロゴマークは金色塗装を新たに施しています。

どうしても経年による浮き錆び(ブツブツ)がございますが、あえて再塗装などは施していません。

ヘッド(カマ)部分になります。前回も書きましたが表面(正面)は綺麗です。

上部のからの映像です。

注油受けのフェルトも交換してあります。(白い部分2ケ所)

前回も書きました、背面部分(裏側)の黒塗装にブツブツ浮き部分。

これはベース裏の部分です。

スベリ板(スライドプレート)のバネは片側が折れた部品を2枚共締めにより固定しています。(操作上問題ありません)

特記すべきは今回のこの「JUKI製足踏みミシン」。何と当時の「検査証票」「会員票」「保証書」「取扱説明書」

全て揃っております。これは非常に珍しく希少です。

尚、お譲りする時は取扱説明書はコピー品になります。(これは原本がミシン油を吸い込み使いにくいためです)

試縫いも当然、問題なく行っております。(下糸の先端付近の白いものは傷ではなく照明の映り込みです)

今までいくつもの足踏みミシンを扱っておりますが正直、HA-1型の中でもこのミシンが一番軽くスムーズに

動くように感じ、好調を維持しております。

JUKI製足踏みミシン/昭和25年~製(¥48,000-送料別)

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JUKI製ミシン机のレストア

2015年01月08日 | ミシン

今回のミシンの最大の難点である机部分に手を加えます。

突板合板の剥離に落書きに深い傷や欠けによる欠損。先ずは#180サンドペーパーで表層部のみを

削り、欠損部分をパテで形成し#240サンドペーパーで整えて行きます。

そして、仕上げはOS(オイルステイン)ウォールナット色を塗り、直ぐさま拭取って行きます。

色ムラは目地のせいもありますが大体、色具合が整ったところです。

この後は蜜蝋で仕上げて終わりになります。

後は脚に机をセットし、最後にヘッドを組み込んでほぼ完成形になります。

 

近々、この場で仕上がり具合をご紹介出来るかと思いますので今暫くお待ちください。

 

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JUKI製ミシンヘッドのレストア

2015年01月06日 | ミシン

新年明けましておめでとうございます。

本年も当ブログ「showa土花亭」を宜しくお願い申しあげます。

 

では、昨年暮れの「JUKI製足踏みミシンが入荷」以来、とりあえずは出来るところからと

ミシンヘッドのレストアからです。

元々の欠品部分は下糸巻き用ゴムと下糸巻き用ローラー、後は滑り板のバネの欠損ぐらいでしたが

外装は宜しくありませんでした。汚れも酷く、金細工も劣化のためポロポロと剥離している状態。

1950年~1960年と思われるヘッドですから半世紀以上の経年を考えれば致し方ないかもです。

しかし、金細工の剥離は後々厄介なのでこの際、逆に落として行く作業を施す。

正面の外装はまあまあです。下糸巻き用ゴムも新品を装備、ローラーは手持ちのものを装備。

滑り板のバネ部分は少し細工を施し、問題なくスライドもします。

メッキ部分は汚れを落とし磨き込んでおります。

背面部分(裏側)の黒塗装にブツブツ浮きがあるのと金細工に剥げ劣化がみられます。

機能的には問題ございません。後はフェルト2ケ所装填し全ての注油箇所に注油を施すのみです。

 

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