素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

『和の花展』を見るため自転車で梅小路公園へ

2014年04月19日 | 日記
 昨日、妻が枚方山草会の方たちと梅小路公園の日本庭園「朱雀の庭」で開催されている『春の和の花展』に行って来た。そこの緑の相談コーナーを担当しているHさんから招待チケットをいただいた。「3枚余ったが、2枚は今日行けなかった人にあげるのであと1枚、行ってこない?」と私に回ってきた。見ると20日(日)までである。格別な用はないし、13(日)15(火)は10kmのランニング、14(月)16(水)17(木)は2万歩以上のウォーキング、18(金)はランニングマシーンでの60分間9kmのランニングと振り返れば結構アクティブに過ごしてきた。この流れを見ると今日は自転車で走るべきだろうと勝手に決めた。

 梅小路公園は秋以来だが、ずい分変っていた。京都植物園の横に「市電ひろば」が新しくでき、市電4台を使ったカフェと休憩所が作られていた。緑の館の前にも大規模遊具のある子ども広場とパークカフェがつくられていて、その2つの広場をチンチン電車が往復運転をしていた。親子連れでにぎわっていた。
   気軽なレジャースポットとして力を入れてきているなと感じた。ここに先月閉鎖された大阪弁天町の交通博物館も移されてくるみたいなのでますます色々な人が楽しめる場所になる。

 いつもは弁当を買って外で食べていたが、今日は「緑の館」の中にあるレストランでゆっくりくつろぐことにした。レストランの中も家族連れでいっぱいであった。相乗効果である。朱雀の庭を眺めながらの食事はなかなかのものだった。
 食後はコーヒーを飲みながら三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』を読む。今日は《ユッタリズム》でいこうと決めていた。
 「朱雀の庭」の《春の和の花展》、Hさんの招待チケットのおかげで何度も見ているうちにだんだん目が出来てきているのがわかる。園内で一番華やかに咲いているシャクナゲと「これいいなあ!」と思った作品4鉢。
     いつもは梅小路蒸気機関車館はパスをするのだが、一度ぐらいは見ておかないとと今日は入ることにした。一人の気楽さである。旧二条駅舎を移築した入口から入ると写真ではお馴染みの扇形車庫に入っている蒸気機関車の姿。「人間の技術力のすごさ」をいつも思ってきたが間近で見るとさらにその思いが強くなる。「よくぞこんなものを造ったものだ!」と感心する。
  
   

 梅小路公園を出て西に行けばもと来た道だが、ここでいつもの心が働き東へとハンドルを切った。どこかで南に向かえばいいのだからとここからは勘をたよりに気の向くまま進んだ。家に帰ってから地図でどう走っていたのかをたどるのも楽しみの1つである。あまり馴染みのない通りを選んで行った。

 吉祥院天満宮の看板があったので立ち寄った。菅原道真公はどこに行っても必ず1度は見かける。ここは生誕の地とのこと。「ホォ~」である。
    そこからさらに南下すると鳥羽水環境保全センターに行き着いた。これは奇遇である。妻が近所の方たちと藤の花を見に行く相談をしていた時、造幣局の桜の通り抜けみたいなものが京都の水道局で藤の花であるみたいという情報が入り、ちょっと調べてみたら『鳥羽の藤』と言われている有名な藤棚があるとわかった。それが鳥羽水環境保全センターにあり、開花中だけ一般公開されているみたいである。「どのへんにあって、どんなところで、どう行けばいいのだろう?」とちょうど話題になっていたところだった。「ちょうどいいや」と下見に切り替わった。ものすごく広い施設である。城南宮から約1.2kmある。などとウロウロ見ていたら藤棚がフェンス越しに見えた。お土産代わりに写真におさめた。今年の公開期間は4月26日~29日なので、あと1週間。もう少し立派な房になるだろうと思った。藤棚の長さは約120mあるそうだ。
 あとから地図を見てわかったが、このあたり鴨川と桂川の合流地点である。鴨川にかかる小枝橋を渡っていると川沿いの土手に自転車道のようなものがあるのでそこを走ることにした。これが途中で木津川市と嵐山を結んでいる自転車専用道路に合流した。退職した年の2009年6月26日に走った所だ。ブログ「90kmの距離をなめたらいかん 天国編」「地獄篇」の思いでの道である。「ああこの木の下で足の痙攣を治すため必死でストレッチをした」などと思い出しながら走った。以前のママチャリではないので自動車も信号もない道、思い切り飛ばした。三川合流地点の背割堤にも寄り道。葉桜になった桜並木のトンネルを先端まで走る。
  御幸橋を渡ってから淀川に沿って枚方市に向かう。楠葉付近で振り返ると桂川と淀川の合流部が見える。
 この道は広く平坦で快適な走りができる。
淀川と天野川の合流点から天野川に沿って我が家に向かう。合流地点ちかくのハナミズキの並木も今が満開で見頃。
   総走行時間:4時間43分36秒 総走行距離:74.09km 
 
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