素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

3日目にしてようやく穏やかな夕方に、雪で孫来れず

2015年01月03日 | 日記
 2015年の幕明け、初日、二日目と夕方になると天気は崩れ、強風と雪に見舞われた。娘の仕事の都合で2日と今日は孫を預かる予定だったが山崎のほうはこちらとは比較にならないほど雪が多く到底迎えに来ることはできないと元旦の夜、娘から連絡が入った。初めて1人での外泊の機会がダメになり残念であった。2日も全く同じパターンとなったため今日もキャンセルとなり予定が狂ってしまった。

 孫のお相手という用事がなくなったのですっぽり時間が空いてしまった。天王寺に「近江の館」という物産店がある。面白い品がありかねてからのお気に入りなので暇つぶしに買い出しに行くことにした。ウォーキングも兼ねているので環状線で天王寺までは乗らず、鶴橋で下車して上六まで歩く。高津ガーデンの中にある互助組合のポストに医療補助の用紙を投函してから近鉄上本町店で昼食。いつもの「そばよし」で「雅・石狩セイロ」(1320円)を食す、お手頃価格で美味。体の芯から温まり、ほっこりするとはこういうことだと思う。
 そこで、創作人形展の入場券をもらったのでついでに見ていく。水澄美恵子さんの昭和30年代の小学生たちのいきいきとした姿を表した創作人形展である。約200体の繰り広げる世界は「あったあった」と自分の小学校時代とかぶる。
   そこから上町筋を南に下り、参拝者で賑わう四天王寺界隈を抜け天王寺商店街にある「近江の館」へ。「5000円以上お買い上げで、麦こがし饅頭一箱プレゼントします」という店員の声につられドッサリ買い込む。リュックがずっしり重くなり、山登りトレーニングなみのウォーキングにかわる。

 ついでにアベノハルカスもと行ってはみたが、人の数が半端ではなく食品売り場をひと巡りしただけで退散した。さあ、帰りは天王寺駅からと思った瞬間、妻が「前にチケットキングで桃谷~福島の割引乗車券を買ったのが1枚だけ余ってるから」と言い出した。悔いなく1年をスタートさせるために、天王寺、寺田町駅、桃谷駅へと環状線のガード下を歩く。5年前に環状線をぐるり1周歩いたことを思い出す。桃谷駅へ着いた時、妻がポツリと言った「2駅やけど遠かったなあ」

 東寝屋川駅前のイズミヤで夕食の買い物をしたので荷物はさらに増え、胸に一物、両手に荷物、リュックを背負い30分の坂道を上り我が家に向かう時は徳川家康の言葉が浮かぶ。玄関前で見上げた時の月は美しかった。今年初めての穏やかな夕方。
コメント
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