夕刊に各地のうめだよりが載るようになった。「去年は、コロナ騒動の間隙をぬって月ヶ瀬梅林、鈴鹿の森、いなべ市農業公園に梅を観に行ったよな」という話になった。「何か今年はそんな気が起らない。」「1年間のコロナ報道がボディブローに効いてきて足が止まってしまったのかな」期せずして二人ともため息をついた。

去年の「余禄日記」を書き写しているとこの1年間の動きがよくわかる。初めて余禄に取り上げられたのが、1月8日(水)「中国湖北省武漢での謎の肺炎の発生」とあり「情報公開の重要さをあらためて確認せねばならぬ新型感染症と人類の闘いだ。」と締めくくっている。つぎに、1月17日(金)「中国の武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎に神奈川県在住の30代男性が感染していたことが確認された。男性は武漢から帰国後に入院したがすでに退院、症状は軽かった。」とあり「おりしも25日の春節をはさむ中国の連休にはおびただしい数の観光客が来日する。世界のあらゆる土地から人の波が寄せては返す2020年。新型感染症対策もそれを前提にバージョンアップすべきだろう」と結んでいる。 2月1日(土)「世界保健機構(WHO)が緊急事態宣言を出し、日本政府も新型肺炎を指定感染症にする政令の施行をきょうにくり上げ、法的に強制入院措置ができるようになる。6年ぶり5例目の事態。」から「国内での感染拡大を想定した医療・防疫態勢へのシフトをしっかり準備する時である。」と結んでいる。2月6日(木)には、「乗員乗客数3771人、横浜港大黒ふ頭沖に停泊している豪華クルーズ船で新型コロナウイルスの感染者10人が見つかったという。感染者は陸上の病院に搬送された。」といよいよ身近な問題となってきた。そして「人が大量移動する観光立国の時代が、感染症のアウトブレーク(突発的拡大)の時代と表裏一体なのを改めて肝に銘じるべきだろう。」と締めくくっている。2月15日(土)には「新型コロナウイルスによる肺炎で、感染経路のはっきりせぬ感染者が国内で複数確認され、国内初の死亡者も出た。中国への渡航歴や患者との接触歴が不明な感染者の存在は、すでに国内で感染が広がっている可能性をうかがわせる。」と逼迫感が出てきた。2月18日(火)は「禍重ねて来たるもの」という話の最後に「悪いことが重なる原因の一つは、重なる災厄が人の冷静な判断を狂わせ別の災厄を招き寄せるからだ。個人や企業が新型肺炎のリスクと正しく向き合って行動するための情報がさらに、さらにひつようである。」と警鐘を鳴らしている。この後、2月、3月・・・と書き写していくとコロナ関連の話題は引き続き出てくるだろう。それと現在の状況を比べていくと大切なことが見えてくる。
今、ワクチンが届き医療従事者に先行接種が始まった。今日ワクチンの2便が届いたニュースがあった。「ワクチン万歳!これで収束に向かう!」という楽観論が広がることを恐れる。ワクチン接種が始まった今だからこそ『3密を避ける」「手洗い・うがい・マスク」「遠出を控える」という感染拡大防止の基本に戻るべきだと思う。非常事態宣言もまもなく解除されるだろう。宣言の解除は「安全になった」ということではない。ということを肝に銘じるべきだ。
ということで、今年の観梅はご近所で済ますことにする。歩いて45秒、空き家になって10年近くなるが毎年立派な花をつけてくれるしだれ梅、今年も満開の見頃を迎えた。

去年の「余禄日記」を書き写しているとこの1年間の動きがよくわかる。初めて余禄に取り上げられたのが、1月8日(水)「中国湖北省武漢での謎の肺炎の発生」とあり「情報公開の重要さをあらためて確認せねばならぬ新型感染症と人類の闘いだ。」と締めくくっている。つぎに、1月17日(金)「中国の武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎に神奈川県在住の30代男性が感染していたことが確認された。男性は武漢から帰国後に入院したがすでに退院、症状は軽かった。」とあり「おりしも25日の春節をはさむ中国の連休にはおびただしい数の観光客が来日する。世界のあらゆる土地から人の波が寄せては返す2020年。新型感染症対策もそれを前提にバージョンアップすべきだろう」と結んでいる。 2月1日(土)「世界保健機構(WHO)が緊急事態宣言を出し、日本政府も新型肺炎を指定感染症にする政令の施行をきょうにくり上げ、法的に強制入院措置ができるようになる。6年ぶり5例目の事態。」から「国内での感染拡大を想定した医療・防疫態勢へのシフトをしっかり準備する時である。」と結んでいる。2月6日(木)には、「乗員乗客数3771人、横浜港大黒ふ頭沖に停泊している豪華クルーズ船で新型コロナウイルスの感染者10人が見つかったという。感染者は陸上の病院に搬送された。」といよいよ身近な問題となってきた。そして「人が大量移動する観光立国の時代が、感染症のアウトブレーク(突発的拡大)の時代と表裏一体なのを改めて肝に銘じるべきだろう。」と締めくくっている。2月15日(土)には「新型コロナウイルスによる肺炎で、感染経路のはっきりせぬ感染者が国内で複数確認され、国内初の死亡者も出た。中国への渡航歴や患者との接触歴が不明な感染者の存在は、すでに国内で感染が広がっている可能性をうかがわせる。」と逼迫感が出てきた。2月18日(火)は「禍重ねて来たるもの」という話の最後に「悪いことが重なる原因の一つは、重なる災厄が人の冷静な判断を狂わせ別の災厄を招き寄せるからだ。個人や企業が新型肺炎のリスクと正しく向き合って行動するための情報がさらに、さらにひつようである。」と警鐘を鳴らしている。この後、2月、3月・・・と書き写していくとコロナ関連の話題は引き続き出てくるだろう。それと現在の状況を比べていくと大切なことが見えてくる。
今、ワクチンが届き医療従事者に先行接種が始まった。今日ワクチンの2便が届いたニュースがあった。「ワクチン万歳!これで収束に向かう!」という楽観論が広がることを恐れる。ワクチン接種が始まった今だからこそ『3密を避ける」「手洗い・うがい・マスク」「遠出を控える」という感染拡大防止の基本に戻るべきだと思う。非常事態宣言もまもなく解除されるだろう。宣言の解除は「安全になった」ということではない。ということを肝に銘じるべきだ。
ということで、今年の観梅はご近所で済ますことにする。歩いて45秒、空き家になって10年近くなるが毎年立派な花をつけてくれるしだれ梅、今年も満開の見頃を迎えた。

