素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

帰省の途中に立ち寄った「和食・さと」の色紙に目が行く

2014年12月26日 | 日記
 伊勢の叔母の家に寄るので、時間調整のため西名阪、伊勢自動車道をビュンビュン走ることをしないで、国道163号線(伊賀街道)をそのまま走り津へ抜けた。予定通り国道23号線に合流した所で12時。100mほど走ったら「和食・さと」があった。大阪でも馴染みの店で、無難だろうということになった。チェーン店なのでメニューの内容は同じだろうと思っていたが、地域限定の「味噌煮込みうどん」があった。間髪入れず決めた。「何それ?」と怪訝そうな顔をしながら妻は定番のメニューを注文した。

 味噌煮込みうどんは名古屋時代にはまった青春の味である。山本屋の味噌煮込みうどん独特の麺のコシとまではいかないが、久しぶりの味噌煮込みに十分満足した。すると店に飾ってある食材の絵色紙の言葉がやけに面白く感じてメモった。妻は「今さら、何してんの?」という顔で見ていた。確かにこれらの色紙は大阪のどの店でも見られるもので珍しいものではない。「何かしらんけど、今日に限って面白くて仕方ないんや」と5つをチョイス。
①おいも 若きも さつまいも
②ぼくらも おくらも みんな元気
③わが家の だいこん柱 おとうさん
④当たらずも とおがらし
⑤寝耳に水なす


 店を出てから伊勢までの約1時間の運転中は、この言葉遊びが頭から離れず、思いついては信号待ちでメモをするということになった。
・カニの目に涙
・きゅうりの道も一歩から
・やまいもも 気から
・勝ってかぶらの緒を締める
・つまづいたっていいじゃないか にんじんだもの
・わかめでも好きな人

 おかげで退屈しないで運転できた。車の数は心持ち多かった程度。

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今年最後のジムへ

2014年12月25日 | 日記
 ジムは29日から休館に入るが、明日から2泊3日で志摩の実家に帰るため私にとっては今日が今年の最終日となる。19日(金)の後はいろいろ用事が入りジムに顔を出せてないので今日行かないと何となく収まりが悪い。用事はあったが朝から精力的にこなし、午後ジムのための時間を空けることができた。

 クリスマスということもあってかいつもより来ている人は少ない。午前中はそこそこいたそうだが午後からはめっきり減ったとスタッフの方も言っていた。トレーニングルームも静かで後から入ってきたおばさまなどは「なにこれ・お通夜みたいやな」とつぶやくほど。

 それでも顔見知りの人のほとんどと馴染みのスタッフには「お世話になりました。来年もよろしく。良いお年をお迎えください」と挨拶することができ気持ちの中で区切りをつけることができた。

 明日からの帰省に同行させる本を何にしようかと本棚を見た時、パッと飛び込んできた本があった。ちょうど目的のものもなくぶらりと立ち寄った書店で理由もなくある本が目に止まるのと同じような感じである。ずっと同じ所に置かれていたのだが、なぜか今日だけ存在感が際立っていた。
 いつ買ったのかも定かではないが、1994年発行となっているので、20年ほど前だろう。健康に関する情報にはいちおう目を通すようにしているので購入したのだと思う。著者の池見酉次郎さんは心身医学の草分け的存在で、島崎敏樹さんとともに私にとっては興味深い存在だった。今では心(脳)と体の関係についてはひろく世間に浸透していて珍しい話ではないが、当時は池見さんが九州大学につくった「心療内科」というものは、生徒の問題を考えていく上でとても参考になった。その方が書かれた本、しかも自彊術という見慣れない言葉に惹かれたのだろう。

 しかし、当時の私の心にはヒットしなかったことは確かで、中身の記憶もなく、本棚に置いとく状態だった。あらためて取り出してパラパラと見ると今私がジムでやっているピラティスその他の運動と共通するところが多く、5年近くの実践で得た自分の体や心の変化で共感できるのでもう一度きちっと読み直してみる価値があると思った。

 この一冊だけにしようと決めた。

  
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寝屋川公園往復10kmコース、わずかだが記録更新

2014年12月24日 | 日記
 今日は過ごしやすい日であった。自然と仕事もはかどる。床のワックスがけをする。きれいになった床面、今までだったら気にならない小さなゴミも目につき、その都度取り除くようになる。2,3日もたてば元に戻るとは思うが。新車に乗り始めた時と同じ心持ち。

 夕方、寝屋川公園往復10kmコースを走った。しばらくジム通いはしてなかったのでどうかなと思ったが、体はよく動いた。家から寝屋川公園まではおよそ1km6分のペースとなった。最近の私にとってはかなりのハイペース。後半は案の定、失速気味、それでも粘ってゴール。タイムは1:05:26。これは大阪マラソン前の10月12日の記録より4秒早かった。わずかだがまさか更新できるとは思っていなかったので嬉しかった。

先日の新聞に真向法の紹介があり、その中で指導者の方が1mmずつ体が柔らかくなっていけば良いと言われていた。何歳から始めてもいいから続けていけば知らない間に体は変化してくるのであきらめない、あせらずが大切である。

 この考え方は大村はまさんが学習するということを一粒の米を入れ続けるということにたとえたのと同じである。それで言えば1秒づつ縮めていけばよいとなる。

 何事も欲張らず、あきらめずというところか。

 
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都七福神の大護摩符(色紙)

2014年12月23日 | 日記
 (クリック)⇒今年の1月17日に、日本最古の都七福神を自転車で回った。リュックからはみ出した大護摩符(色紙)を背中につけて9時間の長旅であった。縦38cm横45.5cmの大護摩符、スタートの東寺で受け取った時予想以上の大きさに若干あせったが、無事に回り終わった後も家の中に飾る適当な場所がないのである。苦労した分、それなりの所に飾りたいと思いながら1年近く経ってしまった。

 先日、妻の所属している山草会の活動の一環として松竹梅の寄せ植え講習会が初めて行われた。参加した妻が「思ったより時間がかかった」と90%完成の状態で持ち帰ってきた。資料を参考に続きをやらせてもらって完成した。これも思ったより大きく、「どこに置いたらいいだろう?」という話になった。座敷に床の間でもあればベストなのだが、我が家の床の間は米その他の保管場所になっていて役に立たない。それならばここしかないと思いついたのが玄関の靴箱の上のスペース。今は小さい鉢をいくつか置いているが、これらをどけて松竹梅の寄せ植えをどんと据えれば新年らしい雰囲気が出ると意見が一致した。

 寄せ植えの白い砂は禅宗の庭園同様、水を表現しているのでここに宝船を浮かべてもいいと講師の先生が言っていた、と妻が口にしたときアッとひらめいた。「バックに大護摩符がいけるんとちゃう?」急いで色紙をとってきて合わせてみたらである。寄せ植えのことがなかったら全く思いつかない場所だったが、結果的には家の中で一番おさまりの良い所にやっと安住できたという感じ。
  ついでに白い砂の上には来年の干支の羊の置き物。中学の修学旅行の箱根で、杉の木目を使った細工が気に入り自分と弟の干支のうさぎと羊を買ったもの。小遣いの大半を使ってしまい、ほかのお土産はほとんど買うことができなかった。家に帰って見せた時、みんなに笑われた。まことに不本意であったが、今となってはなつかしい思い出。その後、2つともずっと私と一緒に名古屋、大阪とついてきている。かれこれ50年近くになる。のせてやりたくなったのである。

 夕方、娘が米を取りがてら、山ナリエをみるために山崎からやってきた。明日が終業式なので早く帰ったが、版画の出来栄えを自慢したかったみたいでわざわざ持ってきてくれた。刷ったものはまだ学校にあるみたいだが、返されたらもらう約束をした。またまた飾るところを考えないといけない。
 
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およそ19年ぶりの朔旦冬至の日、オール電化となる

2014年12月22日 | 日記
 朔旦冬至というのは 旧暦の11月1日(新月)が冬至に当たる日では約19年ぶりのことである。平安時代よりおよそ二十年に一度のこの日を吉日として祝ってきたということを初めて知った。「朔旦」とは「ついたちの朝」。

 冬至の日には伊勢神宮の宇治橋にある大鳥居の中央から朝陽が昇る。また、夏至の朝陽は二見の夫婦岩の間から昇ることもよく知られている。四天王寺の鳥居は春分の日、秋分の日に夕陽が重なる。古代より太陽の道は人間の生活の中で大きな存在であったことが窺える。

 毎年言っていることだが、私にとっては一年の中で冬至が一番の節目の日。願うのは曇や雨ではなくその日は日の出から日の入りまで太陽とおつきあいすること。今年は良き冬至であった。坂の上から沈みゆく夕日を見送った。
  

 来年はオール電化に切り替えようと12月に入ってから決断した。給湯器だけがガスの状態が6年ぐらい続きタイミングを図っていたが、給湯器が10年を越えたのと「はぴeプラン」が3月末で終わることもあって「するなら今か」と考えた。エコキュートに関しは事故調の報告にもあった低騒音による健康被害の懸念もあったが、業者と入念に検討して大丈夫ということになった。

 天候不順と寒さのために基礎のコンクリートの乾きが遅いこともあって、ようやく今日すべての工事が完了した。偶然だったが区切りの日としてはベストである。
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