素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

19日は吹田方面を回避しなければ!

2015年11月16日 | 日記
 夕方のニュースで、EXPOCITYの特別招待会の様子が中継された。その規模の大きさにちょっとびっくり。明日がプレ・オープンらしくジムでも「友達と行ってくる」と張り切っている人たちがいた。「何もそんなに混んでる時に行かんでもいいやないの」というのは歳をとった証拠だと笑われた。張り切っているのは40代から50代前半の世代。「この時に行くのが値打ちがあるんや」とエネルギーいっぱい。天気の崩れをしきりに心配していた。

 ニュースを見ながらエキスポシティの施設についてと取り留めのないやりとりを妻としていた。「万博公園へ行っても一日悠に過ごせるな」「食事所も多くなって便利になったな」「グランドオープンは明後日やな」「すごい人やろな」「19日木曜日か、中途半端な平日やな」と言った瞬間「おい、おい、おい(゜Д゜)ノ」と叫んだ。「大変やで」「そうやな」「うっかりしとったわ」「そうやな」「あぶない あぶない」「どうする?」「考えるわ」という禅問答みたいなやりとりになった。

 19日から1泊で高松の義姉と妻の実家に用事で行くことになっていた。通常のルートは家から淀川を渡り中央環状線に入り吹田ICから中国自動車道に乗り途中で分岐して明石大橋を渡り神戸淡路鳴門自動車道で四国に入るのである。しかし、エキスポシティのグランドオープンの19日に吹田ICに向かうのは渋滞に巻き込まれる公算が大である。 余所事みたいに見ていたエキスポシティのオープンがにわかに身近なこととして感じるようになった。

 吹田方面を回避するルートを考えることは私にとっては楽しい。
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一寸先は闇

2015年11月15日 | 日記
 10日前にあったコスモス国際賞授賞式の帰りに一輪ずつ蘭の切花をいただいた。つぼみが日毎に花開いていき玄関を艶やかにしてくれている。
 今年の受賞者、ストックホルム・レジリエンス・センター所長のヨハン・ロックストローム博士(49歳)は記念講演の中で、9つのプラネタリーシステム(気候変動・海洋酸性化・成層圏オゾンの破壊・窒素とリンの循環・グローバルな 淡水利用・土地利用変化・生物多様性の損失・大気エアロゾルの負荷・化学物質による汚染)のバウンダリーを評価した結果をグラフに示し、気候変動、窒素循環、生物多様性の損失がすでにバウンダリーを超えてしまっていると熱く語られた。

 そして、月末の30日から12月11日まで、フランス・パリで開催される気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)、京都議定書第11回締約国会議(CMP11)が非常に大切なんだと締めくくった。

 この会議は、京都議定書に続く、2020年以降の新しい温暖化対策の枠組みが、すべての国の合意のもとにどのようにつくられていくかがポイントとなるという。温暖化のリスクを減らすには産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑えることが必要。約160カ国の削減目標では足りない。

 そこで、COP21では各国が追加削減を迫られるが、意見にはなお隔たりがある。首脳会議でも先進国首脳は「野心的な削減目標を立てるべきだ」と主張したのに対し、新興国からは「先進国の資金や技術の支援が欠かせない」との主張が目立っている。

 そういう人類の未来にとって重要な会議をひかえているパリでのテロである。人類の抱えるもう1つの課題も見せつけられたような気がする。会議自体をさらに複雑なものにした。

 一寸先は闇。今後の動きを注視したい。
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新聞パンチ

2015年11月14日 | 日記
 昨夜から小5の孫が泊まりに来ている。関西文化の日の企画で多くの施設が無料で入ることができるのでどこかに出かけてもいいと考えていたが、あいにくの天気となってしまった。

 室内でちょっと気分発散をしたかったので『身体能力を高める 和の所作』(安田 登著・ちくま文庫)にある”新聞パンチ”を一緒にすることにした。この本は以前にもふれたが、能楽師の山本さんが能楽師の体の秘密を探りながら、運動能力を高める方法を紹介している。呼吸法や深層筋、特に大腰筋を刺激するトレーニングはジムで取り組んでいるピラティスと関連しているので参考になっている。

 その中のトレーニングに”新聞パンチ”がある。以前何度か試みたがうまくできないのでやめていたが、孫と競争ならできるかもしれないと再チャレンジした。やり方はいとも簡単。

 新聞紙一面分を用意し、①新聞紙の上橋を、利き腕でない方でつかみ、自分の顔の前あたりにぶら下げるように持つ。体から力を抜                      き、パンチを出す利き腕を胸のあたりに自然にかまえる。
            ②ストローをふくように口から息を吐き、息を吸う。このとき、丹田に力を入れ、肛門を引き締める。
            ③吸った息をおなかにぐっとためる。
            ④「ハッ!」という大きな声とともに息を吐き出しながら、新聞紙に向かってこぶしをまっすぐに突き出す。

  ←(イメージ写真)「なんだ、それだけのことか」という声が聞こえてきそうですが、新聞パンチを甘く見てはいけません。と警告している。

 たしかに、思い切りパンチを出しても、新聞紙がめくれ上がるだけで、破れたり穴があいたりしない。

 本の中に、安田さんが主宰する能のワークショップに参加して”新聞パンチ”を知り、実践した人の体験談がいくつか紹介されていた。

 能の謡の声もしっかり出るようになり、空手の稽古や試合でも集中力がついたという15歳の空手少年、剣道の稽古でもすごくイメージがふくらむようになり、前よりも打ち込みが鋭くなった気がしている14歳の剣士、47歳の時に始めたランニングタイムが上がり、真似をして新聞パンチを始めた小4の息子さんは習っている剣道や囲碁の練習や試合で集中力が増したという51歳の会社員など。

 さて私と孫は?30分余り奮闘したが、穴をあけることはできなかった。イメージをつかむために、新聞紙の真ん中に少し切れ目を入れてパンチをしてみたが、それだと孫は突き抜くことができた。私は無残にも「パシッ!」という大きな音は出るが、新聞紙の向こうにコブシは出なかった。

 2週間後、また泊まりにくるのでお互い練習してできるようにしておこう。と約束した。

 ポイントは2つあると安田さんは書いている。

1つは、下半身を安定させ、腕を自然にスッと突き出すこと
もう1つは、「必ずできる」とイメージすること

さて、どうなることか?孫の前でカッコよく決めたい。という邪心を捨てることからかな?


 
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「爆買い」を経済の活性化と単純に喜んでいていいのかな?

2015年11月13日 | 日記
 朝のニュースで、 オーストラリアで最も販売量の多い粉ミルクブランドであるカリケアが、中国人や中国系の客による大量購入で品不足となっていて地元の母親がスーパーで粉ミルクを買えない事態が起こっている。と伝えていた。

 大型スーパーでは別のブランドであるベラミーの品不足も起こっており、親になったばかりのオーストラリア人夫婦がスーパーやドラッグストアを何軒も回っても、求める商品がないことがあると嘆いていた。
 原因は、自国の粉ミルクに有害物質が含まれているのではという不信と不安感を持つ中国人による爆買い。買い占められた粉ミルクは法外な値段がつけられて中国の店やネットで販売されるが飛ぶように売れているという。

 「これが資本主義の持つ掟か!」と複雑な思いにかられた。人類間の争いの根本にあるのは「水と食料」である。生きるために不可欠なものをいかに獲得するかがということからは逃れることができない。膨大な人口を抱える中国が自国内で国民が安心できる水や食料をまかえないということは他国との紛争の火種になりかねない。

 今度は新聞を見ると《インバウンド旋風~爆買いの裏側~》という特集である。深夜の大阪・ミナミにあるドン・キホーテ道頓堀御堂筋店の深夜の店の様子が写真とともに書かれてあった。客の大半は中国などからの訪日外国人(インバウンド)とのこと。「そうなんだ!」とこれにも驚いた。
 今、選挙戦の真っ最中である大阪ダブル戦の演説の中でも、このことを経済が活性化したと成果として強調されている陣営もある。「儲かればいいではないか」という声に「ダメ」とは言えないが『資源、物は有限である』という大原則を考えると一抹の不安がある。

 そういう意味でも、シリーズとなって経済面に掲載されていくこの特集はしっかり読んで考えていきたい。

 粉ミルク騒動は他国の話と言ってられないことになるかもしれない。原因は違うだろうがバター不足の問題はまだ解決されていないみたいである。

 「砂上の楼閣」という言葉が頭をよぎる事象が増えてきた。

 
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30kmは長い&きつい

2015年11月12日 | 日記
 奈良マラソンまであと31日となった。30kmの長さを一度だけ経験しておきたかった。10kmをベースにして取り組んでいるが、42.195kmを制限時間内にゴールしようと思ったら長い距離の経験値が必要だと思う。

 最初の大阪マラソンでは30kmの地点で足が動かなくなりそこからは必死で歩いた。翌年の京都マラソンではその経験を活かして30kmを順調にクリアしたが、突破して「よし!」と平常心を忘れ力みが入ったため足がつってしまった。幸いストレッチとウォーキングで回復して走り直すことができた。よく言われているが30kmは鬼門である。

 20kmは何度も走っているので1km7分のペースで行くことができたが、それを越えた途端力みがでてきた。25kmの地点で左足の内転筋がつってきた。残り5kmは歩きと走りを繰り返すことになった。何とか最低の目標の平均時速8kmの3時間45分で到着できた。

20kmを過ぎてからの体の状態や心の変化などが経験できた。後は10km~20kmの練習で耐久力をつけていけばいい。


 夜は、野球の国際大会「プレミア12」対ドミニカ共和国戦とサッカーW杯アジア2次予選対シンガポール戦を交互に見るという落ち着きのないものとなった。
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