『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』by井村和清
~「死にたくない。生まれてくる子の顔を見たい…」不治の病に冒された青年医師が、最後まで生きる勇気と優しさを失わず、わが子と妻、両親たちに向けて綴った感動の遺稿集。 「BOOK」データベースより
読みました・・・(T_T) 涙なみだでした・・・(T_T)
お昼ごはんに行く時に本屋さんに引き取りに行き、ごはんを食べながらページをめくりましたが、井村先生がお勤めだった「徳州会病院」の理事長先生のまえがきで、すでに涙がこぼれて・・・(T_T) 読むのをやめました。
ご飯を食べ終わって、喫茶店に入りなおして、コーヒーを注文してから、また読み始めましたが、すぐに涙がこぼれて・・・・(T_T)
僕は、読むまでは、「題名の通り父から娘たちへの手紙的な内容かな」と思ってましたが、自分の生い立ちからはじまり、医師になってから、いろんな患者さんと接して感じたことなどが書かれており(これがまた良い話、とても僕では気がつかないような思いやり溢れる言葉で綴られております)
そして、肉腫が見つかってら、右足切断、再発、そして・・・・と闘病中に触れた多くの人からの優しさ、いたわり、本当に素晴らしいです。
第二部では、井村先生の奥さん、お母さん、理事長先生などからの手紙などが収録されており、特にお母さんの「井村千恵子さん」の「父と母の記録」は、もう涙なくして読めません。
再婚されて、自分の血肉を分けた子どもでもない井村先生のことをこれほどまでに思いやり、慈愛溢れる献身的な態度で臨まれたお姿に、心から敬意を表します。
少しオカルトチックな話をしますが、この井村先生はクリスチャンだということも多少関係しているかも知れませんが、僕なんかとは違う観点で物事・人などを見て、接してこられました。本当に素晴らしいお人です。
若くして不治の病に侵され、二人の娘の将来を見届けることなく、この世を去っていかなければならない悲しみ・苦しみは想像を絶します。しかし、こういう素晴らしい人が、なぜこのような過酷な運命を辿らなければならないのか?
これは神様が、「この井村先生なら、沢山の思いやりに気づくことが出来て、人の有難さ、情の深さを素直に感じ取ることが出来て、なおかつ、それをキチッと文章にして、後世に伝えることができる人だ。」、ということで、選ばれた人なのではないのかと思ってしまいます。
最期の方に、井村先生が亡くなられてからお生まれになった清子さんと、飛鳥さんの成人されたお写真が載っていますが、この清子さんこそ、井村先生のまさに生まれ変わりと思ってしまうほど、凄くよく似ていらっしゃいます。
僕は単純な人間ですから、読み終えた後に「ああ、もっと娘たちとの時間を大切にしよう。人の有難みを感謝しよう。」と思い直しました。
こんなに娘や奥さんのことを愛していらっしゃった井村先生のような人が、運命によって引き裂かれてしまった現実を思うと、今、自分が置かれている状況に、あたりまえの毎日に、もっと感謝し、時間を大切に、思いやりを持って人と接していかなければならないと、思いを強くしました。
多くの人に読んでいただきたい本です。
★★★☆3.5です。
~「死にたくない。生まれてくる子の顔を見たい…」不治の病に冒された青年医師が、最後まで生きる勇気と優しさを失わず、わが子と妻、両親たちに向けて綴った感動の遺稿集。 「BOOK」データベースより
読みました・・・(T_T) 涙なみだでした・・・(T_T)
お昼ごはんに行く時に本屋さんに引き取りに行き、ごはんを食べながらページをめくりましたが、井村先生がお勤めだった「徳州会病院」の理事長先生のまえがきで、すでに涙がこぼれて・・・(T_T) 読むのをやめました。
ご飯を食べ終わって、喫茶店に入りなおして、コーヒーを注文してから、また読み始めましたが、すぐに涙がこぼれて・・・・(T_T)
僕は、読むまでは、「題名の通り父から娘たちへの手紙的な内容かな」と思ってましたが、自分の生い立ちからはじまり、医師になってから、いろんな患者さんと接して感じたことなどが書かれており(これがまた良い話、とても僕では気がつかないような思いやり溢れる言葉で綴られております)
そして、肉腫が見つかってら、右足切断、再発、そして・・・・と闘病中に触れた多くの人からの優しさ、いたわり、本当に素晴らしいです。
第二部では、井村先生の奥さん、お母さん、理事長先生などからの手紙などが収録されており、特にお母さんの「井村千恵子さん」の「父と母の記録」は、もう涙なくして読めません。
再婚されて、自分の血肉を分けた子どもでもない井村先生のことをこれほどまでに思いやり、慈愛溢れる献身的な態度で臨まれたお姿に、心から敬意を表します。
少しオカルトチックな話をしますが、この井村先生はクリスチャンだということも多少関係しているかも知れませんが、僕なんかとは違う観点で物事・人などを見て、接してこられました。本当に素晴らしいお人です。
若くして不治の病に侵され、二人の娘の将来を見届けることなく、この世を去っていかなければならない悲しみ・苦しみは想像を絶します。しかし、こういう素晴らしい人が、なぜこのような過酷な運命を辿らなければならないのか?
これは神様が、「この井村先生なら、沢山の思いやりに気づくことが出来て、人の有難さ、情の深さを素直に感じ取ることが出来て、なおかつ、それをキチッと文章にして、後世に伝えることができる人だ。」、ということで、選ばれた人なのではないのかと思ってしまいます。
最期の方に、井村先生が亡くなられてからお生まれになった清子さんと、飛鳥さんの成人されたお写真が載っていますが、この清子さんこそ、井村先生のまさに生まれ変わりと思ってしまうほど、凄くよく似ていらっしゃいます。
僕は単純な人間ですから、読み終えた後に「ああ、もっと娘たちとの時間を大切にしよう。人の有難みを感謝しよう。」と思い直しました。
こんなに娘や奥さんのことを愛していらっしゃった井村先生のような人が、運命によって引き裂かれてしまった現実を思うと、今、自分が置かれている状況に、あたりまえの毎日に、もっと感謝し、時間を大切に、思いやりを持って人と接していかなければならないと、思いを強くしました。
多くの人に読んでいただきたい本です。
★★★☆3.5です。