「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

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一澤帆布と信三郎帆布

2006年10月31日 | 雑感・日記的な
京都の有名なカバン屋さんで「一澤帆布」というお店があります。

僕はデザイン的にも価格的にも、あんまり好みのタイプではないので、買ったことはありません。

でも、お店の前は、毎日ほど通ります。 

その一澤帆布が、今年の初めに、先代が亡くなったことによる相続問題で兄弟が分裂し、それまで社長を二十年以上も務めてきた三男の信三郎氏が、代表権を取り上げられ、経営に携わったことのない長男・信太郎氏が社長に就任されました。

その三男の信三郎氏を慕う多数の職人も同時に会社を退職し、一澤帆布の斜め向かいに「一澤信三郎帆布」という新しいお店を立ち上げられました。 連日長蛇の列が続き、ガードマンを立てられるほどの盛況振りでした。

細かい経緯などは・・・こちらへ

これがまた、週刊誌や、テレビに取り上げられ、一時は信三郎氏・善、信太郎氏・悪のような構図で報道されてました。

当然、職人が大量に辞めてしまった旧来の信太郎さん側の一澤帆布は開店することができず、しばらく閉まったままだったんですね。

僕も「もう、一澤帆布はアカンやろう」と思っていましたら、この10月にお店を再開されました。

もちろん、三男の信三郎氏もインタビューされて、「どちらの商品が優れているか、お客様が判断してくださるでしょう。」と強きのコメントを出しておられました。

1週間ほどは、どちらのお店も長蛇の列が続いていたんですが、今日、通りましたら、一澤帆布は相変わらず長蛇の列でしたが、信三郎帆布の方は、店内にお客さんは沢山おられるものの、外には誰一人として並んでおられませんでした。

さて、さて、これからどうなっていくのか、興味深く見守っていきたいと思います。